今年の大河ドラマは井上靖『風林火山』だそうで、
そんなことに成るとは露知らず、生涯初となる
連載小説に『風の如く火の如し』とタイトル
を付けてしまいました。
落ち着きがなく、常にウロウロしているから、
静かなることも、動かざることも、どっちも無理。
で、残る風と火で勝負だと。
事実、そういうヤツとの定評を受けながら、22年
の商社マン生活を送ったと、これは自他共に認めて
います。
困ったことは、サラリーマンをやめてからも、
風と火だけが残ったままで、一向に林と山が出て
来ない。
腰部狭窄で「動かざる」身体になったのは皮肉なこと
です。でも、この「動かざる」は、あくまで暫定的なこと。
元旦から通常通りに働く、タクシーに乗って、これも
通常通りに働くドクター、婦長さん、ナースたちと
医療技師さんたちが待つ、透析クリニックに、今から
向かいます。痛みがあるから少しは「静か」ながら、
今年の初「動き」となります。
パパゲーノ