フランスに揺られながら DANS LE HAMAC DE FRANCE

フランス的なものから呼び覚まされることを観察するブログ

J'OBSERVE DONC JE SUIS

古代の記憶 - リュシアン・ジェルファニョン (I)

2005-06-06 20:33:48 | 古代・中世
Heinrich Schliemann (1822 - 1890)


先週の Le Point を開いてみる。Idées Philosophie というセクションがあり、「古代の記憶」 « La Mémoire de L’Antiquité » が目に入る。「生ける百科事典」(une encyclopédie vivante)と呼ばれる哲学者にして歴史学者のリュシアン・ジェルファニョン (Lucien Jerphagnon: 1921 -) とのインタビュー。今年で84歳になる。初めての名前なのでネットを調べたところ、彼の仕事は日本でほとんど紹介されていないようだ。

テーマは主に古代だが、中世にも触れられているようだし、最近このブログで取り上げた名前がどんどん出てくる。

« La nausée » de Sartre avec l'accablement de Roquentin (3 juin 2005)
sous la direction de Jankélévitch (7 mars 2005)
mon maître Canguilhem (17 mars 2005)

さらに Lire.fr を調べてみると、去年の記事が出てきた。その最初の文章が何と一週間前のテーマ (31 mai 2005) と繋がっているのである。

Il a lu cinquante-deux fois « Le nom de la rose » et ...

彼はウンベルト・エーコの「薔薇の名前」を52回読んだというのだ。余りにも出来過ぎなので、全部読んでみる気になってきた。

古代の記憶 - リュシアン・ジェルファニョン (II)
ジェルファニョン再考


コメント
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