作家 小林真一のブログ パパゲーノの華麗な生活

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【 アホ菅ほどじゃないが 】

2011-08-08 18:24:26 | 02 華麗な生活

民主党員にはロクな奴がいないと知ってはいたが、
野田という財務大臣の
お粗末さも相当にヒドイ。
電話によるG7に本当に参加出来たのだろうか。
怪しいものだ。

アメリカの威信も落ちたものだ。格付け会社ったって、
所詮民間の
一企業だろう。
それが勝手に他国の国債や社債にAAAだの、
AA-だのって、等級を決める
こと自体がオカシイ。
アメリカはそんな手合いに、格付けを落とされた。

米ドルに値打ちが無くなったのは、1970年8月に遡る。
それまで米ドルが世界の
機軸通貨たりえたのは、
1トロイ・オンスの金と35ドルが兌換出来たからであった。

ニクソンが大統領の時、突然声明一つで米ドルの金兌換を
中止してしまったのだ。
それまで日本円は1米ドルに対し360円と固定されていた。
ドイツマルクは90円だった。

今のアメリカは、欲しいままに米ドルの印刷を続けている。
市場に溢れている米ドルが
値打ちを下げているのである。

アメリカ国債を多額に持たされている世界第二位の国が
日本である。それを上回る国が現れた。
言うまでもなく中国である。中国は90兆円
相当の米国債を
持っている。日本は71兆円だったはず。

アメリカと同様に,好き放題に通貨を印刷し続けている
国がある。中国だ。いずれ破綻するだろう。

日本円にも、ある時期米ドルに代わる世界の基軸通貨に
なる機会があった。
80年頃だった。今となっては夢物語に
なってしまった。

ひとり円高に放置されているかに見える日本円だが、
実質実効レートなる方式に
当てはめたら、まだまだ円は
安すぎるのだと言う。
スイスフランに比べたら割安なんだと。

野田が市場介入を決心して77円の円が、まだまだ割安だと
したら、今度こそ輸出企業は
持たないだろう。
電力不足になりかねない原発対策の国から、電力豊富な
国に移動
しようと工場主なら誰しも思うことだろう。

菅の下で、日本は工場を失い、安定雇用を大いに欠く国に
成り下がってしまった。内需でまともな雇用が守れるのか、
大いに疑問である。

今回の出来事で世界の株価が下がり、総額650兆円が
失われたらしい。銀行も個人も財産の目減りがデカイ。


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