明日(5日)からパリの Grand Palais で1900年あたりのウィーンの薫りたっぷりの展覧会が開かれる。
Gustav Klimt (1862-1918)
Egon Schiele (1890-1918)
Oskar Kokoschka (1868-1980)
Koloman Moser (1868-1918)
Le Point の紹介記事には、クリムトの Les Trois Ages de la Femme が載っている (今日の写真)。どういう背景で描かれた絵かは知る由もないが(誤解を恐れずに言うと)、この絵を見ていると、人間という存在が本来的に宿しているどうしようもない悲しさが迫ってくる。それが宗教や哲学、文学、絵画、彫刻などあらゆる芸術を生み出す底にあるものかもしれない。男三代を描いたのではそこのところは伝わらなかったであろう。
先日の Cinémathèque française のこともあり、少し浮き足立ってきているようだ。