ギリシャ神話に、フェニキアの王女エウロパという美女が出てくる。
神々の王、ゼウスは美女ハンターとして名を馳せており、
一頭の純白な牡牛に姿を変えて、エウロパの前に現れる。
エウロパが牡牛になつき、その背に乗った途端、牡牛は疾走し、
クレタ島までエウロパを連れ去り求婚した。いったい何人目の事か。
ヨーロッパの語源は、ここに始まるとされている。
ギリシャに始まった、ヨーロッパ文明は、やがて神話の舞台をローマに
替えるが、そこでもまだ多くの神々が存在している。
ユダヤ教徒のキリストを、神の子として信仰し、一神教に替えた不思議さ
と、単一通貨ユーロを持った現実とに、共通の何かがある。
本来多神教で、神々が自由奔放に振る舞っていたギリシャと、
同じく多くの神々が自由を享受していたイタリアが、共に小党分立で、
政権がまとまらない事に、神話時代の多くの神々の存在があると
考えるのは、考え過ぎなのだろうか。
一神教の世界は住みにくい。神に見捨てられたら、救い手が居ない。
G20が始まったメキシコで、野田は相変らず「社会保障・税の一体化」
法案に自民・公明の同意を得たと、公然とウソをついている。
三党が合意をみたのは、社会保障を棚上げしての、消費税増税だけだ。
安住が苦肉の策として、年金の税負担分を、交付金国債と誤魔化したものも、
否定された。何も消費税増税分を当てにしてまで、国債を発行する事はない。
今度は言葉を変えて「つなぎ国債」と言い出しているが、まだ増税が実現
していないものを、引き当てに国債を、名を変えてまで発行する必要はない。
ともかく、日本の衆院で、三党合意を見たのは、消費税の増税だけであり、
社会保障については、すべてが却下されたか、棚上げされたかである。
野田はよく、国際会議の場で、ウソをつく。今回もまた同じ事をやっている。
神戸は今のところ、生ぬるい風が少し吹くだけで、
まだ雨も気配があるだけですが、6月では2003年以来とかの
二つの台風があるそうで、今日にも近畿から東海にかけて豪雨を
もたらすそうです。
本来6月には、台風は来ないのが普通だそうで、やはり政治の貧困を
高天原の神々が、お怒りになっているんだと思います。
社会保障を伴わない、増税だけが三党で合意を見る。
不思議な国ニッポンに、神様のお怒りが下って、泣きを見るのは庶民です。
神様どうぞ、天罰なら民主党にお下しください。
小学校の地理の教科書には、日本の石油産出地域として
新潟と秋田が記載されていたと記憶している。
それなら日本海に、油田層が延びていて当然だろうと
思っていたものだ。
子どもの時に夢見たことが、実現しかけている。
メタンハイドレートと、どちらが先に開発されるのだろうか。