フランスに揺られながら DANS LE HAMAC DE FRANCE

フランス的なものから呼び覚まされることを観察するブログ

J'OBSERVE DONC JE SUIS

メディアとは QU'EST CE QUE LES MEDIA ?

2006-01-25 19:53:56 | Weblog

株取引に絡んで大きな騒ぎになっている。外から見ているだけなので、詳しい実態はわからない。気になったのは、それ以前には扇動する方に回っていたのが、今やその正反対の態度を取っているメディアである。このように空気が一瞬にして180度変わってしまうことをしばしば経験する。そして終わってからそれ以前の態度を反省しなければならないとメディアは言う。いつもである。そして反省されることなく、同様のことがいつまでも繰り返される。その意味では、いざという時には学習機能が活かされない存在、それがメディアだと理解するしかない。そう思ってみていないと大変な目にあうことになるだろう。

今回の主人公についてはいろいろな評価があるだろう。私の場合、彼の中にある既成・既存のものには頼らないという考えには自分と同質のものも見たが、フランス語を始め、美しいものを探したり、自分なりにより深くものごとを見ようとし始めていた時期だっただけに、アメリカのある部分にありそうな先鋭化された考えの中に香りがほとんど感じられないことに気付いていた。違和感を持っていた。

週の初め、NEWS23に出ていた読売の渡辺恒雄氏の話を聞き、私と非常に近い意見を持っていることを知り驚く。日常生活だけを見ていると変わったところは見られないが、メディアで取り上げられているいろいろなものを見ていると確かに異常である。われわれのどこかに目の据わったところ、現実を検証しようとする心と力、科学的なものの見方などが欠けている。昨日も触れたが、現実を見る時に想像の世界を、過去や他の文化のレファランスを意識的に持ち込む必要があるようにも感じられてしようがない。あるいはいつの時代もそういうものなのだろうか。歴史に詳しい方のお話を聞いてみたくなる。

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