マヨの本音

日本の古代史から現代まで、歴史を学びながら現代を読み解く。起こった出来事は偶然なのか、それとも仕組まれたものなのか?

マヨ博士の伝奇考「アーク編」の1

2010年04月21日 09時34分07秒 | 小説
今日から宗像教授をパクッタ小説を書きます。漫画を描けたら楽なのですが、あいにくそれができないので小説にします。
小説「アークの秘密」

マヨ博士と助手の友子はJ-PARCと呼ばれる実験施設を見学していた。
「マヨ博士、すごい設備ですね。一体、何をしているのですか?」
「さあ、私にもよくわからんが、原子核を加速しそれを岐阜県のカミオカンデにぶつける装置らしいな。」
「へえー、日本って暇人がおおいんですね。」
「これ、失礼なこと言うもんじゃない。立派な研究者ばかりなんだから。」
「と言いながら、博士がわざわざ見に来たのは特別なわけがあるんじゃないですか?」
「ふん、実はそうなんだな・・・・」、「ねえ、教えてちょうだいよ・・・」
実験設備を見学し、帰りの車の中で博士はしゃべりだした。

「実は第二次大戦の起こる原因となったのはカーターという青年がツタンカーメンの遺跡を発見したことにあるんじゃ。エジプトの役所との約束を破り、カーターとそのスポンサーであるカナーヴァン卿はこっそり公開前に墓の中に入ったんじゃな。そしてパピルスを見つけた。」、「なにが書いてあったんですか?」
「それが問題なんじゃ。おそらくそれは専門の学者にゆだねられ、解読された。たぶんその内容を漏らしたためにカナーヴァン卿は暗殺された。」
「へエー、殺されちゃったの?」、「カーターはそれを知り、自分にも危機が迫っていることを知った。そして、信用のできる人間に預け、もし自分が殺されたら世界に公開するよう頼んだのだ。」
「本当なの?」、「本当だとも。カーターはエジプトの役人があまりにも発掘を邪魔するので英国の領事館に怒鳴り込み、もしこのままならパピルスの内容を発表し、出エジプトの時のユダヤ人たちの恥ずべき行状をばらすぞと大使を脅迫したんじゃ。」
「恥べき行状ですって?」、「そうとも。間違いなくそのように言ったんじゃな。当時、1923年ごろ、英国はユダヤ人のための国家を作るためひどい二枚舌外交をしておった。仮にユダヤ人に不利になるような証拠が出てくると、非常に困ったことになっただろう。」
「で、どうなったの?」、「うん、結局お互いに取引したんじゃろう。発掘は順調に進み、結局パピルスの類はなかった事になっている。しかし、このパピルスの存在を巡って争奪戦が始まったんじゃ。よくわからんのじゃが、それがこじれて第二次大戦が始まったと言う人がおるんじゃな。」
「で、パピルスはどこへ行ったの?」、「もちろんわからない。が、不思議なことにフセインがそれを手に入れ、そのためにイラク戦争が起こったとも言われているんじゃ。」
「じゃあ、なに?フセインはそのために捕まって死刑にされたの?」
「まあ、殺されてはいないだろうな。ただし、パピルスは捕まる前にどこかへ隠したんじゃないか?アメリカ軍がどうしても欲しいのはパピルスであり、イラクでもなんでもないのだから・・・」
「うーん、よくわからないけど、問題はパピルスに何が書いてあったかよね・・・・」
「そうそう、でな、実は情報によると、モーゼはエジプトを出て行くときにエジプトに伝わる重要な宝物を奪ったと言う話があるんじゃ。」
「えー?急に古代の話になるんじゃん」

名古屋へもどる道中、車はサービスエリアにより、トイレ休憩になった。この続きは明日。

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