『治療計画書』には、患者さんの‘現在のお口の中の状況’から、診査・診断をつうじて、どんな方法が良いのか、その理由やその考え方等を判りやすく書くように心がけています。もちろん、その治療費の概算や明細・治療期間についても言及していますが、重要な事は、‘治療の考え方’だと思っています。
無論、治療費については、患者さんにとって重要なポイント(その医院で治療をうけるかどうか。あるいは、その医師に治療を任せるかどうか等)だと思いますが・・。
私が患者さんに提示する『治療計画書』では、撮影したレントゲンや診査した模型や資料から診断して、大きく3つからなっています。その一つ目は、お口の中のレントゲン・写真を添付して、治療すべき部位や状況についての説明を、まず簡単に記載しています。
その後に、二つ目として、患者さんにあった有効な治療方法をいくつか提示して、その中から最良と思われる方法について説明するようにしています。(他の方法についても記載しています)
この時に、その治療方法を選んだ理由をわかりやすく説明して書いています。
3つ目として、治療費の概算について、セラミックの種類やインプラントの骨移植等の治療費等を細かく記入しています。
そして最後には‘治療に当たっては医師・小川勝久・麻酔専門医・南波香織 矯正専門医・山田幸二 歯科衛生士・平野伊美・印南有加 歯科助手・斉藤亜祈子、歯科技工士・浅見晃朗、等万全の体制で当たります。何か問題が生じた場合には真摯に対応することをお約束致します’と書いています。
すべて患者さん一人ひとり状況や程度が異なるので、治療計画書を書くには、時間も掛かりますが、この治療計画書は、絶対に必要なものと考えています。
この治療計画書をメールや郵送で送って、質問やご不安等があれば、診療室で再度説明してご理解をえられるようにしてます。
ぜひ、患者さんには、安いとか早いとかだけでなく、きちんとした診査や診断の下の治療計画を提示する歯科医院を選んで頂きたいと思います。
PS 歯科医の先生へ
来年の2月・歯科医療専門誌に特集として私が『治療計画書の書き方』(仮題)を論文として提示する予定です。