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5月8日 INAX展示会 LOHASセミナーへ行って来ました。

2007-05-08 | イベントレポート
4月13日、INAXの新商品展示会のイベントとして開催されたセミナーを受講してきました。テーマは、近年すっかり知名度を増した「ロハス」です。
講演してくださったのは、株式会社イースクエア代表取締役社長ピーター D. ピーダーセンさん。実は2002年、日本で初めて“LOHAS”という言葉を用いた人だそうです。

さて、LOHASについて簡単におさらいしておくと、
LOHASとは、Lifestyles Of Health and Sustainability ~環境と人間の健康を最優先し、持続可能な社会の在り方を志向するライフスタイル~ の略語で、健康や環境問題に関心の高い人々のライフスタイルをいいます。

LOHAS層とされる人は、現在の日本人人口の25~30%、約25000万人が該当するとも言われています。講演によると、環境新聞にLOHASをテーマにした住宅LOHOUSについて、環境省・国土交通省・経済産業省の3省が、具体的な政策を検討し始めている。というようなお話もありました。
今後、ますますその知名度を増すスタイルとなるかも知れません。

さて、このLOHASという考え方が受け入れられた背景には、経済成長とも関係しています。イースクエアによる国民生活に関する世論調査によると、1979(昭和54)年の高度成長期をピークに今後の生活で重点をおきたいことが、「物の豊かさ」から「心の豊かさ」へ変化しました。

「安かろう・悪かろう」で物が売れる時代は終わった。

と、いうことは良く言われていますが、「健康に良い商品であれば」「環境にやさしい商品であれば」多少価格が高くても購入する人たちが増えてきているのが現状。生活のあらゆる場面に「コダワリ」を持つ人が増えてきたと理解できます。
但し、単純に健康や環境だけを求めているのではなく、LOHASの「S」を忘れてはいけません。

「S」Sustainability ~持続可能~

という部分がとても重要なのです。ただ、環境に配慮しただけではなく、それに伴ってランニングコストが軽減できるとか、オシャレだとか、デザインが優れているとか、そういった「プラスアルファ」の価値が重要です。

具体的には、INAXだと「eco6~エコシックス」がまさしく対象商品となるだろうし、車で考えるとトヨタの「プリウス」なんて良い例なのではないでしょうか。

「eco6」は、超節水型のトイレ。わずか6リットルでも汚れを残さずしっかり洗浄できるという環境面に配慮する一方、水道代が年間約12,000円、電気代も従来の年間使用電力約660円に比べて345円も節約。
私たちは、環境に配慮できるだけではなく、ランニングコストも削減できるというのですから、取り入れない理由はありません。

「プリウス」は、いまや世界的にも有名になったスーパーエコカー。
ハリウッドの俳優さん達も愛用していることから、益々その価値は上がっているのではないでしょうか。こちらも環境に配慮する一方で、スマートでオシャレな格好良いデザイン力が魅力です。

「心」の豊かさを重視し始めた私たちは、一つの商品に複数の価値を求めるようになりました。自分だけにメリットがあるのではなく、環境や地域など、自分をとりまくものや、自分以外の人たちにもメリットがもたらせるものを選択する。この、いわば「WIN-WIN」の関係にも通じる消費傾向が今後の市場の中心となる日も、そう遠くはないのかも知れません。

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