実にウルサイ男である。頼みの石原が、その気を無くしているのに、
民主党から40名から50名は出てくると、妄想を語るから迷惑する。
小沢でも、そんな多数の参加は無いだろう。
己の人望の無さは、国民新党の分裂劇で明らかになった。
ともかく亀井はもっと、静かにしていて欲しい。
何かと騒ぐのは、常に目だっていたいからだろうか。
ボク等の世代は、第二次大戦下に小学校の呼称が国民学校に
変わった六年間を過ごし、だから日本人で珍しい小学生を
経験していない世代だ。
戦後はマッカーサー司令部の命令で、新制中学校が小学校に
付随する形で出来て、義務教育となった。高校も旧制中学から
編入された先輩はいたが、最初から新制高校生として、入学
したのはボク等の年齢が最初の生徒であり、当時は戦後
間もない時代であって、中学を終えて高校に進学した者は
一割程度であった。
そんな高校の実質第一期生だから、仲間意識が強く、未だに
阪神間の在住者が年に二回集まって、昼食会を開いている。
毎年4月と10月の第二木曜日と決めてある。
その会が今日も住吉川べりにある、レストラン・モーヴで
開かれ、18名の出席があった。全員77歳か、中にはすでに
78歳になった、ジジババ軍団であるが顔を合わせたら、
途端に時空を越えて15歳の高校一年生になるから、お互い
遠慮も会釈も無い、実に気楽な会である。
昨日の一時的な嵐もあった天候が一転して青空になり、まだ
頑張っている桜もチラホラの住吉川のせせらぎを耳にしながら、
記念撮影も終えて、K君とT君を伴い六甲アイランドへ帰って来た。
二人はボクがメンバーになっているホテルに泊まるのである。
相変らず石原新党の話が消えない。
言いふらしているのは、亀井静香と平沼赳夫。
平沼は国士と言えんこともないが、亀井はどうしようも無いヤツ。
慎太郎が、わざわざ晩節を汚す愚を行なうに値しないヤツ。
解散総選挙となれば、民主党所属がダメ印になるから、
虫のよいのが、石原にたかってくる。
そんなヤツの面倒見るために、都知事の椅子を捨てるのは惜しい。
学生時代の『太陽の季節』で芥川賞を取ったが、以後の作品を見た
ことがない。本屋で並んでいるのを見たこともない。
北の儀式なんだから、好きなように飛ばさせたらいい。
イージス艦を三隻も出動させ、スカッドも石垣島首都に配置。
大騒ぎしているのは日本ぐらい。
北の儀式にマスコミが騒ぎを盛り上げているだけのこと。
オバマの再選はあり得ないと思われていたのが、
共和党の候補がロムニーに絞られたから、逆に再選大いに有望と
大きく変化した。
青山は、例の米朝合意が、北の衛星飛ばしを後押ししたと言っている。
それは深読みとしても、そうでなくても貧しい国が、食糧二年分を
費やして強行する儀式だ。勝手にやらせて、勝手に崩壊させたら良い。
青山が最後に言った、ソ連が抑留日本兵を2万7千人も、北に返した
との話はマユツバもいいところ。
当時ボクは満州にいた。青山はまだ生まれていない。何の本を読んだのか。
自衛隊が石垣島防衛に出動したことは、中国艦艇が出没するのを、
黙って見ているわけではない、意識を見せただけで充分意味がある。