ここ一番という大事な試合になるほど気力を欠くのが真弓・
久保の阪神ベンチ。
連投の藤川が八番バッターにサヨナラ安打を打たれた翌日
は、好投の岩田を見殺しにして、最後に新人榎田を使い
高橋由にサヨナラ・ホームランを浴びる始末。
今期最後の三連戦で、ゲーム差をゼロに縮める絶好機に、
連夜の哀れな敗戦だ。選手の闘争心にも冷水を浴びせた
のに等しいベンチ采配。
球団社長はそれでも真弓を続投させるそうだが、タイガース・
ファンだって、そう何時までもお人好しじゃないぞ。
巨人のバッターは、次の球はここへと決めて狙い撃ちする。
阿部・ラミレス・高橋由など皆そうだ。
阪神ベンチからは何の対応策も指示されない。
新人の榎田がサヨナラ・ホームランを浴びる姿が気の毒で
ならぬ。
本来なら先発で沢村や福井と新人王を争う人材だった。
真夏に中継ぎで酷使されて、潰されてしまった。
潰したのは久保だ。(投手の久保じゃない。コーチの久保だ)
昨日の透析から、最新鋭のフィルターが使用された。
メーカーは東レ。なんだかんだ言っても合繊の分野の新製品で
常に先頭を走る会社。
ボクはかつて東レの技術者との接触が多かったから、当時は
まだ企画中の、光ファイバー、炭素繊維の航空機への活用、
そして人工透析も将来の課題として研究中であることを早く
から知っていた。
その時はまだ三十歳代で、自分が四十年後に親用途としての
透析器にお世話になるとは思ってもいなかった。
よく透析の前後が苦しいとの患者の声を聞く。十六年目に
入ったがボクにはなんの支障も起きない。
そこへ最新鋭器の登場だから、まこと有難い。