小安中学校第10期生 Version 2

自然豊かな栗駒山麓にたたずむ学び舎から巣立った、我等40人の恋と涙と心の交流を綴るサイトである。

青春の詩

2009年06月13日 | 青春時代

 

青春とは人生のある時期ではなく、心の持ち方をいう


青春とは人生の或る期間を言うのではなく心の様相を言うのだ。
逞しき意思、優れた創造力、炎ゆる情熱、怯懦を却ける勇猛心、

安易を振り捨てる冒険心、こう言う様相を青春と言うのだ。
年を重ねただけで人は老いない。理想を失う時に初めて老いがくる。

歳月は皮膚のしわを増すが、情熱を失う時に精神はしぼむ。

苦悶や猜疑や、不安、恐怖、失望、こう言うものこそ恰も長年月の

如く人を老いさせ、精気ある魂をも芥に帰せしめてしまう。

年は70であろうと、16であろうと、その胸中に抱き得るものは何か。
曰く、驚異への愛慕心、空にきらめく星辰、その輝きにも似たる事物や

思想に対する欽仰、事に処する剛毅な挑戦、小児の如く求めて止まぬ探究心、

人生への歓喜と興味。


人は信念と共に若く、疑惑と共に老ゆる。
人は自信と共に若く、恐怖と共に老ゆる。
希望ある限り若く、 失望と共に老い朽ちる。


大地より、神より、人より、美と喜悦、勇気と壮大、そして威力の霊感を

受ける限り人の若さは失われない。これらの霊感が絶え、悲嘆の白雪が

人の心の奥までも蔽いつくし、皮肉の圧氷がこれを固くとざすに至れば

この時にこそ人は全くに老いて神の憐れみを乞う他はなくなる。


                       (松永安左ェ門 訳)

【サムエル ウルマン】
(Samuel Ullman)


1840年4月13日、ドイツのヘヒンゲンでユダヤ人両親の長男として生まれる。

その後、両親とともにアメリカに移民し、後半生をアラバマ州バーミングハムで過ごす。

「青春の詩」は、ウルマンが70代で書いたとされる。

 

ネットで見つけた青春の詩です。気にいっていたので紹介しました。

私の下手な感想は似合いませんので遠慮いたします。

これからです、「あらかん世代」の青春時代の始まりです。