歩く姿は立派に80歳の老爺である。
都に多くの仕事を残し、俺が俺がの感覚で国政に
出ようとした意気込みは買うが、何しろ手勢がいない。
平沼党の五名に頼るしかない。
五名の平均年齢が何歳になるのか知らないが、イメージ的に
若さとは縁がない。
多くの信奉者を集め得るのは、やはり橋下だと踏んで、
場所も徳川期に長州藩邸があった、ホテル・オークラで、
橋下維新と、立ち上がれの顔見せをやった。
小異を捨てて大同団結しようじゃないか、と慎太郎が言う。
ならば慎太郎は小沢一郎とでも組めるじゃないか。
石原は橋下を応援するかに見せて、橋下に嫌われてしまった。
何時までも「お山の大将気分」で、世の中を渡れる道理もない。
この状況を見物して、喜んでいるのが、ドラキュラのミイラだ。
言わずと知れた、輿石である。
何が物理的に年内解散は無理だなのか。
ミンスの殆どが国会議員の職を失い、己の権力も消えるのが
嫌だというだけの話じゃないか。
石原が旗揚げ宣言をしてから、かなりの日数が経ったが、未だに
誰一人として、石原新党入りを希望する者が出てこない。
慎太郎も、いい加減に己を知るべきである。
橋下に迷惑を掛けるのは、もうやめろ。
自前の活きの良いところを、二十名程も集める力量が無いのか。
銀行関係者に、それで良いのかと聞きたい。
銀行という職種は、みんなで渡れば怖くないの気持ちが
強いところだ。
今ままでもそうだった。
当然これからも、そうだろう。
消費者金融と名前を代えたところで、実体は変らない。
サラリーマン金融すなわちサラ金だ。
アジアにサラ金を輸出する。
そんなみっともない事はやめて欲しい。
インドネシアで、一万二千円程度のカネが簡単に借りられると
評判になっていると聞いた。この話を聞いて怖くなった。
いずれ、その中の多数が、多重債務者の道を辿る。
無茶な取立てが、始まらない保障はどこにもない。
日本がサラ金を持ち込んだと、国際世論が日本を非難する。
そんな時代が来そうである。
野田に替える総理候補に上っている細野は、
舞い上がったのだろうか。
ミンスの失政を自民の所為にする街頭演説は
ヒド過ぎるのじゃないか。
消えた年金を問題視したのは枡添厚労大臣の時
だったが、後をグチャグチャにしたのは長妻大臣
の時の社会保険庁だった。
細野は国民会議に、自民がメンバーを上げて来ない
と批判しているが、国民会議を招集するのは誰か
する分かっていないのだろうか。
己の存在を主張するための行為としか見えない
田中マキコの無茶苦茶振りといい、ミンス政権は
もう終わったのに、野田はのこのこ海外旅行か。
中国高官は、また野田を無視するのだろう。