セグメントゲームズ

元ゲームプランナーという、しがない肩書きだけが取り柄のゲームブログ。生ラジオの告知が中心で、たまにテキスト対談を更新中!

DS『メタルスラッグ7』 ファーストインプレッション

2008年07月20日 23時22分34秒 | 【旧】購入・レビュー話

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メタルスラッグ7
対応ハード : DS
発売日 : 2008/07/17
希望小売価格 : 5,040円(税込)
ジャンル : 2Dアクションシューティング
プレイ人数 : 1人
CERO : B(12才以上対象)


○ナンバリングタイトルのシリーズ最新作がDSで!
今作は、2Dのドットアニメーションで描かれる硬派なアクションシューティング『メタルスラッグ』シリーズの最新作で、ナンバリングタイトルとしては初めての、携帯ゲーム機のみでの発売です。(今のところは)
シリーズでは最多の全7ステージが用意されたメインミッションに、あらゆるミッションに挑戦するコンバットスクールが収録されています。


○操作説明
十字ボタン左右…移動
十字ボタン上…上を向く・照準を上にする
十字ボタン下…しゃがむ
Yボタン…メインショット
Bボタン…ジャンプ
Aボタン…手榴弾

Lボタン+Yボタン…近接攻撃
本来は、傭兵などがそばにいる時にYボタンを押すと自動で近接攻撃になるわけですが、この操作だと条件に関係なく近接攻撃が出せるみたいです。
…意味があるのかは知りませんが(笑)

Rボタン…武器の変更
これは『メタルスラッグ6』から導入されたシステムで、武器は最大2つまでストックしておくことができます。Rボタンを押すたびに武器が切り替わったり、あえて武器を使用せずに通常弾にしたりもできます。

Lボタン+Aボタン…武器を捨てる
ストックは最大2つで、2つストックされている時に新しい武器を獲得すると、ストックされている武器が1つ消えます。ある程度の法則性はあるものの、どちらが消えるかはイマイチ分かりません。
というために、いらない武器を取ったり、弾数が少なくなってきたら、この操作で武器を捨ててストックを空けておきましょう。もっとも、私はそんな余裕もないですが(笑)

十字ボタン上+Lボタン+Yボタン…特殊動作
キャラによって様々です。詳細は…買ってから説明書を見てください(笑)

十字ボタン下+Bボタン…スラッグ(兵器)から脱出する
スラッグに乗っている状態でLボタン…メタスラアタック(自爆の体当たり)


なお、ボタン操作は変更可能です。


○モードの紹介

◆メインミッション
全7ステージを攻略しましょう。難易度を3つから選んだ後、キャラクターを6人から選択してゲームスタートです。
なお、今回は、一度でもクリアしたステージは選択でき、途中のステージから始めることもできます。

難易度は以下の3つ。

ビギナー:
通常弾がヘビーマシンガンになります。
敵の耐久度が下がります。
コンティニュー数は9回まで。

ノーマル:
通常です。
コンティニュー数は5回です。

ハード:
的の耐久度が上がります。
兵器などの発射間隔が短くなっています。
コンティニュー数は3回です。


◆コンバットスクール
シンシア教官のもとで全80種類存在するミッションをこなしていくモードです。ミッションタイプは5つあります。

・目標殲滅…最も標準的なミッション。ミス回数が少なかったりクリア時間が短いほど評価が高いです。

・物資回収…アイテムを1つでも多く回収するミッション。回収率が高いほど評価が高いです。

・捕虜救出…捕虜を救出するミッション。救出率が高いほど評価が高いです。

・拠点攻撃…ボス戦ミッション。ミスが少なかったりクリア時間が早いほど評価が高いです。

・特別訓練…ちょっと変わったミッション。条件はさまざまです。


訓練をこなしてポイントを一定数獲得すると、どんどん階級が上がっていきます。階級によって、シンシア教官の態度が…変わるみたいですよ。


◆プリズナーリスト
今までに助けた捕虜を確認できます。見つけただけではなく、クリアしてちゃんと助けたところまでいった捕虜しか反映されていません。


◆ランキング
それぞれ難易度別に、スコアとクリア時間が記録されます。ただし、クリア時間はステージ1から最終ステージまでクリアできた時にしか記録されません。


◆オプション
操作の変更、BGMやSEの音量調節、セーブデータの消去などができます。また、「オートファイア機能」をONにすると、ボタン押しっぱなしで連射してくれるようになります。連打が面倒な人はご利用ください。


●DSであるメリットとデメリットはあるが、変わらず安心な完成度
---DSのメリットとデメリット
DSにしたことでのメリットは、画面全体が把握しやすいこと。アーケードの大きな画面では、視界外からの弾を見逃したりして口惜しい思いをしたりすることがあったので(笑)
デメリットとしては、やはりDSの解像度は高くないので、全体的に絵を小さく作っており、絵がちょこっと潰れている感があります。といっても、アニメーション時は全く気にならないので、別に良いかと。少なくとも、私は別に気になっていません。

あと、まあアーケードの感覚に慣れてしまっているヘビーメタスラユーザーは、DSの完璧とは言いがたいボタン操作感覚に、辟易するかもしれません。
私も、実はこっそりPS2の『メタルスラッグ コンプリート』を購入しているわけですが、今までわりとアーケードで慣らしてきた感覚があったので、さすがに同じようにとはいきませんでした。PS2ならまだ、家庭用のアーケードコントローラーを買えばまだ何とかなりますが、DSはそうはいかないので…。そこは、プレイしたい人は割り切ってください。


---下画面のマップ機能
あと、下画面がマップになっている点ですが、まあ…隠れアイテムや隠れ捕虜が記録されるというのはいいと言えばいいですが、今まで覚えていたので、ファンユーザーからすれば「いらね~」という感じでしょうね。
何となく…そもそも2画面の必要性はないと思われるこの作品。別にDSで出す理由は「ユーザーの絶対数が多いから」でもいいんですから、2画面あるから2画面使用しなければいけないということではないと思うんですよね。そんなことを考えて、従来シリーズの最新作とかを失敗作に追い込むくらいなら、『世界中の迷宮』のように使わない時は下画面が真っ暗!というほうが、まだ潔いと私は思っています。


---難易度・ストーリー
難易度は…個人的には今まででは4が一番難しい(というか、あれば微妙にバランスが悪いと言うか…)と思っていますが、それに準ずる難易度です。ノーマルでもコンティニューが5回までなので、(ステージ1からの)全クリアはかな~りキツいです。
逆に、ビギナーでしたら9回コンティニューできますし、無制限のヘビーマシンガンがあるのでたぶん、誰でもクリアはできそうです。その、ビギナーとノーマルの格差が激しくて、ビギナーをクリアできたから、次にノーマル…とは、何とも行きづらい感じです。まあ、難しいくらいが硬派なこの作品らしいと言えばらしいですが(笑)

何となく意味ありげなストーリー展開も、結局最後までしっかり語られることはなく。まあ、想像に任せているとも言えますが。たぶん私は…未来からモーデン兵が来たのではないかと思っています。


---コンバットスクール
コンバットスクールは、ステージごとにミッションが作られているので、同じステージを繰り返す作業感が微妙です。なので、あまりコンバットスクールをメインのつもりで購入すると、肩透かしを食らいます。オマケもオマケ程度に考えるようにしてください。
とはいえ、ボス戦のみのミッションとかもあるので、ボス戦だけ楽しむことができたりするのは、ちょっと嬉しいかも。


---総評
以前プレイした『メタルスラッグ アドバンス』のようなヘンな仕様(?)は全くなく、シリーズ通しての完成度は充分に受け継がれていると思います。
コンバットスクールの過度は期待は禁物ですが、純粋なメタスラファンなら、購入して損はないと思います。それこそ、小さいことにもうるさいスコアラーとかは色々グチグチ言うかもしれませんが、割り切れば楽しめるはずです。イヤなら、グチグチ言ってアーケード版でも期待していてください(笑)
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