かの ≪忍者店主≫ が、
“ワンタン軒”と “なばり”を軌道に乗せて後、
現在、取り組み中の店と聞く。
期待をもって、初訪。
さわやかな初夏、夕暮れどきの店内。
壁には、レトロな映画ポスター。
飾り気のない昭和の香り。懐かしき開放感。
そして、ここにも <忍者>のサイン。
夜の部、開店早々で、既に先客数名。
後からも、若者、家族連れ、と来店者が続々。
既に人気店の様相だ。 さすが<忍者>。
『ねぎ忍者』 をデフォで。
小さめ&浅めの、コンパクトな印象の丼。
その上で、溢れんばかりの勢いが展開する。
どっしりと重厚な、とんこつ醤油スープ。
どこか味噌の風味を感じるのは気のせいか。
やや暴れた感じで未完成さが漂うものの、
これぞ荒削り、ザ・ワイルド。
忍者の掟 “自家製麺機” は店の奥に鎮座。
そこから繰り出される、出来たてストレート。
真新しい小麦の香りと、ズシリとくる食感。
忍者店ならではの麺である。
丼上に溢れんばかりの、迫力ある具材各種。
メニュー名に冠するネギは、白と青。
そして、忍者店ならではのチャー。
濃厚な味付けの味玉 等、力強い存在感。
◆完全オリジナルの荒削りな硬派系
◆コンパクトな重厚感
といったところが簡潔な印象。
惜しむらくは、やや “雑味”が立ち過ぎの感。
ただ、この “味の濁り”も、
ワイルドな魅力と表裏一体だろうから、
軽々には言えないけれども、
更に練られれば、と思えてならぬ。
これは<忍者3店>に共通した印象でもある。
(懐かしき昭和的開放感)
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