福島第一原発の現場を預かる所長を吉田昌男さんという方だと、
今日の関テレ「アンカー」で青山繁晴氏から聞いた。
青山氏は大手術から二ヶ月以内の身体で、東北の被災地を
飛び歩き、中身の濃い取材報告をされている。例の防御服に
身を固め、原発の中まで歩いて入り、カメラを回したものを提供
しながらの話だから、迫力が違う。
世のコメンテーター諸氏は、青山氏の爪の垢でも煎じて飲むがよかろう。
吉田所長は大阪人。最も迷惑なのが現場を見にも来ないで
五月蝿く指図してくる輩だと、言葉に衣を着せず堂々と言う人らしい。
そんな武士がいるからこそ、それぞれ所属が違う人間集団を
まとめることが出来るのだろう。
東電の会長・社長は間違っても、吉田所長を罰してはならない。
菅は元より、原子力委員会だの、原子力安全・保安会だの、
東電の重役連だの耳が痛いのは大勢居るだろう。
口だけは達者なオトコどもだ。
巨大震災が東北日本を襲い、大津波に太平洋沿岸の町が
飲み込まれて行った日。
世界の人々は、日本に同情と支援の声を上げた。
あの日から一ヶ月も経たぬうちに、様子が変わってしまった。
「何やってんだ」「黙って放射能汚染の水を流すな」「せっかく義捐金を
集めたのに」「日本政府は無能だ」「なぜ原発被害をかくすのか」
菅という無能にして、プライドだけが異常に高い男が政権を握って
いたからだ。
レベル7に相当する放射能流出は、一ヶ月経ってからの発表だった。
しかも原子力委員会と原子力安全・保安院の公表数値が、同日の
公表にも拘らず倍ほども違う。
こんな国を、世界のみんなが見放して当然だろう。
アホ菅、イラ菅、逃げ菅、呼び名は何でも良い。国を売ることだけは
止めてくれ。