パネログ~よくわかんない日々~

日々のいろいろ書き綴って早14年近くになります。
ここに来て、身内に身バレしました❗
ブログ削除するか悩み中です…💧

『SWEENEY TODD』

2008年02月28日 01時38分47秒 | 映画
観てきました~。
のざさん曰く「萌え映画」。
はい、「萌え映画」でした(笑)
これはねぇ、普通に舞台行きたくて行き損ねてたからねぇ…。


で、今日は、近場のシネコン行ってきました。
渋谷で『全然大丈夫』観てこようかとも思ったんですが、やっぱり、先にトッドさんだろ、と。
まぁ、出掛けるのしんどかった、というのもあるのですが…。

5時過ぎから上映だったので、親子連れとかいたらやだなぁ、とか思ったんですが、よく考えれば『スウィーニー・トッド』はR指定。
子供なんているわけ無し。
あぁ、静かに観られる、と思ったんですが、前の投稿の通り、隣の女がポップコーンをひっきりなしに食べてた…
だから、シネコン嫌なんです…。
席も決まってるから移動出来ないし…。
それにしても、隣の人。
直径20センチはあるポップコーンのいれもの抱えて、全部食べてたよ。
その人の連れの女の人も抱えて食べてたし。
普通、シェアして丁度じゃない?
まぁ、連れの方は食べきってなかったけど。
「残っちゃった、どうしよう~」って、知るか(笑)
「それにしても、スウィーニートッドと一緒にいた、男の人の正体が分かんなかった~」
え?
「大家、でしょ??」
え?
あ~、もう、そんなにポップコーン喰ってるからだよっっっ!
と、突っ込みたくなった。
本当にこの人たちは何しにきたのか、聞きたくなった。
今日は、特に性格の悪い私ですが…(笑)
あと、カフェラテ買ったら凄く量少なくて驚愕だった。
え、これですか?って聞きそうになったぐらい。
外のスタバで買って行きたかったけど、持って入れないから…
本当に、シネコンにはがっかりです…。
そんなわけで、もう一回観たい…
いや、内容的にももう一回じっくりと…。


さてさて。
じゃぁ、まずは萌えポイントから(笑)
衣装いいよねぇ。
ちょっと前にメイキングブックを見てたんですが、そのスケッチとかそのままの雰囲気でした。
やっぱりコルセットはいいよ~。
ちなみに、本日はトッドさんに敬意を表して、ストライプのパンツ(半パンですが…)で行ってきました。
ラベットさんの靴下とかも可愛かったですね。
靴下留めとか…。
ガーターっていうか「靴下留め」って感じの、ああいうふくらはぎにつけるやつが、凄く欲しいんですよね。
だから、そういうとこ見まくってた(笑)
デコルテ具合とか、たまらないですよね(笑)
変態くさいですか?
あと、スカーフ系のタイがいいですね。
ロンドン寒いんだろうなぁと。


で、シーン的には、海のそばで暮らしたいってあたりの感じ。
あそこもやっぱり、衣装可愛いし、相当萌えですが、トッドさんの「心ここに有らず」感が良かったです。
結婚式とかもなんかどうでも良さそうだし、海水浴もぼーっと座ってるし、お食事会みたいのも沈んでるし…(笑)
ラベットさんの勝手な浮かれ具合と、それに置いてかれてるトッドさんの感じがあらわれてるシーンですが、相当一人でニヤニヤ、クスクス笑ってました。
あと、シーンで面白いと思ったのは、娘のジョアナを思って歌ってんのに、どんどん殺してるとこ。
超興味無さげに、超「ルーティンワーク、だりぃ…」っていう感じで、ザクザクスパスパ…。
椅子ガシャーンてなって…。
リズミカル…。
あ、その椅子改造しだすとこも、良かったです。
頑張って作ってる感じね(笑)
その椅子がガシャーンてなるとこもですが、ミュージカルなんで、リズミカルな感じとかもよかったですね。
ラヴェットさんが、はじめにパイの説明をパイ作りつつするとことかも、ガンガンやってて、それでいてリズム刻んでたりとか。
それにしたって、虫居過ぎだから(笑)


で。
トッドさん。
本当にもう復讐しか見えてない。
てか、復讐すら見てないのかも。
殺人鬼、殺人鬼って言うけど、あれは「殺人鬼」って感じじゃないですよね。
別に殺すことに取り憑かれてるっていうんじゃないし…。
最後は、本当に悲しいけど、ある意味では良い終わり方。
あれしかないでしょ?
それに、あそこでトッドさんはトビーに切られたんじゃなく、切ってもらってますよね。
あれは「甘え」でもあり、「優しさ」だと思いますが…
でも娘との関係は本当に悲し過ぎますね。
泣けたよ~。
同じ部屋にいるのに!
今会っているのに!!!
って。
最後は本当に血まみれでしたよね。
まぁ、血まみれよかったですけど。
最後の返り血激しかったなぁ。
復讐遂げたぁぁっ!ってのがあらわれてましたね。
記念に、「いつもより多く吹き出してます!」って感じでした。
トッドさんの血が、重く奥さんの顔にかかっていくのも、印象的でしたね。
飛び散らず、どろりと落ちてく様が、そこまでの苦しみとかって感じに見えました。
後悔の念もあるのかもね。
でも、危ない目がすごくいいですよね。
完全に行っちゃってる感じが。
ウォンカさんも行っちゃってたけど…、違ういきかたしてて、そこがまた素敵です。


で、ターピン。
彼は完全に悪代官(笑)
水戸黄門出てたら、絶対にお銀(おえん?)にういやつとか言って、お風呂に誘うだろっていう…(笑)
覗いてる様子も変態くさいし。


それにしても、ティム・バートンって屋根裏的な感じ好きですね。
というか、屋根に窓とか。
あと歯車的なのとか。
全体的に色合いが暗くて、それも良かったな。
血の暗い赤がとっても重みあって良かった。
それから、さっきも書いたけど、海辺のシーン。
全体が暗いから、普通の色合いなのに本当に楽園に見えた。
夢に見えた。
でも、ピクニックにはちゃんと3人で行ってて素敵。
多分、トッドさんはなんにも考える間も与えられず連れてかれてるんだろうけど(笑)
ああいうピクニックしたくてたまらんです。
あ~でも、執事従えて(笑)
お茶とか、ケーキとか用意させて。
でもやっぱりミートパイかな(笑)


明日はミートパイ作ろうかな。
近くで猫がいなくなるかも…
いや、人かも…(笑)

『ムーラン・ルージュ』

2007年12月23日 20時59分01秒 | 映画
先週からアップ忘れの記事です。
だから、ここで言う「金曜日」とは、14日のことです。

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金曜日、『ムーランルージュ』を『魔笛』の後に観てきました。
なんか、観る順番逆にしたらよかったかも…と。
これも観たかったんですが、結構期待外れだったというか…。
なので、もう少し早く家出て、一個早い回から観たらよかった…と。


20世紀フォックスってことで、いつもの音楽から入るんですが、あれ聞くと…
『遠い昔、はるかかなたの銀河で…』
ってくる気がして(笑)
まぁ、ユアン・マクレガーだし、間違ってはないか…
(間違ってます)
劇場~って感じで、指揮者がいたりするオープニングはいいですね。


で。
これも、『魔笛』同様どっちかというと衣装が観たかったんです。
ステージ衣装とか。
でもあんまり出てこないし。
これっていうのは、サティーンが舞台初日に着てた服とかかな。
カッコ良かったし。
コルセット万歳★
でもなんか、まぁ楽しいけど、それ以外何もないっていう印象。
まず、音楽はほとんど原曲分かるやつばっかりで、いきなりサウンド・オブ・ミュージックだし、ダイヤモンドの犬(笑)だし…
特に、『ライクアヴァージン』に入る前は、次何くるか分かりすぎて笑えた。
あのおっさん二人で何やってんだいな感じとか、よかったかも(笑)。
まぁそういうの良いとは思うけど、だったら、春に観たペンギン映画(『ハッピーフィート』)の方がパロってる感じは好きだったかな…。
パロってる割に、『オリジナルです』感がある気がしてしまって、しっくりきませんでした。
そういえば、ティンクなんかも出てきたよね(笑)


出てるのは、ユアン・マクレガーとニコール・キッドマン。
自分としては、ユアン・マクレガーはなかなか好きだったりするのですが、(やっぱりオビ=ワンだし…笑)なんか、このユアン・マクレガーやだ…(笑)!
超イライラする!
クリスチャン、いい加減うざい…!みたいな。
たぶん、こんなこと思うのはあたしぐらいなんでしょうけど…。
とにかく、二人のだらだらした感じについていけなくて、さっさと公爵にもらわれろ!とか思う始末で。
そんなだったんで、CGにも違和感を覚えまくり…
そこまで、ダイヤ光らんだろ、とか。
しかも結局死ぬのか、みたいな。

舞台の様子とか、部屋の内装とかは素敵だったんですがねぇ…
衣装同様、もっと、そういうとこ見せて欲しかったな。
だいたいあれなんだよね、私、昔語り的な形式好きじゃないんだよね。
説明的には作る方とかも楽なんだろうとは思いますが、その時点で萎えた感じはある。

なんか、観たいと思いつつ観られなかったから、変に期待しすぎてたかな…。
まぁ、楽しいとは思いますが、映画館じゃなきゃ観られない…って感じです。
家で観てたらなんか飽きそう…。

『魔笛』

2007年12月15日 01時36分11秒 | 映画
昨日は討ち入り日和だったので、映画を観てきました。
あんまり行くはずじゃなかったのですが、なんだか勢いで。
これこそ討ち入りです。


そんなわけで、気付けば、高田馬場。
あ、でもお金おろさなくちゃ、ついでに何か飲むもの…
と、映画館と逆側に銀行と西友あったのを思い出して、行ってみました。
自分の変な記憶力の良さに感謝です。
アップルティーを86円で買いました。
最近、普通にスーパーとか探して飲み物買ってしまいます…(笑)
まぁ、そんなにお茶買わないですが、二本立てで、飲み物無しはキツイなぁと。


そう、今日は久々に二本立てで観てきました。
『魔笛』と『ムーランルージュ』
両方とも観たかったんですが、観てなかったので。


そんなわけで、1本目は『魔笛』でした。
これは結構最近公開されてたやつで、観たいと思いつつも、あんまり話題にもなってなくて忘れてた…!っていう映画です。
もちろん、土台はモーツアルトの『魔笛』。
舞台は第一次大戦。
なので、かっこいいトレンチ姿でも見られるかな…(笑)?なんて思っていたところ、いきなり「塹壕」(笑)
そして、飛行機、毒ガス。
しかも、夜の女王は「タンク」で登場っていうシーンの数々が、あんまりにも第一次大戦っぽくて(笑)ツボでした。
って、たぶん、あの場でそんな見方してた人他にいないでしょうが…(笑)
ちなみに、パパゲーノが始めに連れてた鳥見て、「カナリア部隊!」とか納得してたのもあたしぐらいか…(笑)?



さてさて。
冒頭から、戦争なんだけどのどかな感じで始まります。
それで私はあることを思い出す…
あ、あたし、モーツアルト聞くと寝る…(笑)
そういう習性なんです。
でも、寝ませんでした。
音楽はもちろん、映像も綺麗だし、両方が合ってたし。
で、結構遊んでるけど、嫌な感じなくて。
だいたい、この『魔笛』っていうオペラ自体が遊び感満載で作ってるんですよね?、たしか…。
だからか、結構すんなりとCGも観られました。
で、歌詞とかもそう持ってくるかぁ~っていう。
特に、はじめの、毒ガスシーンはよかった(笑)
だからこそ、カナリア部隊が…ってそこばっかり…

いやいや。
パパゲーノはかなりツボでした。
彼の妄想(?)シーンとかね。
衣装が可愛い!
なんか、『危機裸々』っぽくて…
(実は今回、衣装見たさの『魔笛』と『ムーランルージュ』だったりしたんです。)
何度も言いますが、可愛かったです。
パミーナの衣装がそこまで可愛くなかったので、というか、自分的にそんなに萌えではなかったので、あのあたりに惹かれました。
パパゲーナの衣装も可愛かったし。
夜の女王方の侍女三人衆の、軍服も看護婦姿も好きです。
古いナース服っていいですよね。
というか、夜の女王自体素敵でした。
なんか、もう、この前の『オペレッタ狸御殿』の由紀さおり(びるぜん婆々)思い出しちゃった(笑)
アリアのあたりとか、完全にそうだよ…。


映像はCGも一杯つかってて、結構すごいけど、どっちかというと音楽の方に意識が行ってしまうので、普通になじんでみてました。
塔の上とかは、上空からショットとかで面白かったし。
戦争シーンは、わ~って感じで「戦争してる」っていう感じでした。
昔ながらの戦争、っていうような。
まぁ、こういう歩兵戦みたいのってこの辺りの時代までですもんね…。
痛そう…みたいなやつ。
今の戦争はただの破壊ですからね。
いや、戦いとか自体よくないですけど、「破壊してる」って気はあっても、「殺してる」って実感わかないんじゃないかなって思います。

で、色合いとかも綺麗でした。


全体的に結構、くすくす笑ってみられたし、それなりに楽しかったです。
なんか、いろいろ思ったのですが、とりあえず、音楽気持ちよくて、すごくリラックス出来ます。
あんまり力入れずに見られる映画ですね。
ふわふわってね。
それにしても、何回も観てますが『アマデウス』を観たいです(笑)
(あと、たしかクリキャロでモーツアルトありましたよね?)

『クワイエットルームにようこそ』

2007年12月03日 01時18分11秒 | 映画
一昨日、むりやり『オペレッタ狸御殿』を観てきて、変に調子付いて行ってきました。
渋谷のライズまで…
まぁ手帳探しと、その他諸々も兼ねて…。

はじめて2階席で観ましたよ。
やっぱり、指定席って慣れないです…
チケット買うときに、考えるのとか苦手です。
会場入って、大体このあたり?って座るし。
やだったら、空いてるとこ移動するし…。
今日は閑散としてたから、荷物を隣に置いて、トイレ行って帰ってきたら、そこの人いてかなり焦った…
しかも、自分で取ろうとしたら、全部渡された…

ひぃぃい~。
たしかに置いてたのは悪いけど、なんか変な…
で、隣に人来るぐらいだからいっぱいなのかと思いきや、大概一つ置き。
なんなんすか…。
だから指定は嫌いだ…。



さてさて。
ずっと観たかった『クワイエットルームへようこそ』
結構、淡々と面白かったです。
監督は松尾スズキ。
原作も脚本も松尾スズキ。
すっごく斜めから描くよなっていうのが、前から自分なりの松尾さんへの感想なんですが、期待裏切らず。
淡々とひねてる(笑)
素直そうで、そうでない…みたいな。
食べ物で言うと、『松露』みたいな、なんか表面堅い~みたいな感じね。
でも、グサッとやるとヒビ入って、中身デロデロみたいな。
で、あんこだから甘いんだよ。

あ~なんかよくわかりませんが…(笑)


精神病院の閉鎖病棟でのお話なんですが、いろんな人だらけでした。
何がまともなのかって。
健康を害する症状…?みたいな感じの人が多くて、そりゃ、生命の危機になるならまともじゃないことしちゃってるんだけど…。
オーバードーズしてなかったら明日香(内田有紀)はあそこに行かなかったわけで。
でも、そうだからって、彼女はまともだったと言えるのか…。
目に見えた行動取ってしまって、初めて「クワイエットルーム」に入れられるんですが、そこの一線超えることだけで普通と普通じゃないっていう線引きができるのか…。
もともと、小さいころから自分おかしい…と思ってるんですけど、もうそれはそれで仕方ないかな、と最近は諦めてます。
人の物差しと、自分の物差しはメーカーもはかり方も違うんだなって思って、前まではそれが欲しかったんだけど、最近はもうしょうがないな、と思ってます。
なのに、変に「これ使いなさい!」って、自分の渡してくる人いるでしょう?
そういうのが、本当にダメです。
確かに、一番普及してるタイプなんだろうと思ったりしますが、渡されても使い方分かんなければ意味ないんですよね。
しかも、この場でこれを使うのが本当に正しいのか?って。
ただ、多数が使ってるだけで実はもっと良いものがあるのかも知れないし。
しかも「あなたのはだめだから」っていうことで渡されるわけですよ。
いや、あんたも、これの使い方知らないだろ?と言いたくなる。
でも、そこで言わない私も悪いんですかね。
なんか、もうめんどくさいっていうか、よくないけど、「私の物差しってこういう使い方なんですよ」って一から説明すんのとか辛いんだもん。
それぞれが、それぞれで考えてることとか、それでいいと思うんだけど…
わざわざ、他人に入って行かなくちゃいけない感じが分からない。

映画で出てきた西野さん(大竹しのぶ)とかって、もろにそんな感じな気がする。
わざわざ他人の事に干渉してく感じ。
人に関わらないと生きて行けない感じ。
でも、明日香もそんな気がする。
人と一緒に暮らしたりとか出来るって言うのは、そんな気がする。
そういうのが苦手。
苦手というか、もう違う生き物みたいに見てしまう。
酷い言い方すると、これ軽蔑かも知れない。
これが私のはかり方なのか…。
少し違うけど、私は一生懸命お堀を掘りたいのかな、と、昼間に思った。



そういうのはまぁ良いとして…
そんな大竹しのぶとか、蒼井優とかが印象的でした。
蒼井優が、部屋覗いてるシーンについてよく書かれたりとかしてますが、そこよりも、殴られて倒れて、見上げるシーンですよ。
ひぃってなる。
「システム」についてもひぃって、なるんだけど…。



あぁ、胃洗浄は辛そうだ…。


で、最後に、「あぁ、オズの魔法使いだったんだ!笑」ってなりました。



うん、面白かったです。
行ってよかった。

『オペレッタ狸御殿』

2007年12月01日 21時08分40秒 | 映画
今日は『風邪をひいた』ため、仕方なく(笑)昼から学校へ行ってきました。
毎年やってる『フィルムフェスティバル』っていうやつで、学校のホールで映画観て、監督交えた座談会みて…みたいな会。
毎年なんか予定かぶってたんですが、今年は行けました。
いや、行きました(笑)。
行かなきゃ!って思ったんですよ。
鈴木清順観たかったし。

駅からテコテコ歩いてたら、いつも授業で一緒な方にお会いしたので、せっかくなので、ご一緒させていただきました。
そしたら、さらに先生にもお会いしたので、さらにご一緒させていただいてしまいました。


で、『オペレッタ狸御殿』を鑑賞。
公開前から観たかったわりに、観られてなかったので、大きいスクリーンで観られて嬉しかったです。
思ってた以上に、世界感が素敵でした。
そして、なんかもうツボだらけでした(笑)
チャン・ツィイーとかオダギリジョーは、もちろんですが、他の人たちもすごかったです。
由紀さおりと薬師丸ひろ子とか、なんか、もう本当にかっこよすぎたし。
平幹二朗の安土桃山、とか…。
(てか、もう名前自体すごいですよね。)
彼の台詞で笑ったのは、「に~んげん燭台♪」かな(笑)
「極楽カエル」も、あそこまでいろいろとCGなのに、どうしたの?な感じとケロケロ具合が本当に可愛くて(笑)
てか、煎じたりするのかと思いきや、そばで鳴くだけなんだ…と。
なんか、本当にポワトリンみたいな雰囲気がありますよね。
正体ばれると、神様(鈴木清順)にカエルとか、ザリガニにされちゃうんだよ。
(美空ひばりはポワトリンだったのか…??)

で、オペレッタなわけですから、歌もかなり歌うんですが。
「推定100年の人生~♪」とか凄い歌詞ですよね。
今現在「推定100年」なのはいいとして、生まれ変わっても「推定100年」生きたいって…。
推定の使い方おかしい…とか。
あと、「いろいろと、その他にもいろいろ…」って、うわぁ、省略??みたいな感じで面白かった。



と、まぁ、いろいろ突っ込んでみましたけど、全体的に観て、あっという間に面白く観られてしまったりとかすごいですね。
テンションの切れ間なしに、最後まで、面白かった。
それは、その後に「面白い」のがやっぱり大事、みたいなお話されてたことが反映されてるのかなと。
で、自分が面白いと思う事ってのがきちんとしてるから、一定のテンションを保てるんだろうな、と思いました。
全体的に正面から撮ってる、というのを、「カメラ沢山使うと、時間もかかってお金もかかる」なんて言ってらしたけど、そこでそうやって言ってしまえる感じのかっこよさったら無いですよね。
あと、「戦争やるっていったら、賛成ですよ」「戦争映画は勝たなくちゃ」だし。
で、女子は勉強なんかせずに化粧してろって…(笑)
超、無茶苦茶言ってても、やな感じしなくて本当にカッコ良かったです。
結構、戦争体験の話になってて、ふむふむと。
で、帰りは、助川先生のお話聞きながら帰ってたんですけど、清順さんのかっこよさとかってそういうことなのか~みたいな発見も多かったです。
やっぱり、戦前から生きてきて、そこまでのことがガラッと変わってしまって新しいことが構築される様を見てきてる人って、強いんだな、と思いました。
しかも、終戦時に完全に自我を構築していた大人だったりとかしたら、尚更でしょうね。
結局は自分を信じて生きないと、どうしようもないっていうのを、体験してるんでしょうね。
確固たるものって自分以外に無い、と思ったりしてるから、超、自由な発言しててもかっこいい…。
しかも、外人に対してもあのまま変わらないとか、本当にかっこいいです。
(それにしても、デニス・ホッパーと鈴木清順って…)

あぁいうじいさんは、国宝にしてほしい…(笑)

とか思ったりした、今日でした。


それにしても、清順さんが酸素引きずって登場された時はびっくりしましたけど、お話されたら、かなり声も張りがあったし、語調もしっかりしてらしたので、お元気だなぁと思いました。
お話の返しも絶妙だったし、あの酸素さえ無ければ、全くもってお若いわぁ~って思ったでしょうね。
あ、でも、ポワトリンの時の印象が強いので、やっぱり、年取られたなぁとは思いましたが、もうあれって15、6年前ですよね、多分。
そりゃ年も取られます。
でも、十何年以上も「じいさん」な感じがいいですよね。
昔からじいさんだと思ってたけど、そんなにじいさんじゃなかったのか…?

それにしても、帰りに、いろいろ映画観なきゃなぁと思いました。


あ~、今日は『風邪引いて』よかった(笑)

『オリヲン座からの招待状』

2007年10月27日 16時46分40秒 | 映画
昨日、よしみさんと試写会に行ってきました。
適当に出していた試写会が当たったのです。
場所は有楽町。
今話題の有楽町。
今まで何にも無かったあたりが華やかになりましたね。
マルイ見てきましたよ。
地下の混み具合も見てきました。
あ~、クリスピークリーム並んでる、並んでる~って感じで。
でも、そこまで多くはなかったかも。
とは言え、並ぶのとか有り得んのですが…。
いつか食べたいですが、まぁ、いつか並ぶのが治まったぐらいにいきたいです。
3号店、4号店って出来ればいいのに、と。


で、まぁ、そんなこんなで観てきましたよ。
感想としては…
メルヘン過ぎる…というか、ファンタジーですね。
話が綺麗すぎてどうなのかな~って、ちょっと思ってしまいました。
とりあえず、宮沢りえが綺麗でした。
言ってしまうと、宮沢りえを観ましょう!みたいな感じだったかも。
お話も良いんですけど、どうも、泥とか沈殿させちゃって、上澄みだけそっと掬いましたっていう感じを受けてしまって。
何となく、台詞とかもシーンとかもね、そんな印象で。
でも、最後の原田芳雄がいいです。
テッパクであんなにはしゃいでいた人とは思えません。
(タモリ倶楽部)

で、「京都の映画」ってかなり売りっぽいですが、京都って感じはあんまりしなかったかな。
町家な感じは京都でしたね。
親戚の家ってぽくて懐かしかったりしました。
入ってすぐ土間で、お勝手になってる様子。
ああいう家が欲しいです。
欲しいといえば、映画館が素敵だなぁと思いました。
よしみさんと、あぁいう映画館やりたいよね~、と言ってたんですけど、もう趣味の領域でしか出来なさそうだね…と。
まぁ、ずっと前からの夢ではあるのですが、宝くじ当たったら、映画館やりたいです。
買った事も無いですが(笑)
てか、宝くじじゃ足りなさそうですが…。

さて、作中であんぱんを食べていて、それがおいしそうでした。
いや、あんまりそう言うシーンじゃないのですけど…。
食べたくなったので観終わってから「木村屋」で買いました。
さすが銀座。
でもお金無いので一個だけ。
悲しいですね。
今朝食べましたよ。
美味しかったです。

『山猫』

2007年10月09日 00時40分07秒 | 映画
金曜日のことです。

トータル上映時間4時間以上の『ルートヴィヒ』を観終えて、後。
『山猫』を観ました。

『ルートヴィヒ』が終わったのが6時半ごろ。
『山猫』の始まる時間(7時)まで30分弱。
とりあえず、コンビニ行こう!とEASTの方(WESTの下)まで行きました。
あぁだこうだ、いろいろと感想言いつつ。
パンとお茶買って帰ると、もう開場まで10分も無く、いそいで食べました。
で、すぐに開場。
『ルートヴィヒ』観る前に『山猫』のチケットも買っていたため、整理番号早くて、余計焦ったり…(笑)

SEとしての決心を固める事ができるのか…の思いのもと、『山猫』を鑑賞。
豪華でした。
イタリア素敵だ!
ドイツ(『ルートヴィヒ』)も良いですが、イタリア良い!
(三国同盟か…?)
アラン・ドロンかっこいいよぅ、代役だけど。
(ぐちおさんは「岡田真澄バカだ~…」を繰り返していましたが…笑)
結局、あのアラン・ドロンよりも、岡田真澄さんのほうが素敵だったということなんですよね。
凄いなぁ、としか言えないです。

公爵も、素敵ですよね。
素敵…というか、なんでしょう。
時代に逆らわない…というか、でも、迎合しない…というか。
完全に「自分の時代は終わったな」、というとこでお話は終わるんですよね。
対比としてのタンクレディが、また、時流に超のってくからすごいですね。
わけぇっ!
っていう感じでした。
結局、アラン・ドロンに行き着くわけか…(笑)
眼帯的な時も萌え(笑)ですが、ヒゲドロンも良いですね。
女子(笑)の髪型いいですよね。
で、舞踏会…
すごいです。
あぁいうのを本当にやってたんでしょうけど、あり得ないですよね。
なにあの、楽しそうな感じ。
なにあの、豪華絢爛な感じ。
そこで、公爵は一人で…っていう。
ぎゃ~。

イタリアヤバい、イタリアヤバい…。
というか、もう、完全にSEとしての決心とかどうでもよくなりましたね…。
お金あったら、『イノセント』も観たかったです。
てか、もう一回ずつとか観たいです。
疲れる、疲れるって言う割に『山猫』『ルートヴィヒ』共にそう疲れないんですよね。
『風と共に去りぬ』はそれなりに疲れたけど…。
椅子が良かったんでしょうか?
あ、でも多分、映画館で『ベン・ハー』観るのは本当に疲れるでしょうね。
気疲れしそう…(笑)
戦車競争とか絶対疲れるゎ。
そういえば、全校で観た事ありましたね。

ところで途中のトイレとか気になりました。



あ~、なんか、いろいろ感想あるのですが、どうもな…
というか、本当にもう一回観たいんですけど。
後からくる映画ですね。
なんだろうね。
なんなんでしょうね。

『ルートヴィヒ』

2007年10月07日 01時14分37秒 | 映画
先日(…木曜ですね。)ぐちおさんからメールを頂きました。
『渋谷で、「ヴィスコンティ 生誕100年祭」ってのをやっているけど、明日どうですか?』と。
二つ返事で、行きます、行きたいです!と返しました。

そんなわけで、一昨日は、Bunkamura ル・シネマへ行ってきました。

とりあえず、夜の『山猫』は観たいよね、ということだったのですが、折角なので、『ルートヴィヒ』も観ようということになり、昼過ぎに渋谷へ。
『ルートヴィヒ』は2時から始まるので、1時半にブックファーストで待ち合わせ。
私が、電車の時間とか間違えていたため、待ち合わせに少し遅れてしまいましたが、間に合いました。
(最近、逆算が出来ないんです…)
渋谷着いてから、コンビニあたりで飲み物買おうと思っていたんですけど、もちろん出来ず。
多分、ル・シネマって飲み物とか高いんだろう…と思ってたので、買いたかったんです。
行ってみるとやっぱり高かったです…。
ぐちおさんもお腹空いたって言ってたけど、うぅ…って感じで、空腹に耐える事に。
でまぁ、そんなとこだし、平日昼だし。
客層は年配の人多し!!!
じいさん多し!
私たち2人で平均年齢下げてました。

まぁ、すぐに入場になりまして、席に着きました。
整理番号順入場。
これ好きです。
で、やっぱり、じいさんいっぱいで(笑)
予告が終わると、スクリーンのサイズが横長なやつになり、始まりました。


まずもう、衣装が…(笑)
衣装がヤバかった、が二人しての感想。
カッコイイスナ。
やっぱり、寒いとこの服は重厚感があっていいですね。
帽子とかも素敵でした。
萌えですね、萌え。
インターバル(インターミッション?)入って、とりあえずその辺りの話ばっかでしたね。
危ういけど、前半はとにかく華やかだし。
弟がいい人だ!
とか、ロビーで言っていたんですが、後半始まってすぐ弟が具合悪くなってしまって衝撃でした。
(↑観終わって、一旦外出た時の会話で。)
で、後半は完全に自分の中に入ってしまう、ルートヴィヒ。
前半でも少しずつそうなんだけど、やっぱり、お城に籠ってしまうと大変ですね。
でも、ああいうの作りたいって感じはものすごく分かります。
住みたいですもん、ああいうところに。
ノイシュバンシュタインとか、マジで行きたいですよ。
シンデレラ城のモデルですよね。
財力すごいっ!と思いますけど、全部国のお金ですからね~。
でも、すごいです。
最後に、ルートヴィヒが悪い的な感じになるけど、どうしてそこまでさせてしまったのかってのも確かに大きいですよね。
そこまでお金を出してしまったあたりもなぁ…と思うんだけど…。
でも、ああやって人間が退廃していくのが良いのですけど…(笑)
ぐちおさんは、とりあえず、苛立ちつつダメになってくルートヴィヒ萌えだったらしいです。
前半もかっこよかったけどね~と。
心配してくれた人たち(「たち」でもないか?)の気持ちも届かなくなってしまうとか、悲しいけど、破滅しかない感じは確かに素敵です。
おかしいんでしょうか…。
『リバティーン』の退廃具合も良かったですが、ルートヴィヒ2世のどうしようもなさには勝てないですよね。
なんか、そこには意図のない退廃っていうか。
生きて行く上では、世界を作り上げるしか無かったんですよね。
肯定しちゃいけないのかも知れないんですけど、他には方法が無かったんだろうなぁと思います。
だからといって、罪悪感とか葛藤が無かったわけじゃないんだろうと。
カトリックとして…とかも。
だからこそ、より、逃避するほか無くなってしまうんでしょうね。
負のスパイラル。


最後は溺死してしまうわけですけど、そのあたりは知っていたので(前にテレビで生涯みたいのを見た)そろそろ死ぬ、そろそろ死ぬ…!と、息つめて観てました。


それにしても、エリザベート強いですね。
かっこいいです。
威厳ある高貴な女性っていう様子が、素敵でした。


そうそう。
じいさんだらけだった客席。
4時間以上の長丁場だったため、結構寝ていたりとか、がさがさしてる人多くて。
しかも乾燥してて、お年寄りはそれに耐えられないわけです。
完全に飲み物探してるでしょ?な音が響くは、咳込むはで本当に心配になりましたよ。
私の一個空いた隣にいたじいさんは、寝てるは咳き込むは…って全部やってました。
なのに、なぜかエンドロールは前のめり。
小声で読んでました。
謎でした…。



それにしても、結構、ツボだったとことかあったよね?と終わってからぐちおさんと話してました。
突っ込みどころ、というか。
コンビニに買い出しへ行きつつ…話題はそこでした(笑)