幕末の俊才、小栗上野介を主人公にした
ドラマをNHKがやっている。来週で
後編が終る短いものではあるが。
他に人材が居なかったのか、辞めても
辞めても、また勘定奉行に起用された人。
それ程の逸材が、なぜ上野介なんだろう。
どうして「守」じゃないんだ。
忠臣蔵のカタキ役も、吉良上野介だし、
織田信長も長い間、自らを上総介と称した。
最初上総守と名乗り、後に介に変えたとも
伝えられている。
国司の長官が「守」で、「介」は次官。
実は3ヶ国だけ、親王任国というのがあり、
親王、すなわち天皇の皇子でなければ「守」
に任じられない国があった。
それが上総、上野、常陸の3ヶ国。
だから大蔵大臣に相当する高官も上野介なら、
天下布武の織田信長も上総介なんです。
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