パララン山脈の向こう

思い出せないくらい昔 私はパララン山脈の向こうに生えていた草だったんだ

第四幕 18. 小さい夜見つけた

2017-09-09 14:12:55 | パラ山
道草が長すぎたせいで 暮れ泥む空が 夜を待ちわびる唄を歌いだす。

薄紅の羽根広げ
夜を飛ぶ鳥 何の鳥
蒼い嘴 鳴く声響き
夜を泣く鳥 何の鳥

そろそろ掌産石村の灯りが見えるだろうか。

ああ腹へった。



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