卒園式も終わったところで、娘の園生活を回顧します。娘は、3歳から
西東京にある、私立保育園で「モンテッソーリ」教育法に基づく個別
保育を受けてきました。
(西東京はモンテの園は2園しかないのでわかってしまうかな?)
練馬から引っ越してきましたが、特徴のある教育方針を持つ幼稚園
私立保育園を探していたところ、こちらを知りました。
なんと市の公立保育園と同じ扱いなので、保育料も安く、保育時間も
比較的長い。お電話で話を伺ったり、見学してピン!とくるものがあり
ました。「この園なら、当分仕事も続けられて、いざとなったら小学校
受験に切り替えられる・・」
実際、園で学んだことは多かったです。教室には①日常生活の訓練
②感覚教育③算数教育④言語教育⑤文化教育という5分野にわた
る教具が、園児の手に取ることのできるところにズラリと並んでいます。
園児は自分の興味やその教具での進行ペースに合わせて、「自主的」
に教具を手に取り、「お仕事」と呼ばれる活動を行ないます。先生方は、
主に個別に、ときには同じ興味を持った園児のグループに適宜、指導を
してくださいます。しかしあくまで、強制したり、教え込むことはしません。
ポイントは、①自主的に②繰り返し③集中し④達成する です。このサイ
クルの実現により、子どもたちはあらゆる能力を伸ばしていきます。
こちらで培われた集中力・持続力は、娘が小学校受験で行った幼児教室
や家庭教師の先生にも高い評価をいただきました。
実際、受験におきましても、大変評価してくださる学校もありました。短期
間の準備ということもあり、「補欠」という形でしかご縁をいただくことは出
来ませんでしたが・・
園に対しては感謝の気持ちでいっぱいなのですが、やはり保育園という
こともあり、「ドタバタ感」はありました。また、公立園に準ずるという意味
で「平等」ということも重視され、あまり「教育面」でのメリットを強調はされ
ませんでした。
ですが、個別の相談にはとことん向き合ってくださる園であったと思いま
す。先生にもよるのでしょうが、娘が年長時にお世話になったベテランの
先生方は本当にすばらしい方でした。「家庭教育」の大切さを認識させ
られたのも、先生方とのお話の中ででした。
まあ、モンテの教具は一つ一つ大変高価で、最低2万~3万円はします
ので、それらを使用できただけでもお徳だったかな~と思います。
また、一斉活動がないかというとそうでもなく、ある時間になると、一斉活
動や外遊びが当然入ります。また行事に対する熱意も相当なもので、こち
らも一斉活動の一環でしょうか?
個別と一斉のバランスは取れていたと思います。
娘の習い事で他の幼稚園にお邪魔することもあるのですが、壁一面に
同じテーマで書かれた園児の絵や、一つの作品を皆で仕上げたものが
掲示してありました。普通の園では当然の掲示物なのでしょうが、モンテ
の園では全くなかったですね。
書けばキリがないのですが、かなり特徴的な幼児期の教育経験であった
といえます。
個人的には大変満足して卒園を迎えました。(費用も安かった・・)
小学校へ入の学を控え、新しい環境へ親も子もデビューです。
「保育」から「教育」へ「保護」から「自立」へ、その過渡期である大変重要な
低学年期を迎えます。
やはり大事なのは「家庭」ですね。
小学生へのモンテの本は多くはありませんが、活かせる面はたくさんあります。
次の機会に、我が家の「ちょこっとモンテ」を紹介しますね♪