作家 小林真一のブログ パパゲーノの華麗な生活

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【 天下の悪方が衆院通過 】

2012-08-10 17:35:50 | 02 華麗な生活

自分らが政権を取れば、消費税の値上げはやらないと、
マニフェストで明言して、選挙に大勝利した民主党がウソを
ついただけじゃなく、公務員の人件費抑制をはじめ、
まだ先に歳出削減の余地を残しつつ、まだ先の事とはいえ、
こんなに日本の経済力が落ちた時代に、あえて消費税の
増税に賛成した、自民党も公明党も、その責任は重い。

イタリアの新政権は、ベルルスコーニが決めてあった、十月からの
消費税23%へのアップを、差し止めた。
そして公務員人件費を一割カットを行なった。

日本はイタリアに政治家の資質で劣ると言わざるを得ない。
公務員に支払われる費用のカットはおろか、天下りは勝手放題だし、
廃止させると約束した、特殊法人は一向に減らない。

全国に54基もある、原発は大飯の2基を除いて、全部稼動を止めて
おるのに、国民の節電意識の高まりで、7月も8月半ばまでも、
電力供給に問題なくやって来れた。

海江田や枝野が何を言っていたか、まだ鮮明に覚えているぞ。

原発所在地に、交付されている国のカネは、今度も必要なのか、
その辺りの検討が先だろう。

今の時点で、なぜ三党が揃って、増税を行なった愚行は許せない。

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【 昭和20年8月10日 】

2012-08-10 10:42:28 | 身辺雑記

ソ連軍の参戦で、日本の敗戦が濃厚になった年の
8月10日に何をしていたかを、思いだして書いている。

ソ連軍の南下と共に、前線から新京に帰ってきた父は、
9日の殆どを、ボク等兄弟を逃がす方法を求めていた様で、
夜遅く帰ってくるや、明日の午前中に出る北朝鮮行きの
特別列車の座席を確保してきたと言い、ボクに持てる
サイズのトランクやボストンバッグを引っ張り出して、
弟の衣類などを詰め込みはじめた。

ボクは11歳の頭で、オール満州で、新京こそが最も安全な場所
だと信じていたから、父の狂気から来た行為を、冷ややかに見ていた。

10日の朝は早くから起され、ボクが何の荷造りもしていない事に
怒り狂い、殴ったり蹴ったりしながら、ボクに荷造りを強制した。

様子を見にきた、隣近所の人々も、口々に北朝鮮行きが無謀だと
父を説得にかかったが、父はそれらの人々の話に耳を傾ける事なく
ボクを怒鳴りながら、重たい荷物を用意させた。

新京駅に着くと、父が手配した北朝鮮行きの列車が停まっていて、
中には顔ぐらいは見知った人たちも居た。成年男子の姿は無く、
全員が女子どもの群れであった。

当時小5のボクには、小2まで居た奉天の記憶があり、その段階で
すでに奉天で降りる決心をしていた。

幸いにも列車は奉天から向きを変えて、北朝鮮の南浦に向う予定で
あった。列車は途中の四平街とか、他にも名前を知っていた駅に停まり、
満席の列車内は暑く、弟は盛んに水を欲しがった。

四平街の駅の水飲み場は大混雑しており、兵隊姿の人に「こっちにも」
と言われて、そこで桶から汲んだ水筒の水には、後で分かったことだったが、
何とボウフラが湧いていた。
弟にも飲ませ、ボクも飲んだ水は、ボウフラが湧いた水だったのである。

弟が奉天到着前から、高熱でぐったりしたのは、ボクがそれと知らずに
飲ませたボウフラが湧いていた水を飲ませたのが原因であったかもとの
思いは、今でもボクを責める。

数少ない列車内の、女子社員たちは、北朝鮮でソ連兵以上の暴虐行為に
出た朝鮮人によって、如何なる目に遭ったのか。
その北朝鮮が、今頃になって、日本人の遺骨を返還すると言う。

ボクが奉天駅で下りる時に、大勢の大人たちが口々に非難したが、
あの人たちの、北朝鮮での運命は如何なるものであったのか。

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【 そのうちにメシを食おう 】

2012-08-10 09:58:45 | 政治経済

政治屋の専門用語ではなく、サラリーマン社会でも頻繁に行なわれる
日常の挨拶みたいなものである。

大企業になれば、社員数も多く、同じ会社に勤務していても、同期入社の
仲間でも滅多に会わなくなる。

たまに廊下等で、すれ違うと交わす言葉に多いのが、これである。

こう言って、本当にメシに誘いに来る人は滅多にいない。
「やあ、元気にしてるか」ぐらいが、本当の意味であると思った方が、落胆
せずにすむ。

いますぐにも、解散総選挙と行って欲しいが、最高裁から一票の格差が違憲だ
と言われているから、先ずは定数是正を行なわないと、解散そのものが出来ない
状態にある。

素直に五増五減で、衆院の定数を変えておけば良かった。
その辺りもふまえて、輿石はやれ比例区の大幅減だとか、連用制併用だとか
引き伸ばし作戦に出て、自公はまんまとやられた訳。

何でもやるべきことは、早くやらないと後悔しても遅い。

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【 民主党を支配するのは輿石か 】

2012-08-10 09:02:10 | 政治経済

谷垣が怒っている。野田との約束が、すぐさま輿石幹事長に否定
されるからである。

野田に統治能力が無いからか、輿石が横暴なのか、その両方だろう。
自民党は全党員が、六野党が提出した、内閣不信任案に出席して、
賛成票を投ずるべきであった。

だから前もって、言ってたじゃないか。
野田も輿石もタヌキだぞって。化かされるなよと忠告していたのに、
結局は化かされた。

谷垣がいくら怒っても、時間は戻ってはこない。

党議を無視して、堂々と出席し、賛成票を投じた中川、小泉、塩崎たちは、
政治家としての姿勢を示した。

民主党の二人は、ありゃ選挙を考えての離党だな。

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