けいいちの日記

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日本サッカーの強化はダービーマッチにある

2010-07-18 | 国内サッカー
Jリーグが再開し、おそらく意図的に組んだのでしょうが、昨日は静岡ダービーに東北ダービーと否でも盛り上がるゲームが設定されていました。
しかも鹿島対川崎、ガンバ対浦和とJリーグでも屈指の実力と人気を兼ね備えたクラブの対決もあり、アウスタやNDスタ、万博はチケットが完売したそうです。
昨日は先輩のお宅で宿泊させてもらい、先輩の家ではスカパーに加入しているので、今朝はJリーグアフターゲームショーを見てから新潟を離れました。

ところで、自分の先輩で山形県の方がいます。その方は当然山形サポーターですが、山形の話題はほとんど山形と仙台の関係に終始します。
J2では何度もマッチアップしている両クラブですが、先輩が言うのは山形で最も嬉しい勝利は「仙台のホームで山形が勝つこと」と言い切りました。
その発言を聞いて、自分は以前、NumberでACミラン対インテルという世界でも最も有名なダービーの一つであるミラノダービーの話題が取り上げられていて、たしかインテルのトップが「ダービーでの最高の勝利はミランがホームの時に勝つこと。しかも0-0で後半ロスタイムで得点を入るゲーム」とコメントしていたことを思い出します。

自分は山形と仙台がどれぐらいのライバル関係かは知りませんが、「お互いに負けたくない」相手であることは間違いありません。
選手はもちろん、監督やスタッフやフロント、サポーターや普段はサッカーに関心の薄い住民ですら意識するゲームなのかもしれません。
昨日は初めてのJ1での山形対仙台の一戦でしたが、ホームで山形が勝ち、J1の先輩としてもの意地を見せた格好になり、山形はさぞかし盛り上がったことでしょうね。

静岡も清水対磐田というダービーマッチがありました。
これはJリーグの中でも「元祖」と言うべきダービーマッチですが、同じ舞台で14年間も戦い続けている分ライバル関係は強いはず。
一時は磐田が栄華を極めていましたが、現在は首位清水に挑戦者磐田という格好です。
それでも磐田が押していましたし、清水も決定的なチャンスを作っており、スコアレスドローでしたが、両者の「負けたくない」という思いが伝わる試合でした。

今日はガンバ対浦和が行われましたが、3-2というサッカーでは最も面白いスコアで決着しました。
特に凄かったのは90+3分のエジのゴールとその1分後の遠藤のゴールですね
2005年から国内3冠(リーグ戦・ナビスコ・天皇杯)+ACLのタイトルのうち、ガンバまたは浦和は何かのタイトルを獲得しているので、オシムが「ナショナルダービー」と称した一戦に相応しい試合展開だったと思います。

ワールドカップで優勝したスペインではバルサ対レアルマドリードという世界中のサッカーファンが注目する「エル・クラシコ」がありますし、プレミアやセリエA、ブンデスリーガなどの欧州のクラブには必ずダービーがあり、その存在がリーグのレベルを引き上げています。
NPBでも阪神対巨人という「伝統の一戦」があり、それがNPBのレベルを引き上げている要因だと思います。
Jリーグはまだ15年ですが、阪神対巨人に負けない「ナショナルダービー」が確立されればそのカードを中心にJリーグのレベルは上がるでしょうし、それがひいては日本サッカーのレベルアップにつながると思いますね。


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