作家 小林真一のブログ パパゲーノの華麗な生活

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【 意外な程に硬いドルの99円台 】

2013-04-10 18:14:49 | 04 時事ニュース

99円には乗せたものの、100円の壁が堅固である。
これで良いのだと思う。そう簡単に100円の大台に乗れば、
あとは次の壁を目指して、突っ走ることになりそうだ。

日銀の新たな金融緩和政策は、まだスタートしたばかり。

ジョージ・ソロスのチャートを引っ張り出すまでもなく、
相場は一気に持ち上げるよりも、根がために時間を掛けた方が
下値が確りと固まる。

昨日メガバンクの一行がやってきたが、安倍政策を精査すれば、
115円までは間違いなく、円の対ドル相場は行くから、そう簡単
には売らないと宣言しておいた。

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【 流石に安倍内閣だ 】

2013-04-10 18:04:21 | 04 時事ニュース

日中間のトゲみたいな状況になっている、尖閣列島周辺の海。

台湾との間に、漁業協定を結び、台湾漁船の操業を認める
ことにしたと発表。

北京は当然、また文句を言うだろうが、領有権と漁業を行う
ことの認可は別次元のこと。

安倍内閣ならでは、台湾を日本側に引き寄せる案は出てこない。
アメリカとの間で、当然この案件は話合われているものと思う。


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【 「業績上向く」66%の日経見出し 】

2013-04-10 10:06:41 | 04 時事ニュース

今朝の日経朝刊一面の見出し記事である。
調査対象は大手企業104社だけの、社長・頭取クラス。

およそ二割が社債の発行を望んでいるとある。

日本に存在する会社の数は、40万とも50万とも。
その全部といって良いのが、社債発行なんて「夢物語」の面々。

こんな調査が、朝刊一面を飾ることだろうか。

円安傾向を受けても、金融機関は、本当に資金を求める中小
零細企業への貸し出しは考えない。

利回りのみを考えて、日本国債から外債に、或は欧州銀行が持つ
米国債券の肩代わりに動く。

生保だけで余裕資金は300兆円。その資金が外国の債券に向う。
国内の会社の圧倒多数を占める、中小・零細企業には、何時資金
の流れが来るのだろう。


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【BRICsいつまで存続】

2013-04-10 10:02:32 | 04 時事ニュース

日経夕刊の五面に「十字路」とうコラムがある。
昨夜のコラムは、M商事の執行役員が書いていた。

商社マンの視点からの記事で、当を得た分析と同感を
覚えたから、ここに紹介し、あわせて解説を試みる。


そもそもBRICsとは何ぞや。およそ十年前にゴールドマン・
サックススが、言い出した当時の新興国の頭文字を並べた
もので、当初は4ヶ国、すなわち伯露印中の経済成長を予測
しての命名であった。
そこへ南アを加えての、五ヶ国を指すが、国家主席に選出された
ばかりの習近平が、モスコーを訪ねた後に南アのダーバンに足を
伸ばし、五カ国の首脳が集って、「連携の儀式」を行った。

実際には五ヶ国の、お家の事情がみな異なり、それぞれの成長
にも陰りが見えてきて、経済同盟を締結するには無理がある。

中国の経済成長には、明らかな停滞があり、しかも統計の数字
自体が信用できない。
ロシアも天然資源に恵まれて好調であったが、ここにきて米国の
シェールガスの登場により、基盤が脆弱化している。
インドの成長率も減速し、今年は2%に届かない。

そもそも五ヶ国を束ねる、何物かが無い。共通の神が存在しない。
BRICsは、単なる五ヶ国の連携無き呼称に過ぎないのではないか。

経済成長が見込めるのは、むしろASEAN10ヶ国である。
東南アジアの地域連合でもあり、「海洋強国」を看板に、南太平洋に
君臨しようとする中国のへの、合従連衡の色彩もある。

すでに日本の輸出先として、ASEANは中国を抜いた。
ただ日本のGDPに占める輸出の比率は、落ちてきている。
何も悪い事ではない。日本には輸出に頼る必要が薄れる程に、内需
拡大が見込まれるのである。大いに喜ぶべきことである。

TPPで輸出拡大をと狙っているのはアメリカの方で、日本の経済成長
は内需の拡大で充分まかなえる。それも十年、二十年の長期にわたる。

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