月並みな言葉であるが、どうやらボクも慢性疲労症候群とやらに
襲われたみたいである。なんといっても週に三回の治療を義務化
されている「人工透析」通いが、それも十一年にも達すると、相当に
身体にこたえてくる。
ボクはそれに加えて、脊柱管狭窄という、腰椎から来る痛みが、特に
左足を襲い、そいつが寝ていても座っていても、痛むようになり、
今書いているブログだって、その痛みに耐えながら書いている。
透析患者だから、月に二回の血液検査がある。七月ごろから、この
検査結果に著しい変化が見られるようになった。
血中のタンパク質の含有量が減り、赤血球の数も減少した。
これじゃ疲れやすくなって当然である。
そこで、取っておきの秘密兵器を使うことにした。
年配のかたなら、御記憶にもあろう。
「飲めば痩せる不思議なスープ」と週刊誌に特集記事を組まれ、
どこの百貨店の食品売り場にも、客が殺到したドイツ製の
『ボノラート』である。
最近見なくなったなと、思って当然。売り場での販売をやめて
しまったからである。
この九月に入ってから、ドイツで生産したまんまを、何も加えず
何も加工せずに、ドイツ・オリジナルで直輸入直販に絞っての
販売を再開したばかりである。
「痩せたい人」が『ボノラート』以外の物に右往左往すること自体が
無駄な努力であるのに、今のボクみたいな、栄養失調者特に
良質タンパク質に欠ける者にとっても、こんな凄い天然由来の
食物もない。
二週間にかけて、日に一杯飲むだけで、血液検査のデータは
かなり改善されたが、足の痛みだけは、そう簡単にはいかない。
長い間放置してきた、「腰痛治療日記」を再開することにしよう。
パパゲーノ