能楽塾発表会(西王母 神舞 羽衣)

２７年の秋にお話をもらって１年３ヶ月

ついに本番







大きな失敗もなく勤め終えました。

おわたぁぁ～(о´∀`о)

舞囃子の西王母と素囃子の神舞はリハーサルよりも緊張することなく
とは言っても、気持ちはキュっとしまっていたので気持ちよい緊張感で演奏が楽しめました。
この調子なら能もそんなに緊張しないかな♪なんて、MKさんと談笑しながら出番まで気楽にいました。

が

鏡の間に入っておシテに挨拶をした途端に、ぐわわあー！っと心臓に圧力が。

おシテの頭には天冠と、もちろん装束を身につけ、、、

そうや、、、そうやん、、、能 やんか、、、

お調べから緊張マックス。
やっぱそう甘くはない。
久々に安定剤飲んできた方が良かったかもと後悔が過ぎりました。






























座に着いても緊張感は治らず、口カラカラ。
なもんで、ヒシギもカラカラのカスカス～(^◇^;)
振り絞ってやっとでた短いヒー！が悲しかった（笑）
そして一声はやはりツロ イヤまで吹けず、、、
ワキの姿見えた！と思ったら脇先に直ぐついちゃって。
リウ ローイで勝手にフェイドアウト（笑）緊張してたけどぶった切った終わり方しなかっただけ判断力は進歩だと思いたい(Ｔ▽Ｔ)
物着はもうちょっと気を張ってなんとか寸法通り吹きたい！と思いながらもダメならまたフェイドアウトすればいいと割と気持ちに余裕あり。
緊張しながらもせっかくだから気持ちよく吹こう！と思い切れたのは、やはり一度舞台を使ってリハーサルさせて貰えたお陰かも。
物着を待つ間も緊張で、久々に予期不安がくるかとヒヤヒヤしましたが、ないない！と振り払いました。
始まってしまえばこっちのもの、後は笛の音を綺麗に鳴らす事に集中。
すこーし最後が駆け足気味でしたが、ツロ イヤーまで吹き収められました。

一番心配だった序之舞もちゃんと入れました。
小鼓やっててほんと良かったです。
手を一緒に唱えながら、たぶん頷いて頭振ってたかも。
序の後のコミで太鼓を聞き逃し少し引っ張りすぎてしまいましたが小鼓の先生が救いの手をいれてくださり少しの遅れでなんとか戻ってこれました。

アシライもトメものびのびと丁寧に吹けました。
残念なのはやっぱりヒシギがカスカスだったこと(￣▽￣)

退場するときにいつものように切戸から帰ろうとして先生があっちあっち！
ちょっと あたふたして かっちょ悪～でした（笑）






今回もミ子が最後の羽衣だけ間に合うように来てくれて動画を撮っていてくれました。

見てみて自分なりに満足の出来

稚拙なりにも、丁寧に一所懸命に気持ちを込めて吹いてるのが伝わるよ〜よく頑張った！

と、１０時間前の自分を褒めてあげました（笑）

能楽塾の今の大人塾の発端になったのはたぶん私たちです。
１０年前にミ子をダシ（笑）付き添いのような顔をして潜入し、私も子供達と一緒に習わせて下さい！と師匠に直談判したのを覚えてます。
能管には萬ヲタの時から興味があり、実は自分が習いたくてミ子をそそのかし連れて行ったと言っても過言ではないっす（悪いやっちゃ笑）
でもそこで小鼓の相方とも出会えました。
当時は子供も大人もまだ塾生は少なかったです。
でも今の塾は勢いが凄い！
午前中に謡と仕舞の発表、午後から囃子の部。
子供も大人もたくさんの方々が参加されてました。
塾生の数も多いけど熱意も素晴らしいです。
これも先生方のご尽力のお陰ですね！お忙しい中での活動に感謝します。
そうでなければ、私もこのような素晴らしい体験 出来ません。

そのときに習っていた先生方ももちろんまだいらっしゃってて
上手くなったね〜頑張ってこれからも続けてね！って、嬉しいお言葉もいただきました。
舞台前の鏡の間では頑張ってね！と励ましも。
今日はいままで感じたアウェイ感があまりありませんでした。
先日のブログに書いたように気持ちの整理がついたからでしょう。
それにリハーサルさせてもらい多少 本番への不安感が薄らいだからかな？





今回の舞台ではいろんなことに気付けたし、これからの稽古に対する気持ちも変わりました。
笛との相性もいままでより良くなった気がします。

何より誠意を尽くした舞台になっていまは清々しい気持ち。
あんなに辛かった本番前をもう忘れ、今は楽しかったなぁ〜って思いだけ。単純やなぁ（笑）

短縮形とは言え、能なんてもう二度とやらせてもらえる機会はないと思います。
良い経験をさせて頂き、今は感謝ばかりです。






















漁夫の釣り竿













































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