野田の執念というか、財務省の言いなりというか、
社会保障費そっちのけの、消費税単独増税案だけが衆院を
通ってしまった。
税と社会保障の一体化のスローガンから、一体化が取れて
増税案だけが通ったというのは、歴史に残る悪政であろう。
野田佳彦の名は、永遠に記憶される。
小沢の思惑を越える造反組が出たが、輿石が予め処罰は軽いと
言ってしまっていた。だから鳩まで堂々と青票を投じて見せた。
昨夕の野田演説、一世一代の「泣き節」も不発に終り、
野田の人望も地に墜ちたと見る。
参院では苦労をするぜ。長く悪あがきはしない方が良いぞ。
社会保障費が、そんなに必要なのか。
国家の歳出は、歳入の範囲でケチケチやるべきもの。
財務省の言いなりになって、国債乱発の大きな政府をやっていて、
財政が持つわけもない。
今の民主党は、かつての新進党が瓦解し、多くの小党に分裂し、
それが鳩山兄弟商会にはカネがあると、たかって来て出来た党だ。
だから労働組合関係者(旧社会党)、旧民社党、鹿野が率いる小人数、
日本新党の流れ等が寄り合い所帯で、同床異夢はむしろ当然。
小沢の仲間が、どんどん減って、哀れなキリギリスが蟻の巣に匿われた。
そのキリギリスが、恩を感じる男じゃなく、蟻の子どもたちを集めて、
多数派気取りだ。
民主党はシロアリ退治を旗印にしていたが、実体は小沢黒蟻に好きにやられた。
鳩の心中は複雑だ。
野田なんて眼中にもなかった、若手社員が社長になっている。
創業社長のマニフェストは、ズタズタにされている。
鳩は当然面白くない。
とにかく、若手から台頭した、現社長の足は引っ張りたい。
まさか、創業社長の自分が、会社を追われはしまいと思っている。
輿石が本気で民主党の分裂を止める気なんかある訳もない。
ヤツは日教組と自治労をまとめ、その上に君臨したいだけの男だ。
冗談は顔だけにしてくれと言いたい。
ミンスに大勢居る、信用ならん手合いの中でも、最も信用
という言葉から遠いのが、輿石じゃないか。
本当は小沢とツーツーの中なのに、党幹事長という要職に
おさまり、こんな人事を平然と行なうから、野田は信用できんのだ。
それにしても、昨夕の民主党代議士会での、あの野田の猿芝居。
心という言葉を三回並べたら、それだけ心がこもっているって、
誰が騙されるか。
「心から、心から、心から、お願い申し上げます」
それで議場が静まるかと思いきや、異議を唱える議員多数が、
司会者席に殺到した。あの場面をみたら、誰でも野田は哀れに映る。
所詮は田舎の高校の生徒会長立候補者のレベルだな。