(mars 2004)
このところ、何が何でもというところがなくなり、少し距離を置いてフランス語に接することができるようになってきた。入門のステップが終わりつつあるということなのだろうか。2月中旬に岡山で国際会議があった。そこで École Normale Supérieure と Montpelier からきていたフランス人2名と会う。またフランス大使館のアタシェをしている人と直接話をする機会があった。ここぞとばかり、今まで蓄えてきたものを必死に組み合わせて、酒の勢いも借りて何とかコミュニケーションを維持することができた。
2月末からアメリカに出かける。その会でもフランス人を探す。Toulouse から直接来た人と Clermont-Ferrand 出身で現在アメリカの大学で働いているという人と会う。Clermont-Ferrand と言われてもぴんと来なかったので、彼は少しがっかりしてミシュラン (Michelin) の町だと教えてくれた。パリしか知らないのだから、と言いながら。パーティで2人がフランス語で話しているところに割り込んでいって話に加わったので、最初は少々驚いていたが、話しているうちに親しみを感じてくれたようである。まさにアルコールのお陰である。去年フランスでも感じたことだが、フランス語で話しかけると彼らの反応が全く違うということ、何とも和やかな雰囲気が漂うのである。言葉を勉強する醍醐味か。ここのところフランス人と直接接触する機会に恵まれている。上達するには彼の地に行くしかないのかな、という気になってくる。
4月から日仏学院 (Institut Franco-Japonais: IFJ) のコースに通うことにした。この考えはアメリカに行っている時に出てきたのではないかと思う。IFJ に行って相談する前は Niveau 4 の文学コースにでも入ろうかとも思っていたが、実力はそこまでないということで、Niveau 2 のビジネス・文化などフランスでの生活を中心に応用可能な表現を学ぶコースにした。申込みの時に、春の DELF A5、A6の申込みもしてきた。
日仏学院