フランスに揺られながら DANS LE HAMAC DE FRANCE

フランス的なものから呼び覚まされることを観察するブログ

J'OBSERVE DONC JE SUIS

曇天の週末に想う LE WEEKEND NUAGEUX, REFLECHISSANT LA VIE

2005-10-22 16:25:02 | 

肌寒くなると、家でもコーヒーを挽きたくなる。今朝外が騒がしくなったと思ったら通り雨であった。先日の居酒屋の帰り、やや浮かれながら本屋VVに入った。若者向けなのだろうか、煩雑に物が並べられている。芸術関連の本が独特のセンスで選らばれ、他の本屋さんでは目がいかないような本にまで手が伸びる。

この日はお酒の影響だろうか、大脳皮質の抑制がなくなりその奥底に潜んでいるところが本を選び取って行ったようだ。バッグに入っていた本を翌日出してみてそう思った。

藤原新也 「メメント・モリ」 (情報センター出版局)
チャールズ・ブコウスキー 「死をポケットに入れて」 (河出文庫)
チャールズ・ブコウスキー 「詩人と女たち」 (河出文庫)
中島義道 「哲学の教科書」 (講談社学術文庫)
中島義道 「私のきらいな10の言葉」 (新潮文庫)
植草甚一 「ぼくの東京案内」 (晶文社)
ジューン・ローズ 「モディリアーニ」 (西村書店)
Taschen の画集が2冊
ドーリス・クリストフ 「アメデオ・モディリアニ」
Luigi Ficacci "BACON"
それに「Coyote」 という旅の雑誌まで入っていた。この頭の中には何が入っているのだろうか。

今日、その中のいくつかをゆっくりと眺める。まず藤原新也の 「メメント・モリ」 について。

「メメント・モリ」は Mémento Mori。"Souviens-toi que tu es mortel." 「死する存在であることを想え」 という意味のラテン語とのこと。体を動かして、それにより頭も刺激されているかのように見える人から出る (机の上からは決して出てこないような) 言葉が添えられたこの写真集にはインドが溢れている。4-5年前に仕事で訪れたインドの景色と時間の流れが蘇り、じっくりと見る。原始の世界を垣間見るようなところもあり、興味をそそられる国である。

他のものについてもいずれ触れてみたい。買った時の精神状態がその後の意欲に結びつく。その時に盛り上がっていれば、その記憶のため時間が経ってからでも気持ちよく読み進むことができるという傾向があるようだ。

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