作家 小林真一のブログ パパゲーノの華麗な生活

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【 不毛地帯(12) 】

2010-02-19 10:52:37 | 02 華麗な生活

ドラマ第16話の進行には、特にありません。
ただ、長い間石油ビジネスはメジャーと呼ばれる世界的
大資本に握られていて、日本政府に割り込むチカラも皆無でした。

岸・佐藤・田中角栄あたりが、首相であった頃には、大型商談に
政府の介入が多くあり、首相の意に反する行為には、官僚界を
挙げての報復があり得ました。

鮫島が企画した全日本的なデレゲーションは、ウソだと思います。
イラン国王の地位は早くから揺らいでいましたから。

しかし鮫島は気の毒なくらい、品の悪い顔ですね。
あれでイラン国王への長い個人アピールの時間は取れないと
思いました。

壱岐が二度とソ連には行きたくないと言い張る気持ちは、
日本敗戦時に満州に居て、ソ連兵が在満州邦人に対して
行った暴虐の限りと、逃亡中に夢中で子供を失った若い
母親たちに精神異常を起こした人を何人も見ていますから、
ボクも現役商社マン時代に何度もソ連で開催される見本市への
参加要請を受けながら、一度たりと応じなかったので、あの
壱岐の兵頭に対する怒りの爆発も理解できました。


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