セグメントゲームズ

元ゲームプランナーという、しがない肩書きだけが取り柄のゲームブログ。生ラジオの告知が中心で、たまにテキスト対談を更新中!

ゲームセンターCXのレンタルDVDを見てみました(vol.1~6)

2009年10月02日 21時47分16秒 | 【旧】購入・レビュー話


いい加減ずっと気になっていたので、『ゲームセンターCX』のDVDを見てみました。

見たのは、レンタルDVDのvol.1~vol.6です。ネットでのレンタルの初回無料期間をうまく利用したので、実質タダで見させてもらいました。セコいですね~(笑)
ちなみに現時点では、vol.7・vol.8もレンタル開始していますが…利用プランを変えなくてはいけなかったり料金が高いしで、今回は諦めました。


◆収録内容の紹介◆

●vol.1
◆プリンス・オブ・ペルシャ
SFCとは思えないくらい滑らかなアニメーションでしたね。『スーパードンキーコング』シリーズに匹敵するくらい。洋ゲーは昔からクオリティが高かったんですな。
とはいえ、動きがリアリティすぎるせいで、ゲームとしてはすごく難しそうでした。3Dになったことにより、横スクロールアクションとかでどこまで地上に足が付いていられるか?みたいなのか分かりにくいのと、同じ感じですね。

魔界村
言わずと知れた鬼畜アクションゲーム。
私、小さい頃に最寄りの宿舎で筐体があって、何回か挑戦した記憶があるんです。まあ、当時レッドアリーマーを超えたことはなかったわけですが(笑)
ファミコンミニ版も買ってプレイしましたが…結局まともにはクリアできず、最後は裏技使って、ラスボスだけ倒しました。最低です(笑)

●vol.2
アトランチスの謎
名前だけは聞いたことがあったタイトルです。全100面というのは、当時はなかなかやりごたえがあったでしょうね。
しかも、理不尽なワープ方法。当時の攻略担当者やユーザーは、どうやってあんな隠しワープを見つけたんでしょうかね?特定のポイントでわざとやられるとか…。

高橋名人の冒険島
ミスして武器がなくなった時の悪夢といったら…。一瞬にして、避けゲーになりますからね。
ちなみに私は、ファミコンミニ版で経験して、とりあえず全クリアはできました。…めちゃくちゃ時間がかかった記憶があり、しばらく他のGBAタイトルは遊べなかったと思います(笑)

ソロモンの鍵
これも名前だけは聞いたことがあったんですが、パズルっぽいアクションゲームだったんですね。
面白そうだと思いましたが、ラスト10面での死亡時の仕様が…今なら、間違いなくクレームものですね。

●vol.3
忍者龍剣伝(ディレクターズカット版)
名前すら知らなかったタイトルですが、ちょっと『悪魔城ドラキュラ』っぽさを感じました。それの忍者版というところでしょうか?(メーカーは違うけど)
無限にコンティニューができるからわりといけそう…と思いましたが、ラスボスの仕様は…あり得ない。本当にクリアさせる気がない仕様でしたね。これでも昔は、そもそものゲーム数が少なかったですから、当時のユーザーは必死こいて攻略したんでしょうね。

ロックマン2 Dr.ワイリーの謎
このテのロックマンは、Wiiウェアで購入した『ロックマン9 野望の復活!』が初めてだったりするので…。まあ、基本的な構造は同じですね。
気のせいか、多少はラクそうに見えたんですが…まあ、きっと気のせいでしょうね(笑)

◆魂斗羅
何気にプレイ経験ありなタイトル。もっとも、ステージ3までしか行ったことないですが(笑)
まさか、裏技でステージ選択があるなんて…知らなかったですわ。

●vol.4
マイティボンジャック(完全版)
全く知らなかったタイトルなんですけどね…かなり鬼畜ですね。横スクロールアクションゲームとしては、魔界村も遥かに凌ぐんじゃないでしょうか?だってそもそも攻撃できませんし。
3日間の挑戦+最後にはイベント会場での挑戦にまでなだれこんで、DVD越し(?)で見ている私も緊張しました。

●vol.5
大魔界村(DVD限定ディレクターズカット)
私もバーチャルコンソールで、せこい保存方法を利用して1ヶ月もかけてクリアしました。これを1日でクリアと考えると…死ねますね。ホント。
私はステージ4の後半がかなり苦労しました。特にボスがトラウマ…。

◆海腹川背
以前から名前をチラホラ聞いたことがあって面白いとは聞くんですが、ゲーム内容自体は全く知らなかったです。初めて見て、確かにかなり面白そうでした。ルアーや釣り糸の挙動とか、よく当時にあんなプログラムが作れたな~と思います。
ただ、同時に鬼畜そうでもありましたが(笑)

●vol.6
妖怪道中記
私、これを原作(ファミコン版?)でプレイした記憶があるんですよね…すごくおぼろげに。ただし、1面から全く進めていなかったことも記憶に残っています。何というか…ゲームオーバーの音だけ明確に覚えていましたもん(笑)
たった1機(ライフの概念はありましたが)で全クリアを目指すとか…これも鬼畜な仕様ですね。しかもマルチエンディング…。

◆クイズ殿様の野望
まさかのクイズゲームですね(笑)
こういうのって、頑張るとかそういう問題じゃなく、もはや知識の問題ですからね。普通はどうしようもなかったらどうしようもないものですが…ただ、AD郡などが一緒に答えの助太刀をすることで、何とかなったという感じでした。
しかし、まさにちょっとしたクイズ番組みたいになっていて、これまでの挑戦とはちょっと違いアットホームな楽しさがありました。ただ、これもコンティニュー数は限られていますので、最後はやっぱり緊張しました。

●たまに行くならこんなゲームセンター
全DVDに1~2箇所ほど紹介がありました。ほとんどがレトロなゲームセンターを扱っており、懐かしいものが色々と。
ああ~…あの頃にまた戻ってみたい。ここ数年の間で、こういったアナログな筐体ゲームがすごく恋しくなりました。やっぱりデジタルゲームの筐体って、ほとんどがいわゆる運ゲーで、しかも機械で決まっちゃうようなものなので、どこか納得がいかないところがあるんですよ。私達はただ金を払っているような気がして。
アナログだったらそういった印象を緩和してくれますし、何より10円をはじいて転がすとか、玉をはじいて入れるとかだと自分の力加減も関わってくるので、俄然やる気が出ちゃうんですよ。最近は本当にそういったゲームが少ないですから…寂しいものです。

ちなみに、東京に『ゲーム博物館』というものがオープンしているというのを、PSP『まいにちいっしょ ポータブル』で知ったんですが…いつか『東京ゲームショウ』に行ったついでに寄ってみようかと企んでいるわけです。1日ゲームショウ、1日ゲーム博物館でね。
ただ、位置的には東京駅から見て反対っぽかったので、実現するのはかなり苦しそうですが…。

●レンタルDVD特典映像
こちらも全DVDに収録されていましたが、いわゆる購入するタイプのDVDには入っていない、レンタルDVDのためだけの収録映像みたいです。
内容はほとんど、DSで発売された『ゲームセンターCX 有野の挑戦状』シリーズの宣伝でした。それでもちょっとしたボケやネタがあったので面白かったですが(笑)


◆partygameの感想◆
こうやってちゃんとした形で見たのは初めて(以前は『みんなのニンテンドーチャンネル』でしか見たことなかったので)でしたが、いや、面白いですね。何回も見ちゃいます。

まず、何というか…取り上げられるゲームというゲームが全て鬼畜ですね。そもそも難易度の高いものもありますし、コンティニューやなかったり残機数が少なかったりと、システム面で鬼畜なものもありました。
DSiウェアの『ノロイ ノ ゲエム 血』でヒイコラ言っていた私でしたが、やっぱり昔はそんなゲームが山のようにあったんですものね…。まあ、今のゲームでこれらの作品のシステムが入っていたら、間違いなくボロクソ言われるんだろうな~と思いますが…そう考えると、ゲーム業界は新しいうちが幸せでもあったんだろうな~とも思わせられるわけです。1つのゲームにそれだけの時間と労力を打ち込んで楽しめていたわけですから。

反面で、まあ…ちょっとイヤな言い方をしますと、最終的には「仕事だから」という割り切りで、この挑戦ができなくもないとも思えちゃうわけです。ただ単に遊ぶだけだったら絶対にイヤですが、仕事でやって欲しいと言われれば、私でも正直できそう…というか、やるしかないですからね。私がゲームクリエーターとして、もしこれまでに興味のなかったジャンルを担当しろと言われた時に、仕事のためにそのジャンルを知ろうとするのは、当然の業務だと思いますので。
とはいえ、普通に見ている分には、ほとんどそういう「仕事くささ」がこの番組からは感じませんでした。それはきっと、有野課長が常にボケや笑顔を絶やさないからだろうな~と思っています。ゲームをやりきること自体も凄いですが、なによりムードメーカーであり続けていることが、有野課長の魅力であり、この番組の魅力であると感じました。


◆ちなみに、番組スタッフで好きな人◆
様々なADやその他番組スタッフが色々おられましたが、個人的には元ヤンキーのカメラマン阿部さんが一番好きですね。ある種あの人が番組の権力(?)を握っている感じで、基本まったりとした番組に、一本筋を通しているような存在だと思います。
ADメンバーの中では…そうですね~…イノコMAXならぬ、井上さんが一番好きかな?なんか、いかにも初々しい感じとかが人によってはイラッとするかもしれませんが、私は好きです。誰だってこんな状態から始まったんだもの、と思えるような感じです。
それに、vol.4のマイティボンジャック挑戦では、残機数をひたすら増やす一番の名脇役として活躍しましたからね。あれは記憶に残っています。


◆好きだった挑戦内容◆
上記でも言っちゃいましたが、今回見た中ではやっぱりvol.4のマイティボンジャックが一番興奮しましたかね。
ボリューム自体もかなりありましたが、何より最後にはイベントステージにまで持ち込んじゃいましたし、私も観客のつもりで一緒に見て驚き、悔しがり、喜ぶことが出来ました。

次項は「忍者龍剣伝」ですかね。あのゲームのラストステージの仕様は本当にありえね~と思って、それを有野課長+3人のADが協力して挑む様は、格好良かったです。


以上。
機会があるなら是非、DVD-BOXのバージョンも見てみたいものです。
が…高いですね…。価格も全然下がっておられない。まあ、それは素晴らしいことなんですけどね。
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2 コメント

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Unknown (tapioka)
2009-10-05 21:34:29
とうとう見ちゃいましたか。
GCCXは見始めるとクセになりますよね。

有野さんがあれだけ難関ゲームばかりに挑戦させられてもいまだに番組が続いているのは、確かに仕事として割り切っているからという部分が大きいかもしれません。番組の端々でそのようなコメントも見られますし、今の時代あんなマゾなゲームを自分からプレイして、しかもクリアまでして楽しもうなんて人いませんよね。
ただそのことに対する有野さんへのケアはそれなりにあるようです。実際放送は二週間に一回だったり、10回くらいごとを1シーズンとして一区切り付いたら数カ月放送を休んだりしてます。
GCCX関連の本などを読んでいると、有野さんとスタッフとのアットホームな関係が垣間見えてきます。

ただスカパーに加入していない人はここからが悩みどころではありますよね。
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Unknown (partygame(管理人))
2009-10-05 23:42:52
>tapiokaさん
>>番組の端々でそのようなコメント
確かにありますね。ただ、それすれもあまり番組くささを感じないんですよね。何と言うか…有野「課長」って言っちゃってるし、みたいな感じです(笑)そもそもそういう設定なので「エンディングを見せるのが課長の仕事ですからね」と言われても、それはそういう何というか…ドラマチック的な展開に見えちゃうのです。

>>有野さんへのケアはそれなりにあるようです
あ、そうなんですか。まあ…何年も定期的にあんなマゾゲー続けていたら、本当におかしくなりそうですからね(笑)
ゲームが本当に嫌いになられてもイヤですし。

>>スカパーに加入していない人はここからが悩みどころではありますよね
今は、スカパーでしか見れないんでしたっけ?確かに加入はしていないので…まあ、仕方ないと割り切っていますが。
こういう番組はどうしてもコアもコアなものなので、メジャーにはならないんだろうな~とは思っていますが、知る人ぞ知る人に愛され続ける番組としてこれからも定着していけば、それでいいんじゃないかと思います。有名になればいいというものでもありませんから。
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