今朝方日米の株価上昇について触れたところ、
いきなり米国の高値と共に、日本の日経平均も、
1万9千円台に乗せたと、景気を先取りした感じ。
このことの心理的な効果は大きいと思う。
一旦は7700円台で、値上がりの気配も無かった
ことを思えば、持ち株の上昇は、人の気持を明るく
させる。
なにとぞ、景気良く買い物なり、食事なりに、消費して
日本の景気上昇に役立てて欲しい。
米国企業の業績回復もあるが、基本は金融緩和に
よる金余りである。
NY株は07年10月に付けた、142百ドルを越えた。
日本の株価は、2万円台に乗せて釣り合いが取れる。
長期金利が0.6%を割り、債券から株式へ資金が回る
環境が整っている。
日銀の幹部三名の、金融緩和に重点を置く方針も
確認された。日本の株は2万円を付けてオカシクはない。
たとえ2万円に達しても、最高値からは半値を少し上回る。
多くの投資家が、7700円を体験している。
2万円を回復したら、消費景気が回復するだろう。
問題は日本の銀行の態度である。
国債を買い、外国に資金を逃避させずに、国内の企業再建に
資金を回す時が来たとは思わないか。
シャープがサムソンに食われたら、それは銀行の失点となる。
何の為の官民ファンドの立ち上げだろう。
僅かの100億円だ。みすみすサムソンの軍門に
降ることはないじゃないか。
官民が動かなければ、民だけでシャープ一社ぐらいの
面倒は見れるだろう。
JAL以上にシャープは日本の象徴的な工場だ。
一口1千万円で、千口の出資者で、サムソンの分は
まかなえる。