作家 小林真一のブログ パパゲーノの華麗な生活

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【 日本企業は頑張っているのに 】

2012-05-31 18:44:40 | 02 華麗な生活

やれ中国市場が、やれアメリカの景気が、それ欧州でと
日本に直接関係の無い事で、日本の一流企業の株価が
下がり、政府も日銀も何も打つ手をもたない。

これは矢張り政府と日銀が弱いからだとしか思えない。
世界のリーダーで誉めそやされる人には情熱がある。

谷垣が情熱溢れる人とは思えないし、野田どじょうは、
所詮蒲焼にしても美味くはなさそうで、柳川鍋が気持ち悪い
ボクには、食える対象ですらない。

世界で通用する政治家で、若さと情熱を感じさせる人物と
なると、はやり安倍晋三氏の名前しか出て来ない。
安倍新総理に代わって、世界に向って、言われなき日本の
株安や、不当な円高には、断固たる措置を取ると宣言すれば、
世界が注目するだろう。

世界は日本の新聞が書く以上に、日本の事を良く知っている。
民主党が口先だけの、言うだけ政党だったって事も、百も承知だ。

野田も小沢も、少しは日本人としての意識は残っているだろう。
日本の為だ。早く身を引け。それとも菅をも凌ぐ国賊として後世に
名を残したいか。
谷垣だって同類だ。親分が加藤紘一だってことが不幸だった。


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【 民主の分裂を待つだけの自民執行部 】

2012-05-31 17:33:53 | 02 華麗な生活

何もしないで、やった、やったと言い張る野田も
困ったヤツだが、民主の分裂を期待して待つだけに見える
自民党執行部も、九月を待つことなく、新総裁を立てて欲しい。

安倍晋三の返り咲きを期待する。
何よりも日本国への愛国心が強い。
愛国心イコール戦争好きと言うバカモンはもう居ないだろう。

安倍晋三を核に、人材を結集したら、本当の意味での本格内閣が
再び出現する。ミンスがさんざん荒らしまわった後始末はタイヘン
だろうが、親小沢、反小沢を問わず、民主に党籍を置いた者の中に
経済成長と行政改革を実行できる者は居ない。

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【 保元の乱は保源の乱(歴史エッセイ113) 】

2012-05-31 13:14:00 | 05 歴史エッセイ

ただ今NHKの大河ドラマが進行中の、
後白河天皇が、崇徳上皇と対立する保元の乱だが、
ボクは小学校の三年生の頃から、病弱で遊ぶ友達がなく、
毎日のように、学校から図書館に通い、歴史本を借りて
読みふけっていた。

親切な司書のオジサンがいて、ボクの席まで来ては、
難しそうな箇所を教えてくれていた。

平家が清盛の下にまとまって、天皇側に就いたのに対し、
現時は為義が一族を率いて、上皇側に就く。
為義の長男義朝だけが天皇方に奔り、結果は天皇方の
夜討ちが成功して勝利する。

乱の後の処理で、義朝は父為義をも斬首するが、
八幡太郎義家の系譜は保たれた。
すなわち、源氏を保ったから、保源なんだと、小四のボクは
思いこんでいた。

僅か三年の後に、平治の乱が起きる。
為義に殉じた、義朝の弟たちはみんな居ない。
せめて末弟の、鎮西八郎為朝だけでも、健在だったら、
平治の乱で、源氏の大敗は免れたと思えてならない。

平治の乱は、まさに平家が勝利して、天下を治めるための乱であった。

源氏の血は、同類相打つ、困った血である。
義朝の長男で、悪源太として知られた義平は、叔父の義賢を殺す。
義賢の遺児が、木曽に逃れて、いち早く打倒平家に立ち上がった
あの木曽義仲である。

その義仲を、頼朝は弟の範頼に軍を預け征討を命じるが、範頼は弱い。
そこで颯爽と登場するのが、源九郎義経である。
義経は従兄弟に当たる、木曽義仲を討伐する。

鎌倉には義仲の子、大助が人質として送られていたが、頼朝は幼い大助をも
容赦なく殺してしまう。

この辺り、源氏の系統は、同類相打つ困った争いを優先する。

範頼が手をやいた平家追討は、どうにも進行しない。
結局は義経の、神業とも思える奇策の連続で、平家は壇ノ浦で滅びる。

狡兎死して走狗煮らると、漢書にある。
頼朝は末弟の義経の京での人気に、大いに男のジェラシーを燃やす。
戦の最大の功労者が、吉野山から安宅の関を通り、平泉の藤原氏を頼っての
長い逃亡の旅にの末に、自刃の道をとらされる。

結果は鬼嫁政子の実家、北条氏の天下を呼び、頼朝の系譜は頼家・実朝の
二人の子が、相次いで殺され、ここに源氏嫡流は絶える。

すべては、義朝にはじまる源氏の同士討ちの結果である。

源氏を継いだと称した足利氏も、尊氏が弟の直氏を殺すし、
こちらは源氏の系譜を騙った徳川も、家光が弟忠長に対する子ども時代の
ジェラシーに耐えられず、死に追いやるのである。

まあ、徳川が源氏の別流新田氏の血を引くというのは、まったくの騙りである。
よくも十五代も持ったものだ。

明治維新まで続いた源氏の系統は、常陸から秋田に移封された佐竹氏だけである。

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【 野田佳彦に聞きたい 】

2012-05-31 09:59:10 | 02 華麗な生活

関西広域連合から、一定の理解を得たというが、
一人の関西人として、関西の知事たちで、細野の説明に
賛同すると明言したのは、和歌山県知事だけだ。

他の知事たちは、一定どころか、賛同できないと言った筈。
橋下大阪市長は、暫定的な安全基準と受け止めてよいかと
聞き直してもいる。

まだ出来てもいない、原子力規制庁に代わり、細野の下にいる
副大臣や政務官を大飯に常駐させるとも言う。

関電の現場と、そりが合わず、何ごとも抗争になること請け合いだ。

野田は頑固な男だ。大飯の再稼動は、もうとっくに決めている。


放射能漏れで、故郷を追われる、第二の県民は福井県民と決まった
ように思えてならない。

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【 小沢一郎は不思議な人間 】

2012-05-31 09:42:42 | 02 華麗な生活

昨夜午後七時のNHKニュースに小沢が登場。
約20分にわたり、己の心情を述べた。
こんな時に小沢は、まさに借りてきた猫状態で、
実におとなしい。極めて静に淡々と、分かりやすい
言葉で、三年前の選挙公約時と同じことを述べる。

役者である。国民生活を第一に、増税はしないと、
国民に訴えて、国民にその政策が支持されて政権を
与えられた。
党議というなら、あの選挙の時の公約だって、党議であった。

正論である。
思い起こせば、一昨年の九月。民主党の代表戦で、
連日テレビ各局は、民主党代表戦ばかりを流していた。
菅がヒステリックに叫ぶのを、横目に小沢は淡々と訴えていた。

同じ人間が、いったん権力を握ると、まさに豹変するから不思議だ。
一介の党員であるからには、代表から呼ばれたら、
何時でも何処へでも参上すると、実に温和である。

党から政調会をなくし、幹事長室に権限を集中させ、鳩山首相の
呼び出しにも応じず、いざ行くとなると14名の副幹事長を引き連れて
まるで親分が子分どもを従えての殴りこみかとの、当時の映像を
お忘れだろうか。

同じ人間が、出る時と場所に応じて、違った人間を演じきる。
小沢は名優かもしれない。

野田のは、ドサ廻りの旅役者。不退転、一期一会、乾坤一擲と、
覚えた漢語をみんな使い果たした。
今度は、若乃花に倣って、不惜身命とでも言うのであろうか。

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