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ちいさいおうち
ばーじにあ・りー・ばーとん ぶんとえ
いしいももこ やく
岩崎書店
「ちいさいおうち」初版は1965年ですので、なつかしい～と思われるお母さん方もいらっしゃるでしょうか。
何世代ももつように丈夫に建てられた「ちいさいおうち」。自然の中で家族を見つめながら楽しく暮らしますが、時は流れ「ちいさいおうち」の周りはどんどん都会化してしまいます。やがて「ちいさいおうち」に住む人はいなくなり、自然はなくなり、季節も昼も夜もなくなり、おひさまが見えるのはお昼のいっときだけになってしまいました。「ちいさいおうち」は都会を好きにはなれませんでした。
そこへある日このおうちを建てた人のまごのまごのそのまたまごにあたる人が現れ、「ちいさいおうち」は引越しをすることになり、また自然の中で幸せに暮らせるようになりました
この本をパラパラ漫画のようにめくるといつも同じ位置におうちがあり、周りがどんどん都会化していくのです。そして最後に自然の中に戻り、にっこりした「ちいさいおうち」。踊るような絵が私は大好きです。
この本、子ども達に読み聞かせると「ふうん」というくらいの反応です。でも、これを10代で手にとって読み、20代で読み、親になって読んだらまた感じるところも変わってくるでしょう。絵本ってそういうところが素晴らしいと思います。私もこの「ちいさいおうち」をまごのまごのそのまたまごまで読み継ぐ大切な一冊にしたいと思います
今日読んだ本のリスト
1-1 もぐらくんのすてきなじかん
1-2 いぬおことわり
1-3 そらいろのたね／イカになあれ
2-1 あなぐまアパート
2-2 すてきな三にんぐみ
2-3 すいかのたね／がっこうへいこうぜ
2-4 ロボット・カミィ おみせやさんごっこのまき
3-1 おうさまのおひっこし
3-2 ガスこうじょうききいっぱつ
3-3 もりのかくれんぼ
3-4 きょうはハロウィン
4-1 いじわるなないしょオバケ
4-2 まないたにりょうりをあげないこと
4-3 とんでもない
4-4 ほしじいたけ ほしばあたけ
5-1 こうもりぼうやとハロウィン
5-2 365 まいにちペンギン
5-3 おさる日記
5-4 まゆとおに
6-1 いつもちこくのおとこのこ ジョン・パトリック・ノーマン・マクヘネシー
6-2 ３びきのかわいいオオカミ
6-3 １つぶのおこめ
お話し隊♪
