作家 小林真一のブログ パパゲーノの華麗な生活

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【 風林火山と風火 】

2007-01-01 22:09:29 | 02 華麗な生活


今年の大河ドラマは井上靖『風林火山』だそうで、
そんなことに成るとは露知らず、生涯初となる
連載小説に『風の如く火の如し』とタイトル
を付けてしまいました。

落ち着きがなく、常にウロウロしているから、

静かなることも、動かざることも、どっちも無理。

で、残る風と火で勝負だと。
事実、そういうヤツとの定評を受けながら、22年
の商社マン生活を送ったと、これは自他共に認めて
います。

困ったことは、サラリーマンをやめてからも、
風と火だけが残ったままで、一向に林と山が出て
来ない。

腰部狭窄で「動かざる」身体になったのは皮肉なこと
です。でも、この「動かざる」は、あくまで暫定的なこと。

元旦から通常通りに働く、タクシーに乗って、これも
通常通りに働くドクター、婦長さん、ナースたちと
医療技師さんたちが待つ、透析クリニックに、今から
向かいます。痛みがあるから少しは「静か」ながら、
今年の初「動き」となります。


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【 透析生活10年目 (14) 】

2007-01-01 21:00:00 | 09 透析生活15年目


新年は元旦が月曜日となり、通常通りに透析を
受けに行きました。

患者は仕方が無い。むしろ透析クリニックが
開いているのが有難い。ドクターもスタッフも
気の毒に思います。

そんな中でワガママを言うのが居る。

「何?透析が嫌だ?そりゃあかん、せなしゃあ
ない身体や。何やて、痛い。じゃあ鎮痛剤出す
から、すぐに飲んで。えっ、今日は元旦や?
そうや、元旦でも透析はせなあかん。みんな
我慢して来てるんや。先生かて来なあかんから
来てるんや」

中二日の正月で、多くの患者が体重を増やして
きている。3キロ台の人が少ない。そんな中で
ボクの1800ccはナースたちを驚かせた。

ボク自身、3キロは増えただろうと覚悟して
いたのに、我ながら見事な自己管理。

このクリニックでは、正月料理を三重の折りに
詰めて、食事時に出すのが恒例。ボクは食事は
帰宅後に摂るので、不要なんだけど、婦長さん
が、「じゃあお持ち帰りで」と言うから貰う
ことになって3年目。

何のトラブルもなく無事に足掛け11年目の
初透析を終えました。

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