ガサラキ

ガサラキ

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日本のアニメには、確実に裏街道がある。
高橋良輔は、その裏街道の正統派でしょう。
ボトムズ以降の作品で、かなり異色なのが、このガサラキ。

中世の失われた生体兵器を、現代に復活させて
クーデターやら、自分の支配権の強化に使おう
という輩と、結局、その一族と袂も分かち
戦うパイロットの話。

最後の結末も、ちょっと説明がたらずって感じで
もうちょっと消化しておきたいところだった。

能・戦国時代の和風テイストに加えて
自衛隊・米軍までストレートに登場させた最初のアニメ。

割と、政治的な展開を主軸においていて非常に地味だ。
やたらロボが出てバトルする、という設定ではないので
連続で見ていないと、さっぱりわからなくなり、したがって
公表当時も数字は取れなかったと思う。

手駒は十分なんだが、説明不十分で終了している
という印象は否めない。

ただ、能を利用した有機的ロボットっちゅうのは
アイデアとしては、よかった。
若干、雰囲気負けのところはあるが、微妙に評価が高い。