一時は危機に瀕した日本の代表企業に見られていたシャープだが、
安倍政策の追い風も吹いて、今の健闘振りでは、自力による再建が
成りそうである。
この会社は、昔は早川電機と称していた。
ボクが出た大学が、早川本社の近くに有った故か、当時は十月一日が
入社試験の解禁日であったが、十二月に入って未だ入社先が決って
いない十名ほどを、最後に早川がまとめて採用してくれる事で有名で
あった。
この時代には、すべての学生は、入社希望の会社の試験を受けるのに
学生部長の推薦状が要った。昭和31年(1956年)、入社は翌32年と
言った時代のハナシである。
一時は台湾の鴻海の軍門に下りかねない情勢であったが、鴻海の姿勢が
高すぎて、シャープが自力再建に努力しての結果なら、大いに結構なこと。
安倍の「三本目の矢」は何時放たれるのかと、そのセリフ以外を知らない
らしいマスコミのバカが語るが、「三本目の矢」は、国民みんなが力を集めて
放つものである。
五月半ばにして真夏日の今日、野党議員が問題にするのが
靖国神社への閣僚の参拝を、アジア諸国への影響が大きい
とするヘンな質問である。
何処の国であろうと、多次にわたる戦の後に平和な時代が
訪れたのであって、麻生財務大臣が内閣の副総理だから影響
が大きいとするのは、朝日新聞やNHKに代表されるマスコミの
宣伝のお先棒を担ぐ、国会質問時間の悪用である。
戊辰の役に始まって、明治の国際化には、日清・日露を含む多次
の戦が必要であった。
それらの戦に、庶民の中から多くの招集兵が、国を護るべく戦場に
臨み、故郷に心を残しつつ戦死に至った。日本は古来、自然崇拝
に始まる神道を信じる国である。
戦に殉じて亡くなった多くの戦士を、その御霊を英霊として靖国神社
に祀ることは、日本国家としての当然の、戦死者の御霊を鎮魂する
法である。
仄聞する所によれば、戦死者以外に、東京裁判でA級戦犯に指名
され、絞首刑に処せられた者が、この靖国に合祀されていることが
特に中国と韓国の両国民の意志を傷つけるのだという。
ならば訊こう。日清・日露の両戦は、今の中国の土地を借りた形で
行われたから、そのとばっちりを受けた者も多かろう。なぜ両戦による
戦争犠牲者が、靖国神社に祀られていた過去には、不快感を示さず
数的には遥かに少ない、A級戦犯者だけを特定して憎むのか。
日本の神道には、独特の祭祀の道があって、多数の英霊を合わせて
御霊を祀る方式がある。これは日本国古来の儀式である。
今さら数名の御霊だけを、全体から切り離して分祀する考えは当初
から存在しないのである。
日本は過去の戦を通じて、多くの国の伝統的な宗教を知り、それ等を
尊重してきた。日本の恥ずべきマスコミは、アジア諸国の感情をと言うが
今の中国と韓国以外の、どの国が日本古来の神道によって祀られる、
英霊たちの合祀に不快感を示しているのか、明快な説明が欲しいと思う。
2009年から2012年の三年間の人件費が、米ドル建てで六割も
上昇したとあっては、中国に工場を残しておく意味がなくなる。
昼間のTVは今や通販の場と化しているが、そこで売られている
商品群は中国製品か韓国製品である。
あんな物は、少々値段が張ろうとも、国産の手作りを買いたいと思う。
今年のGWは海外旅行者だけじゃなく、国内旅行者もずいぶん増えた。
国内の木工製品など、旅の想い出に購入すれば、矢張り日本品の良さが
分かる筈だ。
何よりも国産品が、日本国内を移動する事で、GDPが増えるじゃないか。
TVコメンテーターは、まだ賃金が上って来ていないと、煽り立てるが、
日本国民の景気先行きへの期待感は、立派に上を向いている。
フルタチは、今の株価を以って過熱だとケチを付ける。
ヤツはまだ嘴が黄色いヒヨコだから、日本の株価が4万円寸前まで上昇し、
それを「これからが買いだ」と、今は民主党の代表にまで出世した海江田が
騒いでいた事を知らない。
あの時、海江田の言いなりに「買い」を始めた人は、いまだに三分の一に
下落した株を抱えて、じっと我慢をしている。