作家 小林真一のブログ パパゲーノの華麗な生活

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【 出雲そば 】

2006-09-17 16:24:38 | 11 美味いもん談義


腰椎の狭窄症が一向に良くならない。
もう半年もテニスができない状況が続いていて、
だから折角の連休の使い道がありません。
ひたすらリログを読んだり、書いたりしてるだけ。

そんなわけでお昼になっても、
「さあ、何を食べようか」という気持ちが起きない。

こんな時のために「ざるそば」がある。

島の中にある「パントレー」というスーパーに、
偶に出張販売にくる「出雲生そば」。
そいつをパパゲーナが買い置きしてあった。

生そばだから「持ち」が悪かろうと思うのだが、
「脱酸素剤」が付いているから、
賞味期限が11月1日まである。
酸素を遮断するから、酸化腐敗が起きない理屈。
これは「すぐれもの」。

袋には「有機原料使用」とあり、有機JASマークが
付いているから、ありがたみが増す感じ。

ゆで時間3分の表示通りに、すぐ出来上がる。
出雲らしく黒くて確りコシがある。
そいつをザルに盛る。

「ざるそば」ってのは見た分には「たったこれだけか」
と思うのが常なんだけど、不思議に食べ応えがあります。

島根県雲南市木次町里方の(有)本田商店さんの
「出雲生そば」がこうして食卓にのぼりました。

そばにつき物がわさび。
本わさび使用、おろし生わさび、チューブ入り。

東京のそば通に教えられたとおり、生わさびをチューブ
から取り出し、そばに塗りたくる。
そばつゆに入れるのはマチガイだと、件のそば通が言う。

有明産の焼き海苔を細かくちぎって振りかけ、
これで食べる準備が整った。

もう一つ大事なものが。そう、そばつゆ。
永坂更級の缶入りのそばつゆ。もう30年も愛用の品。
東京系の辛くて濃いそばつゆ。

どっぷり漬けたら辛すぎる。半分くらいを漬けて丁度良い。
生わさびが利いて、ツ~ンと脳神経を刺激する。
口中にも辛さが広がる。
この「生わさび」は「お主やるな!」の御一党らしい。

東海林さだおのマネをして、分析を重ねながら食べたら
我が家での調理時間5分ぐらいの「ざるそば」が、
島の中に3軒ある、どの店のものよりも上等品となりました。

冷えた麦茶を沿えて、食後に珈琲(今朝の残りを温めたもの)
これで「今日のお昼は良いもの食べた」と思えるから、
安上がりの身体なんでしょう。



             パパゲーノ


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