文部科学省は2008年7月14日、中学校の新学習指導要領(12年度完全実施)の解説書を公表したが、その中の社会編の解説書で竹島の領土問題に初めて触れ、
「我が国と韓国の間に竹島をめぐって主張に相違がある」
という記載がされているということです。
文科省は当初「我が国の固有の領土」と明記する方針だったところ、韓国の反発を受けたために、政府内で調整し、結局、直接的に領有を示す表現を避けたということです。しかしながら、現場での子どもへの指導に当たっては、日本の主張に基づいて指導することも求めているということです。
今回のこの解説書について教育の観点から見るときに
① それを書いて指導をすることの意図はどこにあるのか
② どのように竹島のことを説明するのか
が気になります。
現場では、まず、日本の主張(=日本の固有の領土で韓国が不法占拠している)の結論だけを覚えさせるという教育は、絶対にやめてほしいです。なぜなら、韓国との間に偏見と摩擦を生じさせ、子どもに韓国の嫌なイメージだけを押しつけることになるからです。日本の領土を不法占拠者韓国から取り戻さなければいけない、という争いと反目する気持ちだけを植え付けるからです。
まず、竹島の歴史について教えてください。
竹島をめぐって、いつ頃からどのような歴史的な流れがあったのか。これを中立的な研究にしたがって教えてほしいと思います。
どちらの言い分が正しいのかは、子どもに考えさせることが必要だと思います。
そして、国と国との間で領土について、その所有をめぐって争うことは過去の歴史の中で繰り返し行われてきたことです。それが戦争の原因にもなってきました。
双方がその利益を求めて領土に関して紛争を起こそうとするとき、それをどう解決していくことがいいのか、その様なテーマでの学習教材にしてもらえるなら、国際紛争の原因と解決方法を考える極めて重要な機会になると思います。
「竹島は日本の領土です」を復唱させ、体にしみこませる、という教育だけはやめなければならないと思います。それでは何も考えることができないし、それこそが、敵を作り争いをつくる教育になります。
それよりも、起こりがちな争いの種をどう解決するか、どのように対話をしたら戦争のような不毛なことに巻き込まれないようにするか。
そのことを考えるには、とても意義のある教材だろうと思います。
文科省には、この解説書への記載の運用の仕方をあらため、その運用の成果~子どもたちがどのように紛争の解決を図ろうとするか~を検証して行くようにしてほしいものです。
参考:
学習指導要領解説書とは・・・
おおむね10年に1度行われる学習指導要領改定に合わせ、指導要領の記述の解釈などを補足し、教育委員会や教師の理解を助けるため、小中高の各教科ごとに作成されるもの。
法的拘束力はないが、教科書会社は教科書編集の指針としていることから、現場の指導にも一定の影響がある。
「我が国と韓国の間に竹島をめぐって主張に相違がある」
という記載がされているということです。
文科省は当初「我が国の固有の領土」と明記する方針だったところ、韓国の反発を受けたために、政府内で調整し、結局、直接的に領有を示す表現を避けたということです。しかしながら、現場での子どもへの指導に当たっては、日本の主張に基づいて指導することも求めているということです。
今回のこの解説書について教育の観点から見るときに
① それを書いて指導をすることの意図はどこにあるのか
② どのように竹島のことを説明するのか
が気になります。
現場では、まず、日本の主張(=日本の固有の領土で韓国が不法占拠している)の結論だけを覚えさせるという教育は、絶対にやめてほしいです。なぜなら、韓国との間に偏見と摩擦を生じさせ、子どもに韓国の嫌なイメージだけを押しつけることになるからです。日本の領土を不法占拠者韓国から取り戻さなければいけない、という争いと反目する気持ちだけを植え付けるからです。
まず、竹島の歴史について教えてください。
竹島をめぐって、いつ頃からどのような歴史的な流れがあったのか。これを中立的な研究にしたがって教えてほしいと思います。
どちらの言い分が正しいのかは、子どもに考えさせることが必要だと思います。
そして、国と国との間で領土について、その所有をめぐって争うことは過去の歴史の中で繰り返し行われてきたことです。それが戦争の原因にもなってきました。
双方がその利益を求めて領土に関して紛争を起こそうとするとき、それをどう解決していくことがいいのか、その様なテーマでの学習教材にしてもらえるなら、国際紛争の原因と解決方法を考える極めて重要な機会になると思います。
「竹島は日本の領土です」を復唱させ、体にしみこませる、という教育だけはやめなければならないと思います。それでは何も考えることができないし、それこそが、敵を作り争いをつくる教育になります。
それよりも、起こりがちな争いの種をどう解決するか、どのように対話をしたら戦争のような不毛なことに巻き込まれないようにするか。
そのことを考えるには、とても意義のある教材だろうと思います。
文科省には、この解説書への記載の運用の仕方をあらため、その運用の成果~子どもたちがどのように紛争の解決を図ろうとするか~を検証して行くようにしてほしいものです。
参考:
学習指導要領解説書とは・・・
おおむね10年に1度行われる学習指導要領改定に合わせ、指導要領の記述の解釈などを補足し、教育委員会や教師の理解を助けるため、小中高の各教科ごとに作成されるもの。
法的拘束力はないが、教科書会社は教科書編集の指針としていることから、現場の指導にも一定の影響がある。
>現場では、まず、日本の主張(=日本の固有の領土で韓国が不法占拠している)の結論だけを覚えさせるという教育は、絶対にやめてほしいです。
朝鮮ではそんな教育をしていますが、何か?
>韓国との間に偏見と摩擦を生じさせ
へぇ?ブログ主さんにとって、竹島を南朝鮮が不法占拠しているという認識は「偏見」なんですね。
>竹島をめぐって、いつ頃からどのような歴史的な流れがあったのか。これを中立的な研究にしたがって教えてほしいと思います。
朝鮮ではそんな教育はしてませんが、何か?
>国際紛争の原因と解決方法を考える極めて重要な機会になると思います。
日本側が、当初より、国際司法裁判所に提訴を提案しているにも拘らず、韓国側が領土問題は存在しないとして、議論にさえ応じない、日韓基本条約で紛争処理事項とするとしてあるにもかかわらず無視している、という歴史的事実はスルーですかそうですか。
南朝鮮が竹島を侵略した時期に、何人の日本の無辜の漁民が虐殺されたか知らないの?
拉致された日本の無辜の漁民の解放と引き替えに、常習的犯罪者あるいは重大犯罪者として収監されていた在日朝鮮人の放免と在留特別許可を要求した事実を知らないの?
たしか、以前、ブログ主さんは「侵略に対して非暴力で抵抗する」なんて豪語してましたが、竹島について何をしてきたの?
憲法9条が存在する限り、日本を侵略する国家は存在しないし、侵略とは認識するつもりもないので、抵抗なんかしないってことですかね?
同意します。
韓国では、韓国の主張(=韓国の固有の領土で日本が侵略しようとしている)の結論だけを覚えさせるという教育をしていて、日本との間に偏見と摩擦を生じさせ、子どもに日本の嫌なイメージだけを押しつけることをしています。韓国の領土を侵略者日本から守らなければいけない、という争いと反目する気持ちだけを植え付けていますから、同じ事をしていては何の解決にもなりません。
>起こりがちな争いの種をどう解決するか、どのように対話をしたら戦争のような不毛なことに巻き込まれないようにするか。
軍事力により不法に占拠され、多くの国民が拉致・殺害され、こちらから抗議してもなしのつぶて。国際司法の場に任せよう、話し合いで解決しようと呼び掛けても、向こうは応ずる気配もない。本当にどのような対話をすれば良いのでしょう。まさしくこれは難問です。
>この解説書への記載の運用の仕方をあらため、その運用の成果~子どもたちがどのように紛争の解決を図ろうとするか~を検証して行くように
はっきり「竹島は日本固有の領土であり、韓国に不法占拠されている」とはっきり書いておかないと、対話を続けていく気力も無くなってしまうでしょうね。暴力的な相手には下手に出るに限るとか、逆に暴力で相手を威圧すれば勝ちなんだとか子どもたちが思ってしまっては困ります。
しかし、50数年間ぶち放っておいて、今頃急にナニが言いたいねん、って思う。
フクダは官僚の操り人形だから、外務官僚の言いなりで今回の騒動になったのでしょうねぇ。
でも、いい機会です。
文部科学省は、日本のお子さんにキチンと竹島の歴史を教えて下さい。竹島の歴史を学ぶことは日韓の歴史を学ぶことです。シッカリと日韓の歴史を学べる環境を文部科学省にも害務省にも作って頂きましょうよ!
フクダ、ここに来て一段と右傾化してきたと思いませんか?
早い事「政権交代」しないとエライ事になると危惧します、・・・・・。
>50数年間ぶち放っておいて、今頃急にナニが言いたいねん
不法占拠をされて以来というもの、日本は事あるごとに韓国に働きかけをしてきたわけですが、それがほとんど知られていないというのは、マスコミの怠慢以外の何物でもないですね。マスコミには昔から「近隣諸国条項」もどきがあったそうですし。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/takeshima/gaiyo.html#02
9.韓国による竹島占拠
10.国際司法裁判所への提訴の提案
>外務官僚の言いなりで今回の騒動になったのでしょうねぇ。
はて、仕事をしたくない外務省は「竹島のことを書くのはやめて」と言ってたはずですが。
>文部科学省は、日本のお子さんにキチンと竹島の歴史を教えて下さい。竹島の歴史を学ぶことは日韓の歴史を学ぶことです。シッカリと日韓の歴史を学べる環境を文部科学省にも害務省にも作って頂きましょうよ!
本当にそうですね。
昔は「日本は半島のインフラを整備し、生活水準を向上させました」とか教えると、コワイおじさんおばさんに怒鳴り込まれたものです。地域によって差があるようですが、今はそんなことも少なくなりました。
やめてください
子どもを巻き込んで宣伝することが有効とは思えません。韓国側でもやっているのかもしれませんが、子ども達に対立感情を教えても、将来の両国のためにはならないでしょう。
PS 最近、役所の文書規定が変わって「子ども」と書くべきとされたのが「子供」に変わったらしいです。まだ未確認ですが、、、。そんなことに何の意味があるのでしょう。最初に変換されたままにしておきました。
>学問的にお互いに納得のいく所に落ち着かせるように
2002年から日韓歴史共同研究が始まっていて、05年に第一次報告が出ています。結局は両論併記で落ち着いたようです。
http://www.jkcf.or.jp/history/
そもそも学者先生にとって自分の学説が覆されることは学者生命の危機ですし、韓国の学者先生にとってはそれ以上。少しでも日本に譲ったと見なされれば、社会的生命どころかリアル生命の危機。「お互いに納得のいく」事はほぼ不可能と思われます。
>子どもを巻き込んで宣伝することが有効とは思えません。
有効ですよ。現に日本では竹島に対する関心が低い。今日のテレビでも、ある俳優が「竹島を譲ってやったら?」と提案していました。
学校というところは、物の道理を教えないところであるならば、その通りかも知れませんが。黙っていれば、大人になっても分からないままです。
竹島問題について、まずこの問題が何故発生したかの発端から教えなければならないでしょう。1952年、当時の李承晩政権が、韓国軍を竹島に侵攻させ、これを占領したからです。当時、竹島を実効支配していたのは日本でした。現に、海上保安官が常駐し、島を警備していました。そこに、韓国は武力行使して、島を奪取したのですから、これは国際法上の「侵略」に当たります。韓国にいかに主張があろうと、このように国際紛争を武力で解決することは、国際法上決して許されないことです。それとも、韓国は侵略を行っても良いということなのでしょうか。
韓国は、国際社会の一員として決して許されないことをしました。これは、国際社会の一員たる日本の国民を育てる学校において、絶対に教えなければならないことではないでしょうか。
竹島問題は、日本の国会の政党間の問題ではありませんが、専門学者の間でさえまとまらないようなことを、学校で一方の側を教えろというのです。
前の学習指導要領では、理科の指導書に、ほとんどが科学者が認めないトンデモ学説が持ち込まれました。
学習指導要領は、その名前の通り、学習の指導の要領を示せばいいのであって、何が正しいのかを示すのは、行きすぎだと思います。