【 電力会社は燃料費圧縮に努力せよ 】

経済産業省が、従来聖域だった燃料費にメスを加え
放置しておけば、電気料金の値上がりが続く方向に
歯止めを掛けようとしている。

背景にアメリカのシェールガスを、石油・天然ガスに
代えて輸入する計画がある。

日本の近海の海中に豊富にあると、報じられている
メタンハイドレートが話題に成らないのは不思議な事。

安倍内閣の登場で、日本経済は蘇生の道を歩み始めた。
企業に人件費を増やす意欲が何時出てくるかが問題
だが、いち早く賃金を上げると発表して、俄に注目
されたローソンにしても、賃上げの内容は２～３％を
ボーナス支給時に上乗せするといった程度のものだ。

偉い人でもないし、英断なんて言葉とは程遠い。
経団連は一向に安倍総理の、給料を上げるようにとの
要請に耳も貸さない。
電力料金を電力会社の言うがままに、値上げを認めて
いたら、何時までも消費者心理が冷えたままになる。

こんな時に、消費税上げるなんて愚挙以外の何物でも
ない。

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【 せっかくの大型補正予算案に黄信号が 】

１３兆円という、政権交代が成ってこその大型補正予算が
予算案の成立が遅れている事と相俟って、実行困難の声
が出始めている。

安倍政策の三本の矢での、デフレ脱却の時期がズレ込む
事に成りかねず、例えば補正に組まれた、学校の耐震化
事業等が春休みの間の執行が行われない事態を招く。

東北の現地で囁かれていた事も、現実化しつつある。
例えば生コンの生産が追いつかない。
生コンの価格は、すでに仙台で４３％も上昇した。

国会では今日も民主が中心になって、補正の額が多すぎて
消化困難だと騒ぐだろう。

国家の弱い部分を強靭化するという、大号令が理解されて
いないのではないか。

予算を組んだから、期限内に消化する。
この間違った発想を今こそ止めろ。予算に期限は無いと思え。

ミンスの退陣が遅くなりすぎた。野田の執着が原因だ。
予算の個々の箇所付けなんか、遅れて当然と開き直れ。

予算は大型で結構。慌てて消化する必要は無い。
充分な計画を立てて、期間内に余れば、次期に繰り越す発想
を持つ絶好のチャンスじゃないか。

民間のエコノミストも、暫くは黙って居れ。
日本経済の大事に、野次馬は邪魔だ。

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【 今こそ就労人口の流動化を 】

東北復興工事が、政権交代で一気に進み出したが
予想されたいた、建設業の人材難が深刻になっている。

ここにもハケン業者が活躍する事に違和感があるが、
ゼネコンに設計や施工管理の技術者を派遣する際の
料金は４０～５０歳代の熟練工の場合、月額５１～５４万円
と、結構高額である。

東北に移動する交通手段に事欠かない筈である。
４０～５０歳代の、就労機会が少ないと各地のハローワーク
は仕事が無いと訴えていたのではなかったのか。

日本に「列島強靭化」の思想が、まだまだ行き届いていない。
東北以外の地の、就職難を解決するためにも、現に仕事が
ある東北復興に、就職希望者を廻せば良いじゃないか。

就職活動中の大学生も、口々に「金融関係を」と言わず、
先ずは東北復興関連の仕事に就けば良い。

銀行や生保の仕事が、思った以上にタイヘンで、机上の
綺麗な仕事を夢見ているのなら、学生と社会の現実の大差
驚く事になる。

家電量販店や、外食産業といった、大量採用の企業に入社
したら、社会の現実が学生時代の夢と、大きく乖離している
事実を知ることになるだろう。

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