マタニティー
今日は妊娠前半を想定した基本製図方法を解説します。
次回は妊娠後半、そして応用を引き続き解説していきます。お楽しみください。
(★印は「スーパーパタピッ セット」に含まれるソフトです。)
※ パタピッユーザーはセット購入者が大半を占めますので、ブログではセットユーザーを対象に製図解説を進めます。
その為、このデザインの身頃は、のスカート部分との身頃部分を組み合わせて製図する方法を解説します。
セット以外のスーパーパタピッ ソフトの中で最も適合するソフトは、です。組み合わせの面倒なくでき上がりますので、単品でご購入のユーザーは、最も適合するこのソフトをご使用ください。
マタニティーだから「ワイド」を・・・と選択するところですが、お腹周りのゆとりは後で加えますので、お腹以外のシルエットは好みのソフトを選択して構いません。バストやアームホールをぴたっとフィットしたシルエットを好む方は「スリム」を使用しましょう。でも、おなかの赤ちゃんの為にも、お母さんが動きやすくくつろぎやすい「ノーマル」をお勧めします。また、部屋着として製作する場合は、「ワイド」が良いでしょう。
下表を参考にパタピッに数値を打ち込むと基本の身頃製図ができ上がります。下表の「あなたのサイズ」を参考にあなたの数値を打ち込みましょう。
S,M,Lは参考数値としてご利用ください。
今回の製図はあまり大きくないおなかを想定した製図を解説します。
次回は大きなおなかのマタニティードレスを解説します。
体型的に癖のある人は、マニュアルの「補正解説」を参考に操作しましょう。
パタピッ ご購入時に分かり易い操作マニュアルが付きます。
「入力項目」の名称の意味や採寸箇所等はマニュアルが詳しく解説しています。
ヒップは実寸より大きく(+10)入力してゆったりさせましょう。
数値を打ち込んで数秒待つと、下の製図が画面に現れます。そのまま印刷すると実物大型紙ができ上がるよ。(A4、A3 プリンターは自動分割印刷が可能)
画面の製図はとを組み合わせた製図です。(組み合わせ方法は、7月13日のブログをご覧ください。)
は、組み合わせの手間は要りません。
この製図を変更なくそのまま作った服が右写真です。普通のワンピースです。
前ダーツを縫わずに仕上げた服が右端写真です。前ダーツを縫わないだけでもおなかにゆとりが出ます。5、6ヶ月のおなかでしたらこの方法でも良いでしょう。
さらにゆったりさせる製図の展開方法は下図です。
青色で変更線を区別しました。
この製図のでき上がりは文頭の写真です。
マタニティーらしくなりましたね。
マタニティーの製図は、基本的にはどのデザインもこの方法です。
もっとおなかが大きくなると、もう一つの展開作業がありますが、これにつきましては後日ご紹介します。
マタニティー製図の基本を覚えると、ワンピースに限らずブラウスソフトやスーツソフトなどでも同じ方法でマタニティーができ上がります。
応用方法を覚えましょう。
余分な線を消すと左製図のようになります。身頃が完成です。
上身頃の前後アームホールを計測し袖ソフトを呼び出して入力します。
アームホールの計測は、アームホールの線上をクリックすると画面に計測数値が表示されます。簡単です!
画面に現れた製図(左)はそのまま印刷して使用。
上身頃の前後ネックラインを計測し襟ソフトを呼び出して入力します。右の製図が自動で画面に現われます。
「後襟幅」入力欄は「3cm」と打ち込みましょう。(好みの幅を打ち込んでも構いません。)
3タイプの襟の一つを選択する。(右図)
襟先の表現は自由です。形を変えて個性を表すこともできます。
ソーイングDVD(ブラウス基礎編)では、上のデザインの襟、前立て、半袖の作り方を動画で詳しく解説しています。(前立ては同DVDで解説する「短冊」の作り方が参考になります。DVDはブラウスを題材に作り方を解説していますが、上のデザインは、ブラウスの作り方とよく似ています。ご利用ください。