ひっくり返ったおもちゃ箱

アジアのドラマや映画、少女マンガ、アニメ、小説などの感想と妄想箱。
ネタばれ全開です。未見の方はご注意ください。

16話「流れ星の奇跡」その5

2013-11-10 | イタズラなKiss~Love in TOKYO
お待たせしました、とうとう!あのシーンでございます!

もう、思いがいっぱい溢れて、うまく文章に出来ない~~~。書いては消しの繰り返しでした。
でも、いいかげんアップしなければね、というわけで16話、その5であります。




入江くんが呆然と雨に打たれているころ、あい原では。





「なぁ、琴子、この前の返事、そろそろ聞かせてくれへんか」と真剣な金ちゃん。





一瞬、固まる琴子。
なかなか答えることが出来ません。

金ちゃん、早まっっちゃダメだよ!







 「ごめん、もうちょっとだけ考えさせてもらっていいかな」



呆然とする金ちゃん。
「やっぱり忘れらへんのか、入江のこと」
「そんなこと…!」



 「なら、なんやねん!」


「オレ、ずっと琴子のこと、見てきたのに…前、見てくれや…あんな冷たい奴のどこがええねん。」
「金ちゃん」

「あんな冷たい奴のこと、オレが忘れさせてやる」と琴子に詰め寄ります。



抵抗する琴子。
 「あっ!やめて、入江くん!」

あ~言ってしまいました・゜・(ノД`)・゜・


その言葉に固ってしまう金ちゃん。
自分の言ってしまった言葉に驚く琴子。




「ごめん、金ちゃん」
「ほうか、やっぱり入江なんか」







「ごめん、ホントにごめん」




 と琴子は店を飛び出していきました。










「ちきしょう!」







金ちゃん。…不憫や…・゜・(ノД`)・゜・

せっかく作った肉じゃがをダメにしちゃうし(そこか?)
め以子(@ごちそうさん)に怒られるよ~(おい)

私、ドラマといえども、食べ物を粗末にする演出ってダメなんですよ…耐えられないの。
どんなに偉大な父ちゃんと言われても、ちゃぶ台をひっくり返す星一徹は指導者としては認められない(あ、誰も聞いてない?)
でも、この時の金ちゃんには思わず同情してしまった。
料理人の金ちゃんが、食べ物をダメにするって、ホントに辛いんだろうなぁ…。





 雨の中を走っていく琴子。

「あたしって最低だ。金ちゃんにあれだけ期待させといて、思わせぶりな態度とって、挙句の果てに出てきた言葉が入江くんだなんて…」

うん、そうだね(おい)




 

「…ずっと考えて悩んで諦めて、それなのに、やっぱり入江くんなんだ…もう、どうしたらいいか、わかんないよ。」





 木の下に座り込みます。

原作の琴子は「一生、一人で生きていって、死ぬときは棺桶に入江くんの写真を入れてもらおう」なんて言ってましたよね?あの言葉には「琴子さん、たくましい…そして潔い。」と笑ってしまった。
…この琴子はホントに普通の女の子だわね~。





 おや?水しぶきが…?





 傘が差し掛けられました。





 見上げる琴子。





 「よう」





 「入江くん?なんで?」






 「迎えにきたんだよ、お前を。」






 「迎えに来た?……私を?」

手を差し出す入江くん。

…入江さんが!あの入江さんが!と、テンション上がったのは私だけではないはず!(*´д`*)






その手を取る琴子。







立ち上がり一緒に歩きだしました。






「あいつと会ってたのか?」
「え?」

「池沢だよ。」
「ん?…うん。」

「プロポーズされたんだってな。」
「そうよ、私だってまんざらじゃないんだから」






「なんて答えたんだ?」
「なんて答えたって入江くんには関係ないでしょ…入江くんはサホコさんと結婚するんだから」

「そうだな」
「あたし、家でるね。お父さんともう決めたの。そして。金ちゃんと結婚する。」

…この辺りの光のあたり具合がいいですねぇ…。





「それで、お父さんの店を継いで…」
「あいつのこと好きなのかよ」

「金ちゃんは私のこと、高1の時からず~っと好きでいてくれたんだよ」
「お前は好きって言われたら好きになるのか」






「何よ、悪い?…私はもう何年も片思いして実らない恋に疲れちゃったの。入江くんはサホコさんのこと、考えてればいいでしょ、あたしのことなんか…」




 

傘が落ちました。








「お前はオレが好きなんだよ。オレ以外、好きになれないんだよ。」








「何よ、自信たっぷりに…そうよ、そうよそうよ。だって仕方ないじゃない、入江くんは私のこと好きじゃないんだもん。私のことなんか…。




 「!!」





 驚く琴子。























「…オレ以外の男、好きだなんて言うな。」








 「…キス…2回目。」

「3回目だろ」
「え?」



「…もう数えなくていいよ。」







琴子を抱きしめる入江くんでありました。





















という16話その5でございました。



もう、おばさん、何から書いていいのか分からない・゜・(ノД`)・゜・



とりあえず順に書いていこう、うん、そうしよう。

まずは金ちゃん…不憫や…・゜・(ノД`)・゜・(2回目)
これは…仕方ないねぇ。

文中では「うん、そうだね」なんて書いちゃいましたが、本音ではありません(ホントか?)
琴子も「金ちゃんを好きになろう」と頑張ってたけど…出来なかったんだよね。
人の気持ちって、思うままにはならないもんですねぇ。
恋に落ちる時って一瞬なのに、好きになろうと努力してなれるもんじゃないよねぇ。


金ちゃんの返事を焦る気持ちもよくわかるけど、琴子はず~っと入江くんを好きで「入江脳」になってるからねぇ。
何でも入江くんに繋げて考えてしまうと思うのよ。
この入江脳を池沢脳に変換するには、やっぱり時間が必要だわねぇ。


金ちゃんが琴子にプロポーズしたことで、入江くんは自分の本当の気持ちに気づいてしまいました。
結局、金ちゃんは間接的に「琴子を幸せにする」ポジションだったんだなぁ。
…それが自分ではなくて…「琴子が入江くんと一緒に居ること」というのが切ないよねぇ。

金ちゃん、がんばれ!もうすぐクリスが出てくるからね!





そして、入江さん。
…やっと素直になりました。┐(´д`)┌ 

こうなる…というのは分かっていても、ヤキモキして見てましたからねぇ。
私、最終回には、もっとテンション上がるかと思ってたんですが…リアル放送見た時は「やっと一安心」でした。
母心みたいな?


それよりも(こらこら)この場面の雨と傘、ライトの使い方に感心して見てたんですよ(気持ちはもう、制作サイド)。
前回、雨が降り始めた時の入江くんの気持ちに「神が降りてきた!」と書きましたが…このシーンも良かったですねぇ。



雨と雫、傘、そしてスローモーションで描かれる空間と間。




二人で傘に入って歩くシーン。
入江くんの左肩は雨に濡れちゃってます。

後ろから光が当たって、表情がよく見えません。
入江くんの言葉が響きます。

「あいつと会ってたのか?」

「池沢だよ。」

「プロポーズされたんだってな。」

「なんて答えたんだ?」

「そうだな」

「あいつのこと好きなのかよ」

「お前は好きって言われたら好きになるのか」…か~ら~の、


「お前はオレが好きなんだよ。オレ以外、好きになれないんだよ。」


そして「…オレ以外の男、好きだなんて言うな。」

「3回目だろ」

「…もう数えなくていいよ。」


いや~やっぱり入江さんだわ。・゜・(ノД`)・゜・


たったこれだけの言葉で…お見事です!

自分は一言も「好きだ」って言ってないんですよ?
そして「池沢と結婚するな」とも言ってないし、「サホコさんと結婚やめる」とも言ってないのに…。

琴子はこの時点で、金ちゃんとは結婚出来ない、やっぱり入江くんが好きと気付いてますから。
どんな風に言っても、琴子に気持ちは伝わるのですが…。

「お前はオレが好きなんだよ、オレ以外、好きになれないんだよ」とは…やっぱり、入江くんはこうでなくちゃね!



以下、思いっきり私感です。
リアルタイムで原作を読んでいた頃、このセリフには、ホントにぶっ飛びました。
そして、とどめの「オレ以外の男、好きだなんて言うな」には、日本中が震撼したと思います、いえ、言い過ぎじゃなくて、ホントに。
この言葉は少女マンガ界での伝説となり、今でも燦然と輝いてるよね~。

いわゆる「ツンデレ」キャラは、ここから、入江直樹から始まりました。

それまでの男性主人公は、人格が形成されてる人が多かったよね。
藤堂さん(古い?)なんか高校生とは思えない落ち着きだし、王子様的(ジョフレとか少尉とか…古?)キャラ、またはわんぱく子犬キャラが殆どだったと思います…あ、フィリップ様はちょっと違うわねぇ。彼は別格。



この入江くんから、ツンデレを始めとした色々なキャラの男性主人公が登場し始めたような気がする。

「みんな違って、みんないい」とは金子みすゞさんの言葉ですが、いろんなキャラクターがあって、そのキャラが成長していく様をヤキモキしながら見守っていくような…そんなマンガが増えてきたと思います。
…だって、道明寺があんなに化けるとは…連載当初は誰も想像できなかったよね?ね?



で、この古川入江くん。
…いいですねぇ~ヽ(´▽`)/

この「おまえはオレ以外、好きになれないんだよ」は、彼の叫びにも似た祈りだった気がします。
どんな思いで琴子を迎えに行ったのか。
あの雨の中、どんな気持ちで琴子を待っていたのか。
古川入江くんは、意外に普通の男の子ですからね(笑)、琴子の返事が気になって仕方なかったんだろうなぁ。


琴子が座りこんでいた木は、金ちゃんが「琴子を奪う」と宣言した時に隠れてた木でしたねぇ。
そこに座りこんで途方にくれる琴子に手を差しのべる入江くん。
そんなとこに座ってるんだから、何かあったことは察せそうですが!

…そこから、また二人の物語が始まるのかしらね



実は私、この「Love In Tokyo」を見るまでは、あまり「雨」については考えてませんでした(おい)
原作もそうだし、台湾版では「雨、降らせすぎやろ」くらいしか感じなかった。

…でも、この回を見て、なぜ、このシーンが雨だったのかが分かった気がしました。

雨の降り始めと入江くんの気持ち。
雨、雫、傘…この演出がホントに心憎いわねぇ~。
ここにも神が降りてきましたね。制作陣の愛を感じます。



琴子を愛おしげに抱きしめる入江くん。
 

気持ちが伝わってきます…良かったねぇ。
この、抱きしめた時の身長差がいいよねぇ~(*´д`*)


入江くん、これからが大変だよ?…大泉会長とか、サホコさんとか、そのじいさんとか(笑)
ま、それも充分、考えたことでしょうから~きっと、がんばって乗り越えるでしょう。
琴子もいるし、自分の気持ちに正直になれば、家族をはじめ皆が協力してくれるよね。

とりあえず、良かった。



…というところで、16話、その5終わり!
まだまだ書き足りない気もします~。後で書き足したりもするかも(笑)



4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (momo)
2013-11-11 10:37:16
コマ送り状態ではありませんか?
でもこのあたり、もう無抵抗。

画面は暗くないし(台湾)雨の量もいいし(台湾)雨の音量もいいし(韓国)。
パレアナ姉様のキャラ堕ちの履歴が、私の履歴とほぼカブってうれしかったです。
momoさん (パレアナ姉)
2013-11-12 09:04:28
momoさ~~~ん!コメントありがとうございますヽ(´▽`)/
嬉しいです~。

そうです、ほぼコマ送りです(。-∀-)
ですよね、無抵抗です~。

>画面は暗くないし(台湾)雨の量もいいし(台湾)雨の音量もいいし(韓国)。。。。爆笑してしまいました。
さすが師匠!ツッコミどころの的がぴったりでございます!ホントにね~暗くて雨が多かったですもんね。韓国に至っては、あまりよく憶えていない有様のワタクシです(こら)

あっ!キャラ堕ち履歴、カブリましたか~ヽ(*´∀`)ノ
これは嬉しいです。
「年がバレるかな~」と思っておりましたが、momo師匠とかぶるなら、大満足であります。
この間にもいろいろ入るのですが~まず、思い出すのがオスカルとか藤堂さんとか、少尉とか編集長とか、茉莉とか新悟とか…イズミルよりメンフィスの方がいいかな~…って、あ、聞いてませんね、すいません(^^ゞ
Unknown (momo)
2013-11-12 14:08:39
スネフェル(ファラオの墓)はどうですか。

私の知り合いで子どもさんに、編集長とおなじ名前をつけた人がいましたが、同じ年代の人は、長髪にしなきゃいかんと力説していました。(野球部に入部したため)
momoさん (パレアナ姉)
2013-11-13 18:42:41
スネフェル~~~~!なっつかしい!!
夢中でした。うわぁ~~~~また読みたくなってきました。
そう思うと、いても立ってもいられない!さっそく手配しなければ!

編集長と同じ名前…冬星くんですか!きゃ~~!
野球部ですか、坊主頭の冬星くんもまたいいじゃありませんか。
ウチの長女は男の子だったら、あやうくケンシロウになるところでした(夫の推薦)女の子で良かった…と正直、ホッとしましたが、冬星くんは…いいかもしれませんヽ(・∀・)ノ