小野純子 ♪ 山の音楽室より


大津市比叡平の小さな音楽の部屋は
音たちが集まる不思議な部屋です。
音楽室の様子をお知らせします。

ピアノの発表会をしました。

2011-09-08 10:59:42 | 日記
8月21日、日曜日夕、
京都・北白川の関西セミナーハウスでピアノの発表会をしました。

両サイドガラス張りの緑のなかのホールは
居心地がいいです。
音楽の空気が流れています。

8人のピアニストたちは、それぞれ、ほんとうによく奏でました。
小さい頃音楽に親しむことができることは、ほんとうにしあわせだと思います。

思い返せば、わたしもバイエルから始まって、ブルグミュラー、ABC、ソナチネ、ツェルニー、
シューマンユーゲントアルバムやチャイコフスキー子どものためのアルバム…
たくさんの曲を教わりました。

そして、昨日の夜、「すなおな心」というちいさな曲を思い出しました。

小さいときから心からはなれたことがなかったピアノですが、
ピアノを続けていて、いつのまにか「すなおな心」を
忘れてしまっていたのかもしれません。

きのうの夜、そのことに気がつきました。

ピアノを弾くよろこび
ピアノを聴かせてあげるよろこび

すなおな心を取り戻したいと思いました。

きのうは、南嵜久美子さんの記念日でした。
「アイアイハウス」というところで出会ったすてきな方です。
久美ちゃんはすばらしいピアニストでした。
ほんとうにすばらしいピアノを聴かせてくださいました。

そして、わたしにこんな詩もくださいました。


♪ピアノ

  すきとおるような
  透明でやさしい音

  あかるくて
  やわらかい音

  ピアノはいつも
  弾いてくれる人の心の中を
  聞かせてくれる

  しあわせで満たされた気持ち

  いつまでも
  聴いていたい



♪水のように流れる音

  いつもわたしの心を包んでくれた
  愛と
  やさしさと
  しあわせをつめている箱

  それはピアノ
 
  指でふれると
  やさしい音が流れる

  水のような流れる音

  すべての指を動かして
  心も体も
  水の世界のなかに
  とけてしまいたい

  心に一滴のしずくを
  響かせてくれる


♪小さな小さな愛のメロディー


  ありがとう
  わたしが悲しんでいる時に
  あなたはいつも
  歌をうたってくれた

  さびしい時も
  心が傷ついた時も
  うれしくてたまらない時も
  しあわせな時も
  あなたはいつも
  歌ってくれた
  美しい声で愛の歌を

  わたしはいつしか
  あなたの世界に入り込み
  本当のしあわせを
  見つけることができた

  白い鍵盤に指をのせると
  あなたはやさしく歌い始める
  そしてわたしは初めて
  素直になれた


たくさんのことのなかで、どこかへ行きかけていた素直な心が
秋風とともに戻ってきてくれますように。

こどものころに出会ったかけがえのないものは
ずっとずっと、一生、守り続けてくれていることを思います。

久美ちゃん、いい詩をたくさん、ほんとうにありがとう。
またピアノを弾いていきますね。

楽しい音楽も弾きます。
ベートーヴェンのソナタやシューベルトのソナタも弾きます。
ピアノはほんとうにいいです。

教えてあげられるよろこび
弾いてあげられるよろこびを大切に。

秋風、すてきな音楽を運んできてね。










コメント
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