日本はギリシャ以上の借金大国で、破綻も免れないと
刷りこまれた人が、まだまだ多い。
アメリカには、格付け会社なるケッタイな存在があり、
勝手に他国の国債を、格付けし、日本の国債も随分格を
下げられた。
不思議なことに、格下げされても、日本の国債の金利は
世界でも例の無い低いままで、終始した。
確かに日本政府が抱えている、発行済みの国際残高は
1000兆円にも達する。
朝日などの新聞が、国民一人当たり、700万円以上の
借金を抱えていると、間違った報道を行い、それを信じるから
なるべくカネを使うまいと抱え込み、日本は世界にも例の無い
デフレ恐慌に陥った。
戦後のハイパーインフレを体験した人が、生き残っているから、
余計にインフレは恐い、悪いものとの思い込みがある。
世の中の現実を見直したら、安売りの社会が幅を利かせている。
百金という店があり、何でも百円均一で売っている。
ニトリという会社が、中国産の木工品などを売っているが、
社長がインフレになっても、値上げはしないと言って話題になった。
イオンも5%オフの日を定めて、それが月に二回ある。
周辺の消費者は、イオンの5%オフの日に合わせて、買い物をする。
その分、零細な店の日々の売り上げが少なくなる。
ボク等が生まれる前の、1929年のデフレ以来、デフレを体験した
人が居ないから、ますますデフレが進行するのだ。
ここらで、オカシイナと立ち止まって振り返る必要がある。
一向に日本は、借金の重みで倒れたりしないじゃないか。
経済学が全く分からない、サヨク政権が続いていた間に、日本人は
自分たちの立ち位置を忘れてしまった。
日本の対中国・韓国への輸出依存度を、過大に見てしまった。
この両国の経済力は、すでに頂点をきわめ、今年から衰退に向かう。
日本の両国への輸出依存度は案外と低い。
中韓が衰退しても、日本への影響は大したことはない。
日本に安倍晋三氏や麻生太郎氏が、残っていたのは有難い話だ。
ここに中川昭一氏が健在だったら、もっと良かった。
安倍内閣が再発足し、日本経済に役に立たなかった日銀総裁を
叱った。
これから「日はまた昇る」が現実化する。
政府の財政支出に続く、国民の消費が、落ち込んだGDPを上げるのだ。
朝日と書いてチョーニチと呼ぶ新聞社があり、毎日・日経なども
それらの系列テレビ局を挙げて、自民党バッシングを行う。
日本は決して借金で倒れはしない。おカネは通貨である。
貯め込むものじゃなく、使うことで価値が味わえる。
貯めていて喜ぶのは財務省の官僚たちだ。
彼らは高齢者社会の到来を喜んでいる。高齢者はいずれ死ぬ。
死ねば市役所は、直ちに税務署に通知する。
税務署は銀行などに通達し、死亡した高齢者の預金を封鎖する。
そしてガッポリと相続税を取るのだ。
高齢者たちよ! 今立ち上がれ!
我々は幼少期に「欲しがりません、勝つまでは」と教えられ、
消費を抑える生活をしてきた。
最後ぐらいは、「消費は美徳」を楽しもうじゃないか。
またも三連休である。今の日本は祝日が多すぎないか。
家族揃って元町まで食事に出掛けることにした。
かねて眼を付けてある、穴子鮨の名店「檜垣」に行って、
焼きあなごの箱ずしを食べて満腹。
持ち帰りの巻き寿司二本も求めて、お代金7千円と少々。
元町本通りに出て、海文堂書店に。
08年にボクがギネスに認定された時は、この書店にも
ボクの小説が派手に飾られていたが、さすがにもう無い。
つい最近、直木賞を取った安部龍太郎の「信長燃ゆ上下」
の他一冊を購入し、その代金が六千円余り。
元町に来たからには、喫茶店に入るのも礼儀みたいなもの。
コーヒー代が一杯500円に消費税が付く。
あらためて、消費税(特に外税)は、消費者に抵抗感を与えると
実感した。
三党合意は、カネの廻り方がまだ充分で無いと、棚上げする方が
景気回復のスピードを減速させなくて良いと思う。
来る時と同じく、MKタクシーを利用。
ハーバーハイウエイも、土日には空いていて、利用する価値がある。
往復で六千円弱。
これで庶民ながら、ささやかに安倍総理に協力した心算に成れた。
アダム・スミスは「消費は美徳である」と言った。
ボクはこれに加えて「貯蓄は悪徳である」と付け加えたい。