parismaris's days*

春、たけなわ!① (庭だより*2024.春)

『さくら散歩』を楽しんだ、近所の桜並木が葉桜に変わったころ。

わが家の草木たちも本格的に動き出し、そこからは一気に庭が春の景色となりました。


そんな庭の手入れにかまけてばかりで、記録代わりに日々撮る写真の整理がまったく追いつかず、もう大変!

なので、今回の『庭だより』は、約ひと月ぶんの『春』を一挙出し。
(毎年この時季はこう言ってる気がするけど…)




わが家側のチューリップ。

今年は、透明感のある明るい色をチョイスしました。
昨秋に球根を植えたときには、なんだかそんな気分だったの(笑)




庭にはいろんな花が咲きますが、この時季のチューリップは格別。

咲き揃うと、気分がアガります*



ティアレラ 『スプリングシンフォニー』

小型のティアレラです。

庭の入り口を縁取る、シルバープリペットという中木(…なはずのに、うちでは巨体化してて、もはや高木)の足元で毎年咲きます。

小型品種ということもあって、とても静やかに咲く花ですが、妖精然としたこの姿がなんともかわいくて、お気に入りです*



ユキヤナギ(雪柳)

これはまだ、桜が咲いていたころの写真。

庭のほぼ中央で、あえて長尺に仕立てているユキヤナギが、今年も真白によく咲きました。




そして、その同じ場所の現在の景色が、こちら。



ヤマブキ(山吹)

ユキヤナギに代わって、いまこの場所の主役を張るのは、八重のヤマブキです。

…このヤマブキね、植えてから13年間、一度だってまともに咲かなかったんです。

咲いたとしてもほんの数輪、それもなぜか秋に!(意味わからん…)

そんな狂い咲きが変に定着してしまっていて、これはもう矯正できないしだめだなと、私も母も匙を投げていました。

それが、13年もの時を経て、今春いきなりこの姿に。
なんで? どないしたん?? 何があったん???

そう母も私も驚きつつ、初めて見るこの景色に見惚れています。



タチツボスミレ(立坪菫)

ひとり生えしたものが種を落とし、アリたちによって運ばれて、庭のあちらこちらで毎年咲きます。



白花のタチツボスミレ

これも旧庭時代からあるスミレ。

薄紫色のタチツボと同様に、ひとり生えしたものが、タネで自然と受け継がれているようです。



アリアケスミレ(有明菫)

こちらは園芸店で買ってきて、私が植えたもの。
日本のスミレです。

私が管理している“スミレゾーン”で増えてくれるように、ただいま調整中。



アメリカスミレサイシン 『フレックス』

吹き付け模様がおしゃれな、北アメリカ東部に自生するアメリカスミレサイシンの一種です。

日本のスミレとは違って、根がワサビのように太くなり、繁殖力も旺盛。

なので、2年ほどをかけて、鉢植えにしたこの親株から種を飛ばして庭のスミレゾーンにも咲くようにしてみましたが…今後は広がりすぎないようにちょっと手を入れていかなきゃいけないかも。



黒葉ビオラ 『ラブラドリカ』

多年草のビオラです。

こちらは庭の入り口の、芝がハゲちゃった部分にタネを落とすべく、お仕事中。

おかげで、いい感じに増えてきました*



ビオラ 『エラチオール』

ヨーロッパの原種スミレで、茎が長く立ち上がるのが特徴です。

一昨年から育てていますが、今春ようやく複数の花をつけました。

この地の夏は蒸し暑すぎるので、欧州うまれのこのコがそれに耐えられるのか、実験中。

今のところ、生長速度はやや遅いものの、とても健やかです*
このままがんばれ!



カジイチゴ(梶苺)

根の張りが恐ろしい植物なので、大鉢仕立てにして、さらには決して地面に食い込むことがないように、犬走のコンクリートの上で育てています。

その花が、今年は爆咲き。

夏に、黄色くあまーい木苺がたらふく食べられそうで…うふふ* 楽しみ!



ムスカリ

ここは庭の外、私の敷地内の、来客用駐車スペースの端っこです。

もともとは芝が植わっていたのですが、暑さで枯れ果てて、それからは私と母との実験場(笑)

コンクリートの自宅壁と、コンクリート敷きの駐車スペースとに挟まれた、幅10センチほどの、植物には過酷な環境です。

さらには、この土の下15センチほどのところに庭の照明の配線が走っているので、深く掘ることもかなわず、植えられる植物は限られていて。

いままでいろんな小苗を植えたり、タネを蒔いてみたりしてきましたが、なかなかきれいな定着には至らず…(セダムでさえも一部は蒸れ枯れた…)

なので、今年は原点に立ち返って(?)、ムスカリの球根を並べ埋めてみました*


咲き揃うと妙に規則正しすぎて笑えてきますが(苦笑)、まぁ、これはこれでおもしろい…かな?

ここと並行に道路があるので、道行くかたがたもこれを目にとめて、くすくすと笑っておられました。



トリフォリウム・カンペストレ

…で、ムスカリが咲き終わった、いまのその場所の姿が、こちら。

8年ほど前に植えたトリフォリウムが毎年タネを落として、勝手にこうなります。
(この下にムスカリも元気でいます、いまとのところ*)

一度きちんと整理しようかとも思ったのですけれど、母がこの景色を気に入っているので、そのままに。

ま、ゆるゆると様子を見ていきましょう。


ガーデニングをしていて、つくづく思うのは。
気が長くなきゃだめだな、ということ。

見守るのも年単位だし(一年草以外)、その間の観察も大切だし、もちろんその時季や都度の世話も必須。

それを植物の数だけ、毎日、毎月、毎年繰り返す。

これはなかなか大した道楽だな…と今さらながらに思っています。


その道楽の、春のおはなしは、次回へと続きます*
(写真整理、がんばる…!)

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