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海日記

 

「ザ・コーポレーション」渋谷uplinkにて

2006-01-12 21:02:39 | Weblog

社会主義   資本主義


民主主義   管理統制



「ザ・コーポレーション」という映画を見に行きました。

uplinkという渋谷の奥の方にある映画館です。

http://www.uplink.co.jp/corporation/



まず、いろんな人のインタビューと、イメージ映像の連続で

問題提議が多いこと


核となる主張は

「大企業の社会的責任(CSR)問題(社会に悪影響を与えている企業)」

     と

「今の’企業’のあり方はおかしい」


という問題提議。


以下はネタバレなので、ご了承ください。





会社が大きくなって、利益を追求するあまり

物価が安い国で低賃金問題が発生したり

ゴミや廃棄問題などの「人・物的被害」はもちろんのこと


人に害を与える製品や、消費者をごまかす(いい影響を与えない)製品

を作ってしまったり


大企業は知らない間に社会に浸透して、社会を支配している。


会社のトップ(CEOなど)は、「俺、金儲けしたいなんて思っていない」

「いい社会にしようと思っているし、低賃金で働かせようとも思っていない」



という。


「個」になると、みんな優秀でいい人なのに

「大企業」という集団になると、どうして「個」の倫理が崩れ

深刻は事態を招いてしまうのか。

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「だいたい、俺が何をいっても’企業’は野に放たれた野獣のように

略奪を繰り返してしまう存在なんだ」



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「企業」にカウンセリングをかけると

”サイコパス(人格障害)になる”という結論をこの映画は出す。


つまり


「社会にあふれている企業って、性質上

社会全体に危険を及ばす可能性がある」


ということだと思う。


書物を読んでから見たほうが理解度が高いような気がします。

高校のころよく授業で見せられたような映画




「かたーい」

「伝わってない」


という感想でした。

entertainする映画でも、knock outする映画でもない。

映像で、これだけの情報量が多いと、話についていけない。

そして編集もちょっと稚拙。違和感があった。


だけれど、CSRの問題はもうちょっと勉強していきたいです。