昨日の朝、せつない知らせがあった
このビルの元管理人さん夫妻の奥様が亡くなられたとのこと。
えええっ?ついこの前まで、お元気で一階のフロアの掃除をされていたのに…
最近、体調を崩して入院されたとは聞いていたけど
亡くなってしまわれるほど悪い具合なんて思ってなくて
お見舞いに行こうか?と話していたのに結局行かず仕舞い(後悔…)
お見舞いに行っておけば良かった、会ってお声かけしてれば良かった
なんだかとっても悲しいな
高齢のため、この春で管理人を辞退されたAさんご夫妻は、
温かくなったら他県の息子さんとの同居が決まっていたのに
奥様が入院され、引っ越しが延びていたようだった
きっと息子さんもがっかりされた事だろう
元銀行マンだという几帳面なご主人と
朗らかな奥様
私達をみかけると
「お嬢さん達は、夜遅くまでお仕事がんばってらっしゃって
えらいですね~!」
(いやいや…お嬢さんと呼ばれる年ではありませんが…)
さらに…
「きれいなお嬢さん方が出入りされてるいますね。どんなお仕事なんですか?」
(あのぉ~間違っていませんか…?)
なぁんて、優しい言葉をかけてくださるものだから
嬉しくなって
お中元やお歳暮でもらったお菓子や果物をおすそ分けしていた
結婚式のあと、お菓子と写真を持って結婚の報告をしに行ったら
「まぁまぁ!!良かったですねぇ。女優さんみたいにきれい~」と
涙を流して喜んでいただいた事が忘れられない
去年倒れて車イス生活になったご主人がデイケアに通われるようになり、
お見送りする奥様がと私達の出勤時間時間が重なるため
車イスの片付けを手伝いながら、よく言葉を交わした。
奥様は私達の顔を見ると、時々愚痴をこぼされることも…
「もう、長いこと管理人をやってるから何処にも出かけられないんですよ
いつかは主人と旅行でもって思ったりするけれど、あんな性格でしょ?
責任感が強くて家を空けられんっていうから、辛ろうございますと。」と…。
(旅のお土産を喜んでくださる反面、奥様はうらやましいと仰ってたっけ)
どうしても最期のお別れをしたくて、夕べお通夜に行ってきた
雑居ビルの管理人と入居者という立場だったのに、
それ以上の親戚のような気分
ご主人は私達を見るなり、少し驚かれて深々と頭を下げられた
「あそこに休んどります…見てやってください」
奥様は安らかで若返ったようねお顔立ちだった
心の中で「ゆっくり旅行に出かけてくださいね」と声をかけた
人との別れは、血の濃さや付き合いの長さに比例するわけじゃないんだとしみじみ思う
斎場のタテ看板で奥様の「◯◯子」というお名前を見た時、
不思議とその名前に見覚えがあった
昔々遠い日、どこかでご縁があったのかもしれない
今日の朝は風が涼しくて、すっかり秋の気配
ビルのフロアが寂しい
また涙がこぼれそうになった
けっこうダメージを受けちゃってる私です
ということで♪
告白…
去年の秋、私が作った栗の渋皮煮のお礼に
奥様が買ってくださった“らっきょ漬”
会社の冷蔵庫の奥にまだ眠っています…(お漬け物が食べれない私)
ごめんなさい
このビルの元管理人さん夫妻の奥様が亡くなられたとのこと。
えええっ?ついこの前まで、お元気で一階のフロアの掃除をされていたのに…
最近、体調を崩して入院されたとは聞いていたけど
亡くなってしまわれるほど悪い具合なんて思ってなくて
お見舞いに行こうか?と話していたのに結局行かず仕舞い(後悔…)
お見舞いに行っておけば良かった、会ってお声かけしてれば良かった
なんだかとっても悲しいな
高齢のため、この春で管理人を辞退されたAさんご夫妻は、
温かくなったら他県の息子さんとの同居が決まっていたのに
奥様が入院され、引っ越しが延びていたようだった
きっと息子さんもがっかりされた事だろう
元銀行マンだという几帳面なご主人と
朗らかな奥様
私達をみかけると
「お嬢さん達は、夜遅くまでお仕事がんばってらっしゃって
えらいですね~!」
(いやいや…お嬢さんと呼ばれる年ではありませんが…)
さらに…
「きれいなお嬢さん方が出入りされてるいますね。どんなお仕事なんですか?」
(あのぉ~間違っていませんか…?)
なぁんて、優しい言葉をかけてくださるものだから
嬉しくなって
お中元やお歳暮でもらったお菓子や果物をおすそ分けしていた
結婚式のあと、お菓子と写真を持って結婚の報告をしに行ったら
「まぁまぁ!!良かったですねぇ。女優さんみたいにきれい~」と
涙を流して喜んでいただいた事が忘れられない
去年倒れて車イス生活になったご主人がデイケアに通われるようになり、
お見送りする奥様がと私達の出勤時間時間が重なるため
車イスの片付けを手伝いながら、よく言葉を交わした。
奥様は私達の顔を見ると、時々愚痴をこぼされることも…
「もう、長いこと管理人をやってるから何処にも出かけられないんですよ
いつかは主人と旅行でもって思ったりするけれど、あんな性格でしょ?
責任感が強くて家を空けられんっていうから、辛ろうございますと。」と…。
(旅のお土産を喜んでくださる反面、奥様はうらやましいと仰ってたっけ)
どうしても最期のお別れをしたくて、夕べお通夜に行ってきた
雑居ビルの管理人と入居者という立場だったのに、
それ以上の親戚のような気分
ご主人は私達を見るなり、少し驚かれて深々と頭を下げられた
「あそこに休んどります…見てやってください」
奥様は安らかで若返ったようねお顔立ちだった
心の中で「ゆっくり旅行に出かけてくださいね」と声をかけた
人との別れは、血の濃さや付き合いの長さに比例するわけじゃないんだとしみじみ思う
斎場のタテ看板で奥様の「◯◯子」というお名前を見た時、
不思議とその名前に見覚えがあった
昔々遠い日、どこかでご縁があったのかもしれない
今日の朝は風が涼しくて、すっかり秋の気配
ビルのフロアが寂しい
また涙がこぼれそうになった
けっこうダメージを受けちゃってる私です
ということで♪
告白…
去年の秋、私が作った栗の渋皮煮のお礼に
奥様が買ってくださった“らっきょ漬”
会社の冷蔵庫の奥にまだ眠っています…(お漬け物が食べれない私)
ごめんなさい