出前授業

まさかの降雪20cmでどうなるかと思ったＴ中での授業ですが、
先生のご尽力により、無事２日間務めることができました～。



今年度は、「さくらさくら」のアレンジに生徒が取り組むということで、
例として野村祐子作『さくら幻想』と宮城道雄作『さくら変奏曲』を抜粋して演奏しました。
次にアレンジに使えるようにスクイ爪やら合わせ爪やらの奏法について説明。
同じ奏法でも爪の当て方や弾く位置を変えると音色が変わるんだよ、なんてことも実演を交えてお話しました。
最後は鑑賞で吉沢検校『千鳥の曲』と沢井忠夫『鳥のように』を。
『千鳥』は手事だけではなく、前唄も少し歌って古典の雰囲気を感じてもらいました。
『鳥のように』はうって変わって烈しめの現代曲ですから、
「同じ『鳥』でもずいぶん違いますね～」と音楽担当のＡ先生がおっしゃっていました。

１コマという短い時間でしたが、箏ってこんな世界を持っているんだということを知ってもらえたかな。

Ｔ中での出前授業はこれで４年目ですが、年度やクラスにより、雰囲気や反応が違うのが面白いです。今年はどのクラスも明るくて、でもちゃんと真面目に聞いてくれました。
知っている顔も多く、制服姿もだいぶ板についてきた子たちを見てなんだか嬉しかったな。
昨日は給食もいただきました(^^)/　ごちそうさまです。

来年も、是非。