作家 小林真一のブログ パパゲーノの華麗な生活

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【 京粕漬 魚久 】

2006-12-04 22:02:00 | 11 美味いもん談義


久しぶりにホンモノの旨いさわら粕漬に
ありついた。

人形町・魚久の京粕漬である。
東京の店なのに、京を名乗るのは、酒粕を
京都から取り寄せて漬けるからという。
酒粕がいったん京都から東京に運ばれ、
漬け上がったさわらが大阪心斎橋の大丸で
売られているのだ。

関西ではこれを西京漬と呼ぶ。
明石まで行って「魚の棚(うおんたな」を
通ると、活けのさわらを漬け込んだ西京漬
の上等が手に入る。

ホンモノと言ったのは、長い間ホンモノの
酒粕に漬けたのを食べていないからで、
NHKの「ためしてガッテン」という番組で
紹介された、ヨーグルトに漬けたものを何年か
前から食べ続けてきたから。そいつは思わず
「ウッソ~」と唸りたくなるほど、粕漬けの
風味がするのだが、銘店のこだわりの京粕漬と
なると、酒粕の香りがぷ~んと漂い、やっぱ
ホンモノはちゃうなぁ~と唸らされたという次第。

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