2010年12月17日(金)、岩手県立花きセンター(胆沢郡金ケ崎町六原頭無2-1)の本館・管理棟の傍にある「研修温室」に植えられているカラテア・ゼブリナが、大きく葉を広げていました。「花の館温室」内の「亜熱帯温室」に植えられてものと比べると大変大きいです。
クズウコン科 Marantaceae:熱帯アメリカに約30属300種ほど分布する多年草で、地下に根茎や球根(塊茎)がある。また、地上茎をよく分枝するものもある。葉は葉鞘、葉柄、葉身が分化し、銀白色の斑、濃緑色の斑紋や線紋の入る種類が多いため、観葉植物として栽培される。花は小さくて目立たないものが多い。
クズウコン科 カラテア属 Calathea:熱帯アメリカに約100種ほど分布する小型の多年草。葉は根出葉で美しい色彩模様が入る種が多い。本属とマランタ属Marantaの区別は花の構造上の点だけで、外観では区別がつきにくい。日陰、高温多湿を好み、繁殖は根分けで行われる。
属名のカラテアは、ギリシア語のkalathosによるといわれている。kalathosは、様式化されたユリの花の形をした果物かごを意味し、一説には、カラテアの仲間のある種の花の形に由来しているともいわれている。
カラテア・ゼブリナ クズウコン科 カラテア属 Calathea zebrina
ブラジル(アメリカ熱帯雨林気候区)原産の多年草で、カラテア属の中では最大の種類で、大きく育つと高さ1m以上なる。葉が最も大きくなる種で、茎葉は柔らかく、葉は長楕円形。葉幅は10~20㎝、長さ30~60㎝ぐらいになる。葉の表面はビロード状の光沢がある地に明るいグリーン(淡黄緑色)と濃緑色のゼブラ模様のすじ斑が入る。これに因んで「別名:ゼブラプラント」zebra plantとも呼ばれている。裏面は紫赤色。花は紫色(スミレ色)でマツボックリのような集合花をつける。和名:トラフヒメバショウ(虎斑姫芭蕉)。
園芸品種に’フミリオ’cv.Humiliorがある。また、葉の色が濃く、丈もさらに大きくなるものをビノティcv.'Binotii'と呼ぶ。
[誠文堂新光社発行、日本インドア・グリーン協会編「熱帯花木と観葉植物図鑑」&山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・観葉植物」&池田書店発行「観葉植物事典(監修・土橋 豊)」より]
http://blog.goo.ne.jp/pea2005/d/20110118 [peaの植物図鑑:岩手県立花きセンターのカラテア・ゼブリナ’フミリオ’]
http://www.engeinavi.jp/db/view/link/477.html [カラテア・ゼブリナ:園芸ナビ 植物図鑑]
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/c-zebrina.html [カラテア・ゼブリナ’フミリオ’'Humilior']
http://blog.goo.ne.jp/tettsuan/e/6796eb85dd6101834e00190d911dfc96 [カラテア・ゼブリナ(フミリオ):気儘にブログ]
http://jusa.sakura.ne.jp/zukan/ca-zebrinal.html [カラテア・ゼブリナ:hanazukan]
http://jusa.sakura.ne.jp/zukan/c-z-humilior.html [カラテア・ゼブリナ’フミリオ’]