おひるね茶家だより

おひるね茶家は終わっちゃいましたが、もうしばらく「たより」は続けたいと思います。
どうぞおつきあいください。

東京あれこれ

2017-11-16 17:08:53 | Weblog
前回お話ししたように日曜日から東京に行ってきました。

日仏会館での、パリ時代の辻邦生にかかわる展示や、保刈先生のプルーストと辻邦生に
関わる講演などが主な目的です。プルーストのお話しは、オジサンにはチンプンカンプ
ンではないかと心配していましたが、邦生がギリシャのパルテノンなどで得た文学的な
啓示とプルーストの同じような体験などわかりやすいお話で助かりました。

展示も、パリでのものよりもさらにしっかりとしたものになっていたようで、ゆっくり
見ることができました。ただ、邦生を「パリの隠者」とする表現には、少し抵抗があり
ます。別に隠れていたわけではなく、こよなくパリを愛し、パリに抱かれて、ゆっくり
じっくり、啓示の時を待つ姿を何と表現したらいいのでしょう。

その前後には、子どもたちや孫とご飯を食べたり、お店を歩いたり、これも楽しい時間
です。皆、元気でありがたいことと思います。

翌日は、かねてからの念願だった川越の古い街を訪ねました。娘のガイドでオタオタせ
ずにすみました。

ところが、なんといきなり東武線が事故で不通、池袋の駅ビルで時間つぶしに、「ふく
ろう」というブックカフェに入りました。ゆっくりくつろげる素敵なお店です。お店の
本のチョイスもいい感じ、お値段もリーズナブルです。土日はすごいお客さまだそうで
す。さもありなんです。電車が止まったおかげでいいところに行けました。
ほぼ1時間後運転再開。

川越に着くのが遅れたので、お腹はペコペコ、さっそくうなぎ屋さんへ。街の人に聞い
て、「いちのや」というお店。大きな有名店のようですね。待つこと40分、間違いな
くお客を見てから仕事をしているということでしょう。たれの味も焼き加減もいい感じ
です。もちろん、残念ながら、名古屋人には不満が残ります。なぜ、あんなにフニャフ
ニャに蒸すのでしょう?

古い土蔵などが連なる街筋はよく保存され、新しい建物も雰囲気を壊さないようによく
努力されているようです。

これはちょっとした横丁、表通りは人ばっかりなので・・・・・。

りそな銀行の建物も素敵ですね。


そして、オジサンが一番そそられたのが、この中華そば屋さん、黄門さまのレシピ再現
とありますが、とにかく食べたかったけれど。うなぎで満腹でした。
ネクストチャンスはないかな?


ナニと娘は、荒物屋さんで竹の買い物籠を見つけて大喜び。とてもお値打ちでびっくり
です。オジサンも桜の木のすりこ木を買いました。思いもかけないお店に巡りあうのも
楽しいですね。

今回は、お弁当を買って、早めの新幹線で帰りました。

翌日から、買い物や仕込みで大忙しですが、オジサンは元気です。