大津日記 since 2004

雨ニモ負ケズ風ニモ負ケズ…
GSA大津克哉が送る愛と感動の現場日記

オリンピックストア

2010-08-16 | JOA (オリンピック関連)
高島屋のある大通りに面してオリンピックストアが営業。早々お土産を物色!
大会マスコットをGet!!


ちなみに、大会公式マスコットは「Lyo(レオ)」と「Merly(マーリー)」。
レオは若さを表す赤いたてがみを持った「ライオン」の男の子で、名前はLion of Youth Olympicの頭文字から付けられ、マーリーはシンガポールのシンボル「マーライオン」をモチーフに作られた女の子のキャラクターで、海を意味する青い髪が特徴なんだそうだ。


通りには、参加型のアトラクションがあったりで賑わっていました。




通りにはYOGのロゴ入り分別ゴミ箱が!

3on3観戦

2010-08-16 | GSA (スポーツと環境)
今大会には、IOCに加盟する205の国と地域(資格停止中で個人参加のクウェートを含む)から14~18歳の約3600人のアスリートが集い、26競技201種目を実施。参加する選手の数は通常の夏季オリンピック大会の約3分の1。しっかりと管理が行き届く規模で行うということなのであろう。なお、IOCは経費を抑えるために大会規模の縮小を掲げており、会場は既存の施設や仮設スタンドを多く利用している。これは、オリンピック・ムーブメントのミッションの一つに掲げられている「オリンピック競技大会の定期的開催」について、大都市でなくともユース大会なら開催が可能であるという都市に新たな可能性の道が開かれた。

会場に向かう地下鉄の中。いろいろと「禁止」のマークが見て取れる。
綺麗な街並みのために清掃をしている人もよく目にします。



さて、YOGの試合は種目によってまちまちで、男女混成チームや、大陸別の混成チームであったり、種目もバスケットの「3on3」に代表されるように通常のゲームとは異なる形式で行われたことも新たな試みの一つだ。



3on3の会場そばの広場では、アート展が開催されていました。JOAのサインをさせてもらいました!!




オープニングセレモニー

2010-08-15 | JOA (オリンピック関連)
夕刻よりシンガポールの中心部であるマリーナ湾の水上ステージで開会式が行われました。街中のいたるところに会場を案内するボランティアスタッフがおり、目立った混乱もなくスムーズに会場に入ることができました。思ったほどセキュリティーも厳しくないような・・・。






‘Blazing the Trail’と題した12のチャプターからなる式典がスタート。

シンガポールの歴史や文化の紹介をはじめ、貧困や飢餓、紛争など世界の最も差し迫った問題について関心を向ける内容であったり、それはまさにオリンピズムの精神であるわけだがそのメッセージの表現に多くの若者のパフォーマーが会場を盛り上げています。また、花火やレーザー光、高層ビル群からのサーチライトなどを駆使した演出は圧巻!
演出グッズは、会場に入場するときに配布されます。

式典では、『S.O.S』と題したプログラムの中で、昨今問題となっている自然の破壊、環境汚染、資源の枯渇など地球環境問題について考えさせられる映像が流れていたのも印象に残りました。





注目すべきはまず選手入場の形式。選手団がまとまって入場したので時間もかからずスムーズでした。その後、参加している国や地域を紹介する際に代表のNOCの旗手が一人ずつ入場した。


次に、恒例の選手宣誓について。通常、宣誓は選手の代表、そして審判団を代表する者がそれぞれ宣誓するのですが、今回は初めてコーチによる宣誓も加わりました。通常のオリンピック大会よりも低年齢化するユースオリンピック大会ではますます青少年への教育が重要であり、若者を指導する立場として影響力のある指導者がより一層しっかりしないといけないということなのでしょうか。

さて、12のチャプターが進行し最後にメインイベントの聖火点灯。この聖火は、7月にギリシャのオリンピアで採火された後、ベルリン、ダカール(セネガル)、メキシコシティ、オークランド(ニュージーランド)、ソウルを巡ってきました。実は、今回の聖火リレーは人々によるリレー形式ではなく、チャーター機で各都市に運ばれそれぞれの都市で歓迎の式典が催されたのみ。これは、2008年の北京オリンピック大会の際に聖火リレーの最中にたびたび妨害を受けたために、IOCは以降の聖火リレーについて国際ルートを廃止し、開催国限定のルートに変更を打ち出しているので実質これが最後の世界を巡る聖火リレーになってしまうのかもしれない。いよいよ会場の盛り上がりもピークを迎え、聖火が点灯され開会式の幕を閉じました。




第1回ユースオリンピック競技大会(YOG)2010シンガポールへ

2010-08-14 | JOA (オリンピック関連)
2010年8月14日から26日までの13日間、シンガポールで第1回ユースオリンピック競技大会(Youth Olympic Games:YOG)が開催されています。YOGは、14歳~18歳までのアスリートが参加する若い世代を対象としたオリンピック大会です。
 
このYOGは、2007年7月にグアテマラシティで開かれた国際オリンピック委員会(IOC)総会においてジャック・ロゲ会長によって提唱され、創設が認められました。IOCの新たな試みの背景には、若者のスポーツ離れに危機感を募らせていることや、勝利至上主義やドーピングのまん延、大会の肥大化など、現在のオリンピック大会が抱える諸問題に対して歯止めをかけるべく、スポーツと文化、教育を統合するイベントとしてオリンピック精神の原点回帰を目指したものであると言われています。

注目すべきは、競技だけの単純なスポーツイベントではなく、文化・教育プログラム(Culture and Education Program:CEP)が導入されている点。選手たちは基本的に大会の開幕から閉幕まで選手村に滞在し、競技以外にCEPへ参加するよう求められています。選手に各種のCEPへ参加、体験させることで、国際的な文化交流を通して人間形成を促すというように、勝敗よりも選手への教育や交流に重きを置いています。

今回は、競技ではなく主に、CEPの調査やシンガポールユースオリンピック組織委員会(SYOGOC)のブリーフィングでYOGの開催決定からの今日までの準備について包括的なプレゼンテーションを受けること、さらに長野オリンピック大会のときに話題となった「一校一国運動」のような、姉妹校交流プログラムを実施している学校を視察する機会があり、今回初めて開催された若者対象のオリンピック大会について教育的な側面の調査をすべく半年ぶりにまたシンガポールへ。



開会式前日の8月13日には、開会式会場からほど近いマリーナ湾のウォーターフロント・プロムナードで植樹セレモニーが催されました。セレモニーでは、各国のNOCと姉妹校プログラムを行ったシンガポールの学校の児童・生徒らが参加し植樹。ちなみに、各々の木には子どもたちが制作したその国をイメージするユニークなプレートが飾られていました。



早速、現地の学校の先生Kimと再会、植樹の場所に連れて行ってもらいました。日本のプレート前でパチリ。首都大の舛本先生と。